柔道整復師はやめたほうがいい?やめとけと言われる理由や向いている人の特徴を解説

柔道整復師を目指している方もいますよね。

しかし柔道整復師についてネットなどで調べると、よく「やめたほうがいい」というワードが目立って気になる方も多いはず。

柔道整復師を目指す側としてはネガティブなワードを見ると、気持ち良いものではありません。

しかしメリットに加えて不都合な部分も知っておくと、本当に今後目指すべきなのかを客観的に判断しやすいです。

フクル

そこで本記事では「柔道整復師はやめたほうがいい」と言われる理由から、向いている方の特徴も踏まえて解説していきます。

目次

柔道整復師とは

柔道整復師とは

柔道整復師とは、捻挫・打撲・骨折などの症状を、投薬なしに治療する専門職です。

治療以外にもリハビリや運動面の指導も行います。

柔道整復師は国家資格で、専門の養成課程がある大学や専門学校で学んだ後に試験に合格すれば取得可能です。

また活躍する場も整骨院や接骨院などが挙げられます。ちなみに整骨院や接骨院に通う際に治療してくれる先生は、柔道整復師資格を持っているスタッフです。

捻挫や脱臼の経験があれば柔道整復師のお世話になっています。

なぜ「柔道」と付くのか?

「柔道整復師」と聞くと、柔道と関係があるのか気になりますよね。実は柔道と柔道整復師の行う医療行為は、元々「柔術」として一体でした。

そして時代の変化とともに、柔術のうち他者を倒すための武道が柔道に、柔術を受けた者を治療する技術が柔道整復術に変化しました。

後に柔道以外の患者にも治療を行うようになったことから、現在でも「柔道」と付いています。

柔道整復師はやめたほうがいい?やめとけと言われる6つの理由

柔道整復師はやめたほうがいい?やめとけと言われる6つの理由

柔道整復師は捻挫や骨折などに苦しむ人を治療する専門家であるにもかかわらず、なぜか「やめたほうがいい」と言われやすいです。

「柔道整復師はやめとけ」と言われる理由に以下の6つがあります。

セラピスト職の中で給料が低いから

まず柔道整復師がセラピスト職の中でも給料が低いためです。

厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によれば、柔道整復師の平均年収は約300~400万円とされています。

同じくセラピスト職の理学療法士や作業療法士などは約410~30万円、マッサージ職の鍼灸師も約350~400万円です。

柔道整復師の方がセラピストとしては低いため、モチベーションの低下にも繋がります。

ちなみに国税庁の「令和3年民間給与実態調査」によれば、民間企業全体の平均年収が約443万円です。

一般の職業よりも安いため、生活で苦労しやすいところから「やめとけ」とよく言われます。

立ち仕事ばかりだから

また柔道整復師は立ち仕事ばかりに携わる職種です。施術中は立ちっぱなしである上に、必要に応じて体を屈んだ状態で治療に当たります。

施術以外でも院内を歩き回るため、座っている時間は休憩時間を除くとあまりありません。

混雑具合によっては数時間も立ちっぱなしで治療するため、体力がないときつく感じる場合があります。

勤務時間が長いから

立ち仕事の多さとともに勤務時間の長さも「やめとけ」と言われる理由です。

整骨院・接骨院の開院時間だけでも9時から21時・22時にも及びます。

しかも開院時間だけでなく、開院準備・打ち合わせ・閉院後の雑務などするべきことが非常に多いです。

仕事量の多さが影響するため、全体的な拘束時間が10時間を超える場合もよくあります。

人間関係で悩みやすいから

柔道整復師は人間関係での悩みにも直面しやすいです。柔道整復師は上司・同僚・お客さんなど数多くの人とコミュニケーションを取りつつ治療を行います。

ただ上司や同僚と気が合わない場合、常にストレスにさらされやすいです。

特に経験の浅い整復師の場合、指導する先輩と反りが合うとは限りません。相性が良くない場合、修業さえも辛く感じてしまいます。

一方お客さんからも暴言を吐かれたりクレームを付けられたりすることもあります。

どの職業でも共通の悩みではありますが、コミュニケーションが通常の仕事よりも多く、悩みやすい点は留意しておきましょう。

独立開業しても生き残るのが大変だから

柔道整復師は独立開業で整骨院や接骨院を運営することもできます。ただし独立開業しても生き残るのは非常に大変です。

実は整骨院や接骨院の数は全国で約5万院もあります。コンビニの店舗数が全国で約5.7万店、郵便局が約2.5万局あることを考えると、コンビニや郵便局よりもずっと多い数字です。

しかもお互いにしのぎを削ってお客さんを奪い合っているため、激烈な競争が待ち受けています。

専門技術に加えて高いマーケティングスキルや経営能力も求められる分、独立しても苦労は多いです。

勤務時間外に勉強が必要だから

最後に柔道整復師は常に勉強しなければいけません。

柔道整復師は薬を使わないとはいっても医療職であるため、医学の進歩についていく必要があります。

医学の進歩についていくには最新の情報や知識を取り入れることが重要です。

ただ勉強は勤務時間外にしかできないため、プライベートな時間や休日を犠牲にしなければなりません。

柔道整復師をしている方の体験談・実際の口コミ

柔道整復師をしている方の体験談・実際の口コミ

次に柔道整復師をしている方のネガティブな体験談や、実際の口コミを紹介していきます。

労働時間や拘束時間が長い

まず労働時間や拘束時間の長さが挙げられます。

柔道整復師は早くて朝7時から仕事を始め、退勤は遅くて23時頃と拘束時間が非常に長いです。

最長で16時間前後も職場で勤務するため、睡眠時間やプライベートな時間は残る8時間程度しかありません。

しかも疲れ切っていると帰宅後すぐに眠る分、プライベートを楽しむゆとりも持ちにくいです。

労働時間が長いとともに、自宅と職場の往復で刺激がなかったり日々を楽しめなかったりする分、辞めたい気持ちが湧いてきます。

給料が見合わずに後悔した

また給料が見合わずに後悔したことも辞める理由でよく見かけるものです。

柔道整復師の平均年収は300~400万円程度ではあるものの、上記の労働時間の長さやプライベートのなさとは釣り合いません。

長時間働いていたり多くの患者の施術に関わったりしているのに給料が少ないため、正当に評価されていないと感じます。

業務量と給料のアンバランスで、モチベーションが下がったり将来に不安を覚えたりして辞める流れです。

人間関係でしんどい

さらに人間関係のしんどさを覚えて辞める方もいます。

柔道整復師が勤務する整骨院や接骨院は、規模が小さいところばかりです。病院の規模が小さい場合、狭い人間関係の中で働かなければなりません。

特に苦手な上司や先輩がいる場合、毎日顔を合わせなければならないためにストレスも大きいです。

日常的に嫌がらせやいじめに遭っていると、仕事さえ苦痛に感じるでしょう。

またお客さんとの関係が悪くて辞める方もいます。お客さんから苦情を受けたり暴言を浴びたりすると、やはり辛い気分に襲われやすいです。

柔道整復師の持つ5つのメリット

柔道整復師の持つ5つのメリット

「やめたほうがいい」と言われがちな柔道整復師にも、メリットは多いです。主なメリットに以下の5つがあります。

患者との関わりでやりがいを感じられる

まず患者との関わりでやりがいを感じられる点です。

柔道整復師が自ら施術に当たった患者が回復し、元気な姿で医院を後にする姿を見るだけでも誇らしさを感じられます。

加えて施術後に患者からお礼を伝えられれば、最高に嬉しい気持ちに浸れるでしょう。同時に自分の技術に自信を持てるのも大きな魅力です。

国家資格として信頼される

また柔道整復師は国家資格として信頼される点でも魅力があります。

国が認めた資格であるとともに、合格率も6割台であるため、持っているだけで努力の証明とみなされやすいです。

加えて全国的に活かせる資格であるため、転職や副業の際に求人探しでも重宝します。

しかも免許には有効期限や更新義務もないため、生涯現役で柔道整復師として活躍できる点も強みです。

様々な職場で活躍できる

さらに柔道整復師は様々な職場で活躍できます。

整骨院や接骨院だけでなく、介護施設やスポーツ選手のパーソナルトレーナーとして力量を発揮する道もおすすめです。

特に介護施設の場合、身体機能の低下や外傷に悩む方も多くいます。高齢者を相手に存分に活躍できるため、やりがいを感じられるでしょう。

加えて有名選手の専属トレーナーになれば、年収も大きく増やせます。知名度の高い選手の成績向上に貢献している点でも注目される点も魅力です。

女性も活躍できる

柔道整復師は女性も活躍できます。施術を受ける際は患者に服を脱いで貰わなければなりません。

ただ女性患者の中には男性の整復師相手に抵抗を感じる方も多いです。しかし女性の柔道整復師相手であれば、女性の患者も安心して施術を受けられます。

整骨院や接骨院の運営は男性患者だけを相手にしていては成り立たないため、女性の専門家の力も欠かせません。

独立開業の選択肢もある

最後に柔道整復師は独立開業も選べます。

柔道整復師には開業資格もあるため、ある程度専門性や経験に自信が付いたところで自分の医院を構えることも可能です。

独立開業して経営が軌道に乗れば、年収1,000万円以上も夢ではありません。

一介のスタッフとして働く場合の何倍もの収入を得られる点でも大きな希望を抱けます。

柔道整復師に向いている人の5つの特徴

柔道整復師に向いている人の5つの特徴

柔道整復師を目指す際、自分に合っているのか気になりますよね。

柔道整復師は以下の特徴に当てはまる人であればおすすめです。

体力や健康に自信がある人

まず体力や健康に自信のある人が向いています。

柔道整復師は整骨院などで立ち仕事に携わる上、労働時間も非常に長いです。ある程度の体力がある人でなければ長く働けません。

加えて自分自身の健康さも重要です。柔道整復師は患者の症状や必要な施術を見極める際、自ら触診します。

健康面で不安がある場合、診断を誤ったり不適切な施術を行ったりして症状を悪化させかねません。

体力や健康に自信があり、持病がないことが柔道整復師を目指す上で非常に大切です。

人との関わりを好む人

また人との関わりを好む人も柔道整復師に向いています。

柔道整復師は仕事をスムーズに進める際、患者の症状や悩みに寄り添う姿勢が欠かせません。

患者の状態にしっかり関心を払い、適切な質問を行うことで必要な治療を施せます。

加えて治療には患者との信頼関係も重要であるため、高いコミュニケーション力があれば柔道整復師として活躍しやすいです。

知的好奇心が強い人

知的好奇心が強い人も柔道整復師に向いています。

柔道整復師として長く働くには、医療の最新動向や新しい施術法を日常的に取り入れることも大切です。

新しいものを積極的に学ぶ姿勢があれば、柔道整復師としてのスキルを高められます。

加えて将来的に独立する場合、専門技術だけでなくコミュニケーション力や経営力も鍛えなければなりません。

国家資格を得て整骨院に採用された後も、たゆまぬ努力で貪欲に知識やスキルを吸収できることも柔道整復師には大切です。

手先の器用な人

柔道整復師は患者の骨折やねん挫を治療するため、手先の器用さも求められます。

テーピングなどの手法も用いるため、てきぱきと施術できる整復師ほど信頼されやすいです。

もちろん患者の痛みを極力和らげながら施術できることが理想なので、単にてきぱきこなすだけでなく、患者がなるべく痛みを感じない配慮が必要です。

人の役に立ちたい人

最後に人の役に立ちたい人も柔道整復師に向いています。

柔道整復師も医療職の一種であるため、患者の力になりたい気持ちが強いのが望ましいです。

治療の際も最も患者のためになるやり方を模索する姿勢が求められます。

コミュニケーション力も駆使して患者のニーズや悩みを把握し、患者に寄り添う態度を心掛ければ患者からも信用されやすいです。

柔道整復師に向いていない人の4つの特徴

柔道整復師に向いていない人の4つの特徴

柔道整復師を目指す際、逆に適性のない人の特徴も気になりますよね。

柔道整復師に不向きな人の特徴は以下の4つです。

体力や健康面で自信のない人

まず体力や健康面に自信のない人は柔道整復師の仕事は難しいです。

柔道整復師は休業日以外は毎日長時間にわたって拘束されます。そして拘束時間の間に施術やカンファレンスを行うなどするため、日常的に忙しいです。

加えて健康面で不安がある場合、万全な状態で治療に当たれません。体調不良を理由に判断を誤った場合、症状が改善するどころかより悪化させてしまうこともあります。

柔道整復師として専門性を発揮するには、体力や健康面で不安がないことが大切です。

いずれかに不安がある場合は考え直した方が良いでしょう。

コミュニケーション力に自信のない人

またコミュニケーション力に自信がない人も柔道整復師には向いていません。

柔道整復師は患者とやり取りすることが非常に多いとともに、コミュニケーションを通じて的確な治療を行います。

しかしコミュニケーション力が低い場合、患者と信頼関係が築きにくいです。

患者のニーズや症状をうまく把握できない分、誤った治療法を施すこともあります。コミュニケーションが苦手な人に柔道整復師は難しいです。

勉強嫌いな人

さらに勉強嫌いな人も柔道整復師は向いていません。

柔道整復師は採用後も常に学ぶべき知識やスキルが多いためです。しかも勉強は業務時間外に行うため、勉強嫌いな場合はつい放置してしまいます。

あまり勉強に熱心ではない場合、柔道整復師としての成長も止まります。技術も磨けないため、将来的に長く働くことも難しくなる可能性が高いです。

手先が不器用な人

最後に手先が不器用な人も柔道整復師は難しいです。柔道整復師は施術の際に手や指をよく使うため、器用さが求められます。

しかし不器用な場合、患者の症状がなかなか改善しなかったり逆に悪化させたりする場合も多いです。

もし不器用さに自覚がある場合、何度も練習するなどして極力克服するべきでしょう。

柔道整復師として年収1,000万円を目指す4つのコツ

柔道整復師として年収1,000万円を目指す4つのコツ

柔道整復師は稼ぎ方次第で年収1,000万円も狙えます。せっかく柔道整復師を目指すのであれば、極力高年収を稼ぎたいですよね。

柔道整復師として年収1,000万円を実現するコツは以下の4つです。

常にスキルやキャリアの成長を意識する

柔道整復師として年収1,000万円を実現するには、まず常にスキルやキャリアの成長を意識します。

日々進歩する医学で最新の知識やスキルを貪欲に吸収すれば、専門性の高さでお客さんや上司などから信用されるでしょう。

加えて最新の知識やスキル以外にも、関連する資格の取得もおすすめです。鍼灸師や専科教員の資格を得れば年収を底上げできます。

他にも介護福祉施設で働く場合は、機能訓練指導員として働くのがおすすめです。

高齢者の機能低下対策としてニーズが非常に高いとともに、介護福祉専門員の資格も得れば年収も400~500万円程度に伸びます。

なるべく高年収の職場を探す

また職場を探す際も、なるべく高年収の職場を探すべきです。柔道整復師が活躍する整骨院・接骨院・介護福祉施設も、事業所によって待遇は異なります。

年収が高いところもあるため、高年収のところに優先して応募して採用されれば、平均以上の年収を得ることも可能です。

ホワイトな職場であれば極端な勤務体系とは縁遠いため、退勤後や休日をスキルアップに充てられます。

プロスポーツ選手・チームと契約する

柔道整復師として高年収を狙う場合、プロスポーツ選手やプロチームと契約するのも1つの方法です。

スポーツ選手は練習や試合などで肉体に大きな負荷を掛ける分、捻挫や骨折のリスクに直面します。

スポーツ選手やチーム専属の整復師として契約できれば、プロの肉体管理で活躍しやすいです。

報酬も非常に高い分、比較的満足できる年収を得られます。

独立開業を目指す

柔道整復師として高年収を得たいのであれば、独立開業は有効な手段です。

独立開業した場合、整骨院や接骨院の経営者としてスタッフの何倍もの年収を得られます。

経営がうまくいけば、年収1,000万円も実現できるでしょう。ただ独立開業するには、スタッフ時代にスキルや実務経験をしっかり積むことが不可欠です。

同時にマーケティングスキルやコミュニケーション力も鍛えましょう。

柔道整復師の将来性は高い?

柔道整復師の将来性は高い?

柔道整復師を目指す際、将来性が気になりませんか。

最後に柔道整復師の将来性について以下の3点から見ていきます。

高齢化などで活躍の場は拡大する予想

まず高齢化などで活躍の場は広がる予想です。高齢者は年齢とともに体力が衰えたり、捻挫や骨折のリスクが高まったりします。

柔道整復師は高齢者の捻挫や骨折にも専門知識で対応できる職種です。

今後高齢化によって高齢者の人数や割合が増していくため、専門知識を活かせる機会も増えていく可能性が高いと言えます。

また現役世代の人々も仕事の中で肩こりや腰痛に悩む人も多いです。

特にPCを使ってデスクワークする人も非常に多い分、肩こりや腰痛対策で柔道整復師が活躍する場がより広がります。

AIやロボットに代替されにくい

柔道整復師の将来性を考える際に避けられないのが、AIやロボットに代替されるかされないかの問題です。

ただ柔道整復師の仕事がAIなどに取って代わられる可能性は低いです。

AIやロボットが発達すれば、柔道整復師が担ってきた手を使った施術の一部を請け負うことが予想されます。

しかし柔道整復師は患者とのコミュニケーションも非常に重要なので、症状の把握や必要な施術の選定は、今後も人間の柔道整復師が担っていく可能性が高いです。。

むしろAIやロボットを活用した効率的な治療を行うケースが増えると考えられます。

女性や独立開業の柔道整復師も増加傾向

他にも女性や独立開業の柔道整復師も増加傾向です。女性の整復師の場合、特に女性患者への対応で活躍が期待できます。

女性患者としては男性整復師への相談に抵抗があっても、同性の整復師であれば話しやすいでしょう。

男性整復師が施術する場合に比べてずっとスムーズに治療に当たれるため、今後とも女性整復師のニーズは高まる見込みです。

一方働き方の多様化で独立開業する柔道整復師も増えています。

独立開業した場合、経営努力次第で高年収も実現できるため、今後も様々な働き方の浸透とともに独立する人も増加するでしょう。

まとめ

「柔道整復師はやめたほうがいい」と言われていることの真偽について、理由やメリットなどから解説しました。

柔道整復師は年収の低さや多忙さから「やめたほうがいい」と思われているのは事実です。

一方で柔道整復師は国家資格として重宝されたり、様々な働き方ができたりする魅力があります。特に独立開業した場合、うまくいけば高年収も実現できます。

柔道整復師にはメリットとデメリットの両方があるものの、両方とも知っていることで将来への判断に役立ちます。

今後柔道整復師を狙う際は、ぜひやめたほうがいいとされる理由やメリットなどから判断してみてください。

柔道整復師に関する「よくある質問」

柔道整復師の仕事内容・年収は?

柔道整復師は捻挫や骨折などの症状を、薬を使わずに治療する専門家です。

大学などの専門課程で国家資格を得た後、接骨院・整骨院・介護福祉施設などで活躍します。なお平均年収は300~400万円程度です。

柔道整復師のメリット・デメリットを教えてください

柔道整復師のメリットは下記の通りです。

  • 患者との関わりでやりがいを感じられる
  • 国家資格として信頼される
  • 様々な職場で活躍できる
  • 女性も活躍できる
  • 独立開業でも働ける

一歩で柔道整復師もデメリットは下記の通りです。

  • セラピスト職の中でも給料が低め
  • 立ち仕事が多い
  • 勤務時間が長い
  • 常に勉強が必要
  • 独立開業も大変
  • 人間関係で悩みやすい

「柔道整復師は頭が悪い」は本当ですか?

柔道整復師=頭が悪いというのは偏見です。

確かに不正請求やハラスメントが横行している点や、国家資格にしては合格率が66%と高いという事実はあります。

しかし不正請求やハラスメントはごく一部で、大多数の柔道整復師は誠実に仕事しつつスキルアップに励んでいます。

加えて柔道整復師の合格率は、9割台を誇る医師や看護師に比べると低いです。

ただし合格するにはある程度しっかり勉強する必要があるため、学力が低いと不合格になります。

柔道整復師のあるあるネタを教えてください

柔道整復師にはあるあるな話もいくつか存在します。主なものを挙げると、以下の通りです。

  • 整体師やマッサージ師と混同される
  • 勤務時間がやたらと長い
  • 腱鞘炎など職業病にかかりやすい
  • スキル面での不安に悩みやすい
  • お客さんとのコミュニケーションに意外と苦労する

柔道整復師と理学療法士はどっちがいいのですか?

柔道整復師とよく似た職業が理学療法士です。

柔道整復師が外傷の治療をメインとしているのに対し、理学療法士はリハビリに重点を置いています。

給料面では柔道整復師が300~400万円程度であるのに対し、理学療法士は410~430万円程度と若干多めです。ただし柔道整復師は独立開業を通じて年収を増やせる強みもあります。

また資格取得の難易度も両方ともあまり差はありません。どちらが良いのかについてはなかなか判断できないため、むしろ両方取得して役立ててみるのも良いでしょう。

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