トラック運転手になって思い切りお金を稼ぎたい方もいますよね。しかし一方でトラック運転手には「やめとけ」の声も一部あります。
トラック運転手は確かにスキルや資格次第で高年収も狙える職業です。
ただ「やめとけ」とされる理由も知ると、メリット・デメリットの両方からトラック運転手になるか判断することができます。
そこで本記事では、トラック運転手はやめとけと言われる7つの理由から、仕事のメリット・向いている人の特徴まで解説していきます。
グッドポイント診断とは、リクナビNEXTが提供している診断サービスです。
- 自分の強みをかんたんに診断できる
- 応募時に「診断結果」を送付できる
- 自分に向いている仕事を探せる
18種類の中から、あなたの強みを5つ診断し、客観的に自身の強みを把握することができます。
自己分析に役立ち、診断結果を企業に送付もできるので、面接の話題に挙げることも可能です。
そのため、自分の強みに対して理解を深め、より向いている仕事を探すことができますよ。
\ かんたん3分で無料登録 /
トラック運転手とは
トラック運転手とは、主に顧客や企業の依頼に応じた荷物の荷積み・運搬・荷下ろしをする仕事です。
また荷物の梱包や伝票の作成も行います。所属する会社によって、引っ越し作業・宅配・商品のルート配送(コンビニやスーパーなど)に従事する場合も多いです。
なお運転するトラックの大きさによって、必要な免許や得られる収入も異なります。
特に大型トラックの運転手は一番重宝されている分、稼ぎ方次第では年収も1,000万円を超えることがある点も魅力です。
トラック運転手はやめとけと言われる7つの理由
トラック運転手は日本の物流を支える存在として需要は高い一方、「やめとけ」と言われることもよくあります。
「トラック運転手はやめとけ」と言われるとなぜなのか気になりますよね。主な理由が以下の7つです。
長時間労働だから
まずトラック運転手が基本的に長時間労働であることが挙げられます。
特に何百㎞もの長距離を移動する場合、荷物を積んで届けて帰ってくるまでかなりの時間拘束されがちです。
かなりの長距離を移動する場合、途中の休憩所に停めて仮眠を取ることもあります。
途中で休みを取っていても疲れが溜まる上に連日仕事する場合もあるため、なかなか疲労が取れません。
加えて勤務する時間帯が不規則な場合も多いです。生活リズムが狂って体を壊すリスクさえあるため、「やめとけ」と言われることもよくあります。
肉体労働が多いから
またトラック運転手は肉体労働が多い職業です。
出発前の荷積みの際、原則としてトラックの荷台に極力載せられるだけの荷物を積みます。
ただ荷積みの作業もフォークリフトを使えればまだ良いものの、小型のトラックの場合は手作業で積むケースが多いです。
行き来しながら荷物を載せなければいけないため、季節や積載量によっては大きな負担を強いられます。
到着地でも場合によっては手作業で荷物を降ろさなければなりません。
手伝ってくれる人がいるケースもあるものの、移動で疲れている中で降ろす作業はよりきつく感じます。
給料が見合わないから
給料が見合わない点もトラック運転手が「やめとけ」と言われる原因です。
賃金構造基本統計調査によると、トラック運転手の平均年収は大型トラック運転手の場合で約463万円、大型以外の運転手で約430万円となっています。
日本の給与所得者の平均年収が約443万円であるため、小型や中型のトラック運転手の場合は平均を下回る計算です。
長時間労働や肉体労働に従事しているにもかかわらず、給料が見合わないためにネガティブな意見もあります。
業界全体のイメージが悪いから
業界全体のイメージの悪さも「やめとけ」の理由の1つです。
トラック運転手には今でも「ガラが悪い」「運転マナーが悪い」といった嫌なイメージも残っています。
残念ながら道路にゴミや吸殻を捨てたり、荒い運転をしたりするトラックドライバーがいるのも事実です。
実際ガラが悪くてマナーを守れない人は全体の少数ですが、悪いところが目立ってネガティブなイメージに繋がっています。
ブラック企業が存在するから
トラック業界にもブラック企業が一定数存在することも理由の1つです。
トラック業界の場合、給料が極端に安かったりみなし残業(固定残業代による労働)が残っていたりする運送会社も存在します。
ひどい場合は運転手の社会保険が未加入だったり、車両自体が古かったりするケースまであるほどです。
大手の運送会社であればかなり改善されているものの、小規模の会社にはブラック要素が残っていて不安の元になっています。
事故を起こすと不利益ばかり被るから
トラック運転手はトラックを使って荷物を運ぶ以上、安全第一を心掛けなければいけません。
しかし不幸にも事故を起こしてしまうと、様々な不利益を被ります。特に長時間の移動や運搬ほど事故のリスクが高いです。
事故に遭った際に運んでいた荷物が損傷した場合、運転手自身が弁償しなければならない場合もあります。
また交通マナーに違反していた場合、免許停止や免許取り消しの処分を受ける可能性もゼロではありません。
特に免許で処分を受けた場合、運転手としての仕事ができなくなります。
きつい研修を受講させられたり収入源を絶たれたりするリスクにも直面する点からも、「やめとけ」と言われがちです。
女性の場合は居心地の悪さを感じやすいから
最後に女性の場合は業界や職場などで居心地を感じやすい点もあります。近年では女性のトラック運転手も活躍しているものの、男性に比べてまだまだ少数です。
トラック業界は男社会であるため、女性であるという理由でいじめられたり嫌がらせを受けたりするケースもあります。
また移動中も長時間トイレに行けない場合が多いため、休憩所の場所に注意しなければいけません。
荷物の荷積みや荷下ろしの際も男性に比べて苦労することも多く、申し訳なさを感じることもよくあります。
女性がトラック運転手になるのであれば、ある程度の大変さを理解しておいた方が良いでしょう。
【現実】トラック運転手を辞めた方の退職理由を5つ紹介
トラック運転手として働くことを考える際、過去に退職した方の生の声は参考にしたいですよね。
トラック運転手の退職理由でよくあるのが以下の5つです。
仕事がきついから
まず仕事のきつさを理由に辞める方が多くいます。
トラック運転手は拘束時間が非常に長い分、疲労やストレスが蓄積しやすいためです。
そして荷物を運ぶだけでなく、荷積みや荷下ろしの作業まで行わなければならない場合もあります。特に手作業でしなければならないため、余計な負担が掛かってきつく感じがちです。
拘束時間の長さや肉体労働などで疲労やストレスがどんどん溜まるため、きつく感じて辞める方もいます。
給料が低いから
また給料が低いことも辞める原因に多いです。
特に中小の運送会社やブラック企業に勤めている場合、400万円台も貰えないケースさえあります。
上記の拘束時間の長さや肉体労働の多さから考えると、割に合わない場合も多いです。
体調を崩したから
体調を崩したことを理由に辞める方もいます。
トラックの運転手は運転や荷物の積み下ろしが原因で、腰痛や痔を患う方も多いです。腰痛については悪化してヘルニアを発症する方さえいます。
加えて夜中にトラックを走らせたり、途中の休憩所で座りながら仮眠を取ったりすることも頻繁にあることです。
生活リズムが狂ったり疲れが抜けなかったりすると、身体を壊してしまいます。
体調を崩した結果、「もう働けない」と感じて辞める方も少なくありません。
事故を起こして就業できなくなったから
トラック運転手の中には事故をきっかけに辞める方もいます。事故による大けがで後遺症が残ったことが原因でトラックを運転できなくなるケースまであるほどです。
またけが以外にも警察からの処分によって、トラックの仕事に欠かせない免許が失効することもあります。
免許が失効してしまうと運転手の仕事ができないため、居心地の悪さを感じて辞める方がいるのも事実です。
会社の労働環境が悪いから
最後に会社の労働環境の悪さが理由で辞める方もいます。
トラック運転手が働く会社の中にはブラック企業もあり、長時間労働や根性論がまかり通っているのが特徴です。
ブラックな運送会社では、非常にきつい運送スケジュールを組んでいる場合もあります。
加えて会社によっては到着が遅れて罰金を払わされるところもあるため、休み時間を犠牲にした運転を強いられがちです。
会社の労働環境が悪いと安全運転できないだけでなく、自らの心身を壊しかねません。会社の過酷さに不安やきつさを感じて辞める方も多くいます。
トラック運転手の持つ6つのメリット
一方でトラック運転手には様々なメリットもあるため、今後目指す際に知っておきたいですよね。
トラック運転手のメリットは以下の6つです。
運転免許さえあればすぐ仕事できる
まずトラック運転手は運転免許さえあればすぐ仕事できます。最低で準中型免許さえ持っていれば、後は求人に応募するだけです。
加えてトラック運転手の現場は人材が不足しているため、やる気をアピールさえすれば高い確率で採用されます。
また中型免許や大型免許があれば、より大きいトラックも扱えます。トラック運転手は運転するトラックが大きいほど収入も増えるため、機会があれば取得しましょう。
地理に詳しくなる
また地理に詳しくなるところもトラック運転手の強みです。
職業柄車両を運転する機会が非常に多いため、運搬や配達を重ねるうちに様々な道を覚えられます。
また様々な時間帯に運転するため、渋滞のリスクが少ない時間帯も知ることができます。
運転技術が向上する
トラック運転手は仕事を通じて運転技術も向上しやすいです。日頃から繰り返し車両を動かしているため、身体で慣れられます。
特にトラックは普通車より大きいものばかりです。大きな車体を日頃から自由自在に操縦できるようになれば、運転技術自体も格段に向上します。
同時に普段から安全運転を意識しているため、安全を心掛けながら上手に荷物を運べるのも強みです。
優良ドライバーとして注目されるため、仕事だけでなくプライベートでの評価も高まります。
基本1人作業で人間関係で悩みにくい
基本1人作業であるところもトラック運転手として働くことの魅力です。
トラック運転手は1人でトラックを運転している時間が非常に長い分、話し相手なしの時間も多く持てます。
他者とのコミュニケーションも、基本会社や配達場所の関係者とのへの報告や伝票のやり取りを行う時だけです。
大半の時間を1人で過ごす分、人間関係やコミュニケーションの問題で悩むことがありません。
物流面で社会に貢献できる
物流面で社会貢献できる点もトラック運転手の強みです。日本国内の物流は多くのトラック運転手が支えています。
ネットで購入した商品や地方で獲れた食材などがいち早く手元に届くのも、トラック運転手の活躍のおかげです。
物流の社会的ニーズは非常に高く、日本経済だけでなく私たちの便利な日常生活をも支えています。
社会貢献度が非常に高いため、労働環境の良い会社で働いていれば日々誇りを持って仕事に励みやすいです。
将来的に仕事がなくならない
社会的な需要の高いトラック運転手は、将来的にも仕事がなくなることはありません。
物流は生活に不可欠なものであるため、常に必要とされます。
加えて近年トラック運転手の成り手が減ってきていることもあり、現場は常に人材不足です。
社会的な需要の高さと人材不足の問題がある分、トラック運転手の求人探しにも困りません。
トラック運転手に転職して良かったと思える5つのケース
トラック運転手への転職を考える際、転職して良かったと思える理由も知りたいですよね。
現役のトラックドライバーが転職して良かった理由としてよく挙げるのが、以下の5つです。
対人関係で悩まなくなった
まず対人関係で悩まなくなった点が挙げられます。会社などでの人間関係の悩みはストレスの原因になりやすいです。
人間関係のストレスが溜まりすぎると、居心地の悪さを感じるだけでなく精神疾患を発症することもあります。
しかしトラック運転手の場合は基本1人でいる時間が非常に多いため、人間関係での悩みに苦しめられません。
特に対人関係やコミュニケーションが苦手な方に向いています。
仕事内容が単純でなじみやすい
また仕事内容が単純でなじみやすい点もよく挙げられる点です。
トラック運転手の仕事は、基本的に荷物の運搬・積み下ろし・伝票の作成しかありません。
何度か配達していればすぐに覚えられるため、仕事を覚えにくい悩みを抱えずに済みます。
仕事に慣れてしまえば、気楽さを感じつつ働き続けることが可能です。
様々な現場で経験を積める
さらに様々な現場で経験を積める点を評価する声も多いです。
トラック運転手が荷物を運びに出かける先は、物流倉庫・工場・学校・商業施設などと多岐に渡ります。
配達先のバリエーションが豊富であるため、様々な人とやり取りし、経験を積むことができます。
多くの人に関われるので、トラック運転手としてだけでなく1人の人間としても大きく成長しやすいです。
学歴に関係なく評価して貰える
学歴に関係なく評価して貰える点も挙げられます。
トラック運転手は学歴ではなくやる気・運転技術・体力が求められるため、大卒でなくても仕事に就けるのが強みです。
就職や転職でも、学歴を理由に内定を貰えなかったり待遇で差を付けられたりすることも多々あります。
しかしトラック運転手は学歴より実力重視の世界であるため、中卒や高卒でも仕事の成果を認められやすいです。
仕事を通じて自信や稼ぐ力が向上する
最後に仕事を通じて自身や稼ぐ力が向上します。
トラック運転手は自身の運転技術や体力でいくらでも稼げる職業です。仕事をバリバリこなすほど自力で稼げるため、自然と自信が付いてきます。
加えてトラック運転手は運送会社の従業員としてだけでなく、フリーで稼げるのも魅力です。
フリーで稼ぐ場合も働き方次第で高報酬が期待できるため、稼ぐ力も高められます。
トラック運転手に向いている・天職だと感じる人の6つの特徴
「トラック運転手になろう」と考える一方で、自分に向いているのか気になりますよね。
トラック運転手に向いている人の特徴は以下の6つです。
1人で黙々作業したい人
まず1人で黙々作業したい人に向いています。
トラック運転手は1人で運転席に座っている時間が長い分、他者とコミュニケーションする時間は少なめです。
運転中は隣に助手がいないことも非常に多いため、1人でいることに苦痛を感じない人には天職です。
ただし会社や配達先の関係者などと相談や連絡することもあるため、最低限のコミュニケーション力は欠かせません。
体力に自信のある人
また体力に自信のある人もトラック運転手向きです。
トラック運転手は日常的に長時間運転し、肉体労働を行います。長時間の運転や肉体労働は、ちょっとやそっとでは疲れない程度の体力が必要です。
トラック運転手に応募する際は体力も問われるため、エピソードとともに体力があることをアピールすると、面接でも上手くいきやすいです。
車の運転が好きな人
さらに車の運転が好きな人も向いています。
トラック運転手は長時間や長い距離をずっと運転していることも多いです。例えば東京から九州まで1,000㎞以上も陸路で移動することさえあります。
仕事も移動距離や時間に応じてかなり拘束されるため、車の運転が好きでなければ長く続けられません。
プライベートでも趣味がドライブという方であれば非常におすすめです。
お金を思い切り稼ぎたい人
お金を思い切り稼ぎたい人もトラック運転手は天職です。トラック運転手は運転技術や持っている資格の種類によって年収を上げられる職業です。
特に大型免許で運転できる大型トラックのドライバーは、基本的に小型や中型のトラックより多く稼げます。
また長距離の配送を担当した場合も報酬が高いため、全体的な給料を底上げしやすいです。
条件次第でがっつりお金を稼げるため、年収を思い切り増やしたいのであればトラック運転手を狙うのがおすすめです。
自己管理能力に長けている人
自己管理能力に長けている人もトラック運転手として活躍できます。
トラック運転手が荷物を届ける際、予め到着時間が決まっている場合が多いです。適度に休憩を取りながら時間に間に合うように考えられるのが理想です。
同時に自身の健康状態を把握できることも重要です。あまりに疲れが残っていたり心身の不調が目立っていたりすると大事故に繋がります。
疲れや事故を防ぎながら稼ぐためにも、自己管理能力は重要です。
辛抱強さやストレス耐性のある人
最後に辛抱強さやストレス耐性のある人にも向いています。
トラックを運転していると、途中で渋滞や通行止めなどの不測の事態に巻き込まれることも多いです。
予想外の事態に直面した際も怒るのではなく落ち着いて対策を立てられれば、うまく対応できます。
またトラック業界では拘束時間の長さや根性論のまかり通る環境などストレスにさらされることも多いです。
ストレスを感じた際も耐えながら適度に対処できれば、長くドライバーとして活躍できます。
トラック運転手に向いていない人の5つの特徴
一方でトラック運転手に向いていない人の特徴も気になりますよね。
以下の特徴に当てはまる場合、トラック運転手になるのは考え直した方が良いと言えます。
1人での作業が苦手な人
まず1人作業が苦手な人は向いていません。
トラックの運転手は1人でいる時間が非常に長いです。場合によっては何時間にもわたって誰ともコミュニケーションを取らないこともよくあります。
人によっては、コミュニケーションを取りながら仕事をする方が好きと言う方もいますので、自身の適性を今一度確かめておく必要があります。
ガラが悪くマナーを守れない人
ガラが悪くマナーを守れない人もトラック運転手に向いていません。荷物を時間に間に合うように運べない場合、自身の評価や年収を下げてしまいます。
また道路に吸殻を捨てるなど、交通マナーを守れない場合、他のドライバーとのトラブルに発展することもあります。
最悪の場合、トラック業界全体の評判を下げて他のトラック運転手に迷惑を及ぼしかねません。
トラック運転手を目指すのであれば、まずはマナーをきちんと守るところから始めるべきです。
些細なことで怒りやすい人
些細なことで怒りやすい人も向いていません。
トラック運転手は荷物を届ける途中で渋滞や後ろの車のクラクションなど、予期していないことに巻き込まれることも多いです。
ちょっとしたトラブルに対して怒りをあらわにした場合、事故を引き起こす場合さえあります。事故を起こすと運転手自身が不利益を被ることも少なくありません。
そのため、トラック運転手はある程度落ち着いた心で仕事をする能力が必要です。
運転が苦手な人
運転が苦手な人もトラック運転手は向いていません。
トラック運転手の仕事はトラックの運転がメインであるため、運転が苦手な場合は現場での活躍が難しいです。
トラックは普通の車以上に操作が大変なため、乗用車の運転に慣れていないと大変です。
特にペーパードライバーの場合は不採用の可能性も高いので、乗用車はしっかり運転できるようにしておきましょう。
健康面に不安のある人
健康面に不安がある人もトラック運転手は難しいです。トラック運転手はずっと座っていたり、荷物の積み下ろしをしたりします。
両方とも足腰への負担が大きいため、足腰に何らかの持病がある場合は活躍が難しいです。
すでに腰痛やヘルニアなどを患っているとかなり苦痛になります。
トラック運転手が年収1000万円を稼ぐには
トラック運転手は働き方を工夫することで高年収を実現できる職業です。
場合によって年収1,000万円を実現できることもあるため、ぜひコツを知りたいですよね。
トラック運転手として高年収を実現するには以下の5つを意識しましょう。
なるべく大手の運送会社に就職する
まずなるべく大手の運送会社に就職するべきです。大手の会社は年収が比較的高く、手厚い賞与を用意しています。
賞与が4~5ヶ月分と高額な会社もあるため、1年分の基本給や各種手当と合計すれば1,000万円に大きく近付けることができます。
加えて大手では残業代や労務管理もしっかりしているため、安全運転を意識しながら安心して働けます。
上位の免許や実務経験を身に付ける
また上位の免許や実務経験の習得も欠かせません。トラック運転手は実力主義の世界であるため、経験豊富で多くの資格を持っているほど稼げます。
大型免許はもちろん、けん引免許・危険物取扱者・玉掛け免許など多くの資格を得れば給料も増えやすいです。
また実務経験の豊富さでも給料は上がるため、様々な案件を積極的にこなしましょう。
他にも会社内で経験や勤続年数を積んでいくと役職にも就けます。役職手当も発生するため、より給料を上げることができますよ。
個人事業主として歩合制の高い仕事を請け負う
さらに個人事業主として歩合制の高い仕事を請け負うのもおすすめです。
歩合制は労働時間ではなく案件の成果に応じた報酬の決め方で、個人事業主は自分で料金報酬を決められます。
特に多くの免許を持っていて経験が豊富の場合、高報酬での契約を実現しやすいです。
長距離輸送や工事現場関連の案件なら報酬も高いため、積極的にこなせば年収1,000万円さえ実現できます。
未経験で始める場合は関連する資格を得る
トラック運転手を未経験で始める場合は、関連資格を積極的に取得しましょう。
未経験で始める場合、最低でも準中型免許を取得しておけば小型トラックの運転業務からスタートできます。
実務経験を少しずつ積みながら、上位免許・けん引免許・危険物取扱者資格などを取得すれば、ドライバーとしてキャリアアップできます。
またフォークリフト免許など積み下ろしの際に役立つ資格もあるとなお良いです。
安全運転やマナーの順守を心掛ける
最後に安全運転やマナーの順守を心掛けましょう。
いくら多くの資格を持ち実務経験を積んでいても、安全運転やマナーを守ることはトラック運転手である限り絶対に守るべきポイントです。
逆にマナーや安全運転が疎かな場合、トラック運転手としての信用に関わります。
事故や他のドライバーとの揉め事を起こすと、トラック運転手としての活躍に差し障ります。
安全運転とマナーの順守はトラック運転手として基本中の基本です。高年収を狙うのであれば、まず確実な安全運転とマナーの順守を心掛けましょう。
まとめ
トラック運転手はやめとけと言われる7つの理由や、向いている方の特徴を解説しました。
特に長時間労働を強いられたり、給料が見合ってなかったりする点などが主な理由です。
一方で保有資格や経験次第で年収を増やせる点や参入ハードルが低い点など魅力も豊富にあります。
スキルやキャリアの向上や働き方を工夫すれば、年収1,000万円も狙えます。
トラック運転手は大変なところもあるものの、稼ぎやすさもある職業です。
今後目指したいのであれば、メリットとデメリットを、総合的に判断するようにしましょう。