就職活動や転職活動をしている若い人は、なるべく専門的な就職サービスを利用したいですよね。実は転職エージェントなど民間のサービス以外に、「わかもの(若者)ハローワーク」もあります。
名前だけ聞くと、「普通のハローワークと変わらないのだろう」と思いがちでしょう。しかしわかものハローワークには独特のメリットやポジティブな評判もあります。
今回は支援対象を若年層に特化しているわかものハローワークの評判についてご紹介しましょう。なお今回の記事は以下の人におすすめです。
- 一般のものよりも専門的なハローワークを利用してみたい人
- 様々な就職・転職支援サービスを利用してみたい人
- わかものハローワークについて評判も含めて色々と知りたい人
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わかもの(若者)ハローワークとは
わかもの(若者)ハローワークとは、主に正社員を志望している若年層の就業を支援する特化型のハローワークです。
国が運営するハローワークのサービスの一種である分、膨大な求人を探せます。
東京都内の3ヶ所など、日本全国に28ヶ所設置されており、多くが駅前などアクセスの良い場所にあるのが特徴です。また普通のハローワークと併設されているところもあります。
なお利用できる対象者は、34歳以下の若い人です。20代や30代前半で正社員の求人を探して就職活動中の人におすすめです。
34歳以下の若者であればニート・フリーター・大学中退者も利用可能
わかものハローワークでは、34歳以下であればニート・フリーターや大学中退者でも利用できます。
正社員の経験がない人も親身にサポートしてもらえる分、経歴に自信がない人でも安心です。
ちなみに2020年3月までは対象年齢が44歳以下でしたが、制度変更で4月以降に大きく制限されました。35歳以上の人については、普通のハローワークを利用する必要があります。
現役学生や第二新卒は新卒ハローワークの利用を
若年層ということで現役学生や第二新卒者は対象になるのか気になる人もいますよね。実は現役学生などは対象者に含まれていません。
ただし若年層向けの特化サービスとして、新卒ハローワークもあります。大学院生も含む就職活動中の新卒学生に加えて、大学卒業3年以内の求職者も対象です。
ちなみに新卒ハローワークは、普通のハローワークと併設されているケースが非常に多くなっています。
わかもの(若者)ハローワークと普通のハロワの違いについて
わかもの(若者)ハローワークについて調べていると、普通のハローワークとの違いが気になりますよね。
まず専任の担当者が付く点が大きく異なります。普通のハローワークでは相談のたびに対応する職員が異なる一方、わかものハローワークでは同じ担当者がサポートする体制です。
また様々なイベントやセミナーなどが開催されています。若年層の就職活動で役立つ情報を得られる上、同年代の求職者と一緒に参加する分、同じ目標を持つ仲間もできるでしょう。
さらに内定獲得や入社した後もアフターフォローを受けられます。普通のハローワークと異なり、入社後に悩みが出てきた場合も親身に対応してもらえる点でも安心です。
わかもの(若者)ハローワークを利用するメリット5つ
34歳以下の正社員を目指す人をサポートするわかもの(若者)ハローワークを、実際に利用してみようと考える人もいますよね。
一方で利用するメリットが気になる人もいるでしょう。
同サービスを利用する際、様々なメリットがあるため、事前に知っておくのがおすすめです。主に以下の5点が挙げられます。
- 専属の就労支援ナビゲーターがマンツーマンでフォロー
- ジョブクラブを活用した小規模セミナーの受講や情報共有が可能
- 就業後も相談に乗ってもらえる
- 普通のハローワークに比べて混雑に巻き込まれにくい
- 地域の求人に強い
専属の就労支援ナビゲーターがマンツーマンでフォロー
まず専属の就労支援ナビゲーターがマンツーマンでフォローしてくれる点がメリットです。毎回担当者が変わりやすい普通のハローワークと異なり、相談や悩みなども継続的にサポートしてもらえます。
サポート内容も応募書類の作成方法や面接対策、適職診断など様々です。就職や転職に関することであれば、強力かつ実戦的なサポートが期待できます。
質の高い担当者が多い
なお担当者の質が高いことも特徴です。元々一般企業などの人事担当者であった経歴を持つ人が多いため、採用面接や応募書類のチェックに携わった経験を豊富に持っています。
ジョブクラブを活用した小規模セミナーの受講や情報共有が可能
わかものハローワーク独特のサービスとしてメリットに数えられるのが、ジョブクラブを活用できる点です。ジョブクラブは求職者向けのセミナーで、選考対策などについてレクチャーしてもらえます。
就職・転職活動は基本1人で進めなければならない分、孤独に打ちひしがれるケースも多いです。内定を目指す仲間を作れる機会がある点でも、非常に心強く感じられるでしょう。
就業後も相談に乗ってもらえる
就業後に相談できる点も強みです。普通のハローワークでは、就業後の労働問題などを相談する場は設けられていません。
普通のハローワークに比べて混雑に巻き込まれにくい
さらに普通のハローワークに比べて混雑に巻き込まれにくい点でもおすすめです。ハローワークの場合は年齢層も幅広い分、利用者も多くなるあまり窓口や検索端末が満席になることもあります。
就職活動で時間を有効活用できる点でも、同サービスは利用する甲斐があります。
地域の求人に強い
最後に地域の求人に強い点も魅力です。ハローワークと同じように地域の中小企業求人を豊富に揃えている分、自宅から近い職場の求人も探しやすくなっています。
わかもの(若者)ハローワークを利用するデメリット4つ
わかもの(若者)ハローワークではメリットが多い反面、デメリットもいくつかあります。主に以下の4点が挙げられるため、利用を考える際に知っておくべきです。
担当者によって態度や質にばらつきがある
まず担当者によって態度や質にばらつきがあります。一般のハローワークと同じで担当者の年齢幅が広い分、経験や質も人によって左右されやすいです。
基本平日の日中しか利用できない
また国が運営しているため、利用できる時間は基本的に平日の日中だけです。具体的に午前10時から18時になっているところが多く見られます。
求人の質が低い
さらに求人数が多い一方、求人の質が低い点もデメリットです。扱っている求人は一般のハローワークと同じで、地元の中小企業求人が多くなっています。
求人票の情報が簡潔すぎる
最後に求人票に書かれている情報が簡潔すぎる点もデメリットです。求人票は図表形式で箇条書きになっています。記述が具体的ではない分、職場についてイメージしにくい場合もあるでしょう。
加えて写真など画像情報が乏しいため、職場の風景や仕事内容について理解しにくいこともあります。担当者に疑問点を徹底的に質問するなどの工夫が必要です。
わかもの(若者)ハローワーク の良い評判・口コミ3つ
わかもの(若者)ハローワークを実際に使った経験のある人の声を聞くと、より利用するかしないかの判断がしやすいですよね。まず同サービスに関する良い評判・口コミをご紹介します。
最初に以下の口コミを見ていきましょう。
私は通学制の大学中退→三年次編入なので少し違うかもしれませんが、不安材料を消すために若者ハローワークに行ってみました!一度プロに相談してみるのもいいかもです〜自分が思うより通信の偏見はなく、普通に接してくれました。
(参考:「X(Twitter)」)
学歴に関係なく普通に接してもらえた上、相談のし甲斐があるのは安心しますよね。
年齢が対象に当てはまるのであれば、ぜひ利用してみると良いでしょう。次は以下の口コミを見ていきます。
新卒の頃から若者ハローワーク使ってるけど本当おすすめ
大学でも履歴書添削とか面接対策あるけど、経験浅い感じで結構適当だった
ハロワは公共施設だし、経験豊富な窓口の人が親身に将来の相談に乗ってくれるから、就活迷子には救世主だった
対策はハロワで相談、求人は転職サイトで探すって感じ
(参考:「X(Twitter)」)
経験豊富な担当者に相談できる点は非常に助かりますよね。わかものハローワークは質の高い担当者が多い分、実際の就活でも役立つ情報やアドバイスが期待できるでしょう。
最後は以下の口コミです。
仙台若者ハローワークで転職活動してきた。
メリット
決まった担当の人がついてマンツーマンで転職活動ができる。
履歴書・職務経歴書などの添削をしてくれる。
セミナーとか面接指導が受けれる。デメリット
(参考:「X(Twitter)」)
週1ペースでしか行けないのに添削とかでめっちゃ時間がかかる。
決まった人がマンツーマン指導してくれたり、面接指導をセミナーで受けられたりすると色々と心強いですよね。きめ細かい就業サポートを受けたい人には使いやすいでしょう。
わかもの(若者)ハローワークの悪い評判・口コミ3つ
今度は悪い内容の評判や口コミも3つご紹介いたします。最初は以下のような内容です。
若者ハローワークって35歳までなのよね(それ以上でも利用出来るけど普通のハロワ勧められる)
(参考:「X(Twitter)」)
「わかもの」と付いているとはいえ、35歳以上は普通のハローワークを勧められるのは不便ですよね。事前に対象年齢を確認してから利用した方が良いでしょう。
若者ハローワーク行こうと思ったら土曜と平日夜やってないん。
(参考:「X(Twitter)」)
原則として平日の昼間しか利用できないため、普段忙しい人には使いづらいですよね。他の就職・転職支援サービスも使うのも1つの手のようです。
わかものハローワークは、電話しても、やる気ないから、とりあえず来いで、行ったら行ったで、やる気ないから、新卒に該当するからと、年齢的に「新卒」じゃないのに、新卒ハロワにたらい回しされ、新卒ハロワでは「新卒」じゃないよねーでおしまい。職員多すぎ税金の無駄遣い。
(参考:「X(Twitter)」)
職員によって対応が悪かったり、年齢を理由に別部署に回されたりすると不快になりますよね。
ハローワーク自体がサービスが多様である分、たらい回しされることもあるようです。
わかもの(若者)ハローワークを利用する流れ6ステップ
わかもの(若者)ハローワークを本格的に利用するのであれば、申し込みから内定までの流れを一通り知っておくのがおすすめでしょう。以下の6ステップに分けてご紹介します。
電話で予約
利用するにはまず、事前に電話での予約が必要です。相談は事前予約制であるため、登録後もサービスを利用する際は予約します。
受付にて求職申し込み・ハローワークカードの発行
予約した日時にわかものハローワークに来たら、まず受付で求職申し込みが必要です。受け取った申込書に今までのキャリアやスキル、今後の希望条件などを記入して提出します。
提出し終えると、代わりにハローワークカードが発行され、サービスの利用が可能です。なお約3ヶ月おきに更新する必要があります。
担当者と初回相談
申し込みが終わったら担当者と初回相談しましょう。求職申し込み書の内容に沿って面談が進むため、正直に自分の希望する求人や条件、職種などを伝えると良いです。
たとえ現時点で目標が決まっていなかったり、就職にハードルを感じていたりしても心配はありません。基本的に職員は親身に対応してくれるため、今の悩みを打ち明けるのもおすすめです。
作成済みの支援プランに基づいてサポートを受ける
初回面談が終わると、担当職員が就業支援プランを作成します。各求職者の状況や希望に沿って作成されるため、自分の気持ちに合うサポートを受けられるでしょう。
サポート内容として、応募書類の添削や面接対策、セミナー受講などもあります。課題が出されることもあるものの、真面目にメニューをこなしていけば内定に大きく近付けるでしょう。
求人応募・面接
求人についても全国のハローワークで扱っている膨大な求人から探せます。自分の住んでいる地域はもちろん、全国の希望する地域についても対応してもらえるため、気軽に相談して大丈夫です。
選考を受けたい求人が見つかったら、担当者に紹介状を発行してもらい、面接の日時を決めます。当日の結果は合否関係なく必ず知らされるため、結果の件でもやもやする必要はありません。
内定・アフターフォロー
選考で内定を得られたら、いよいよ就業です。内定後も引き続きフォローを受けられるため、就業に先立って心配な点があれば遠慮なく相談すると良いでしょう。
また就業開始後に職場で不安なことがあっても対応してもらえます。労働条件や職場環境で不安を感じた時は、すぐにでも相談するのがおすすめです。
わかもの(若者)ハローワークがおすすめの人3タイプ
わかものハローワークは時間帯や年齢などを除けば、評判は基本的に良いです。実際に利用してみたいと考える人もいるでしょう。
もし利用するのであれば、特に以下に当てはまる人は前向きに検討するべきです。
34歳以下の正社員を目指している人
まず年齢が34歳以下で正社員を目指している人が挙げられます。転職を目指している人はもちろん、今まで正社員として就業経験のないニート・フリーターなどにとっても利用しやすいです。
きめ細かい就職支援を受けたい人
またきめ細かい就職支援を受けたい人にもおすすめです。職員の人は非常に親切かつ優しいため、就職・転職活動での悩み事にもしっかりと対応してくれます。
住んでいる地域での就職を目指している人
今住んでいる地域で就職を目指す人にもおすすめです。紹介される求人はハローワークのものである分、地元企業の求人も豊富にあります。
求人数も全国で常時100万件前後、各地域で数千件以上あり、業種・職種も豊富です。生まれ育った地域や自分の近所で働きたい若い人にはうってつけでしょう。
効率的に就職・転職したい方は転職サイトがおすすめ
最後になりますが、今すぐ効率的に転職したいと感じている人は「転職サイトを併用して利用する」ことが内定への近道です。
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まとめ
今回はわかもの(若者)ハローワークの評判について、特徴やメリット・デメリットにも触れながら見てきました。年齢制限はあるものの、サポートの綿密さや専属担当者がいる点などで使いやすいです。
一方で質の良い求人が多くない点などのデメリットもあるため、転職エージェントと併用する必要があります。うまく併用できればかなり役に立つでしょう。