さまざまな理由をきっかけに会社を退職する人もいるでしょう。
退職後の一定期間は失業保険を受給できるため、新しい仕事が見つかるまでの生活費に対する不安が和らぎます。
そこで本記事では、求職活動実績をセミナーで簡単に貰う方法について解説していきます。
実際にセミナーに参加して実績を作ることで、私自身過去に失業保険をしっかりと獲得しています。
本記事は以下のような人におすすめです。
- 会社を退職して失業保険が必要な人
- 求職活動実績をなるべく簡単に獲得したい人
- ハローワークなどでのセミナーに興味がある人
求職活動実績が貰えるセミナーとは?
求職活動実績が貰えるセミナーとは、面接対策や書類対策など、就職活動に必要な知識を得ることができるセミナーです。
セミナーに参加することで求職活動実績を得られるので、就職に関する知見を得ながら実績を作ることができます。
無料で外部専門家の講義などを受けられる
まずセミナーの費用は無料であるため、余計な出費の心配はありません。
加えて講師として外部の専門家が登壇するため、専門知識の面で充実した講義を受けられます。
なお外部専門家の講義は、本来であれば1回で数千円ほど必要です。無料で内容が豊富なセミナーを受けられるのは、コスパの面で非常におすすめでしょう。
おまけに受講後に1回分の実績も貰える点も含めれば、セミナーには3つもの長所があると言えます。
応募書類や面接対策など内容が様々
セミナーの内容は、書類選考や面接対策のようなものから、労働法など就業後に自分を守るものまで様々です。
また講義だけではなく実践的な練習もあります。
他にもワークライフバランスや自己分析のような、働き方やキャリアを考える内容のものも受講できます。
そのため、今後の人生について考える上でも役立つでしょう。
時間の短い求職活動実績を得やすいものも
セミナーの所要時間は短いものから長いものまで様々です。
基本的に1時間から2時間のものが多く、長い場合は半日必要なものもあります。
具体的には所要時間が30分程度で収まるものや、DVDを視聴するだけで終わるものなどです。
もちろん実績になるため、急ぎの場合や楽したい場合はぜひ活用してみてください。
要予約のものと予約不要のものがある
最後にセミナーには要予約のものと予約不要のものがあります。
要予約の場合は予め人数が決まっており、人気の講座であれば早めに予約が埋まりやすいです。
一方予約不要のものは人数制限がなく、当日でも飛び入り参加できます。もし認定日当日に急ぎで実績が欲しい場合は、予約不要のものを狙うのがおすすめでしょう。
求職活動実績をセミナーのみで獲得する時に知っておきたい3つの事
セミナーについて解説しましたが、求職活動実績はセミナーのみで獲得することも可能です。
セミナーのみで獲得する場合、知っておくべき事がいくつかありますので、次に求職活動実績をセミナーのみで獲得する時に知っておきたい3つの事を解説していきます。
4週間以内に2回のセミナーに参加する
セミナーのみで実績を積むには、4週間以内に2回のセミナーに参加するのが基本です。
認定日までは約4週間あり、期間中に2回の実績があれば雇用保険を受給できます。
実績を得る方法は色々あるものの、セミナー参加の場合は求人の応募や面接なしで実績になるので非常に楽です。
座学や短時間で終わるセミナーがある点でも、なおさら簡便と言えるでしょう。
ハローワーク以外にも民間のものも求職活動実績の対象
ハローワークで受けられるセミナー以外にも、転職エージェントや派遣会社など民間のセミナーも実績の対象です。
いずれもサービスへの登録だけで受講できます。
近年ではオンラインでのセミナーも主催されていますので、後に紹介していきますね。
認定日当日のセミナーも当月の実績になる
加えて認定日の当日に開催されるセミナーも、当月の実績になる点で便利です。
当日開催のセミナーには予約不要なものやDVDを見るだけのものもあります。
実績を得るには比較的ハードルが低いため、万一の場合に活用がおすすめです。
ハローワークで求職活動実績になるセミナーを受講する方法【6つの手順】
実際にセミナーを受講しようにも、申し込みの方法や手順がわからないという人もいますよね。
セミナーを受講する流れは、1度見たり経験したりすれば簡単に覚えられます。
セミナー日程を事前に確認
まずセミナーの日程を事前に確認してみましょう。日程はパンフレットや公式ホームページで確認できます。
日程表の中から興味があるものや受講しやすいものを探し、いくつか選ぶと良いでしょう。加えて認定日に間に合うという点も、セミナーで実績を得る際に重要な条件です。
都道府県 | 詳細 |
---|---|
東京 | 東京仕事センター |
神奈川 | 神奈川ハローワーク |
埼玉 | 埼玉しごとセンター |
千葉 | 千葉県ジョブサポートセンター |
大阪 | 大阪ハローワーク |
愛知(名古屋) | 愛知ハローワーク |
福岡 | 福岡労働局 |
北海道(札幌) | 北海道ハローワーク |
もし受講予定のセミナーが要予約で人気の高いものは、早い段階でチェックすると良いでしょう。今回難しい場合でも、次回狙うのもおすすめです。
ハローワークの窓口で申し込む
受講予定のセミナーが決まったら窓口で申し込みます。
窓口で申し込む場合、申込書に必要事項を記入して提出する流れです。
個人的には電話1本で連絡した方が早いのでおすすめですね。
職業相談で相談員に申し出るのもおすすめ
セミナーの申し込みは職業相談の際でも可能です。むしろ相談とセミナーの併用で、一気に2回分の実績を得られるでしょう。
職業相談で実績を獲得する方法については「求職活動実績は職業相談だけで作れる?」の記事にてまとめております。
筆記用具と雇用保険被保険者証を持参して参加
セミナー当日は、筆記用具と雇用保険被保険者証を持参して参加しましょう。
レジュメを配られる場合もあるものの、ノートやメモ帳があればなお無難と言えます。
- 筆記用具
- 雇用保険被保険者証
- ノートやメモ帳
加えて雇用保険の保険証は、終了時にハンコを貰うために必要なので、くれぐれも忘れないようにするべきです。
なお講義は座学形式のものもあれば、面接の練習や履歴書などの指導を受けたりする場合もあります。
特に面接指導の場合はスーツを着用すると無難です。
終了後にハンコを貰う
講義が終了したら、持参した雇用保険の保険証にハンコを貰います。
ハンコはセミナーを間違いなく受けた証明になるため、忘れずに貰いましょう。
なおハローワークやセミナーによっては、参加証明書や受講証明書を発行するなど対応が異なる場合もあります。詳しくは事前に確認すると良いですね。
失業認定申告書に記入
最後に失業認定申告書に、セミナーを受講した旨を記入します。申告書は認定日に実績を証明する書類として欠かせません。
失業認定申告書の書き方については後に解説していきますね。
民間セミナーで求職活動実績を貰う方法【3つの手順】
民間で行われるセミナーも実績の対象になります。
具体的に実績になるセミナーや参加方法などが気になる人もいますよね。主に以下のような流れです。
転職関係のイベントが多い転職エージェントなどに登録
民間のセミナーは、具体的には転職や派遣会社が主催するものが当てはまります。
「おすすめの民間オンラインセミナー」で紹介する大手のサイトでは、履歴書や職務経歴書の対策や、面接力向上のセミナーを行っています。
なお登録したらすぐに求人応募する義務はないため、安心して大丈夫です。
エージェントなどの転職フェアなどに参加
エージェントで行われるセミナーの情報は公式ページや連絡メールなどで告知されます。
セミナー以外にも転職フェアのようなイベントも多いです。
参加証明書を必ず貰う
実際にセミナーや転職フェアに参加したら、忘れずに参加証明書を貰うことが大切です。
民間の場合はセミナーにより予め参加証明書が用意されていないケースもあります。
当日受付で貰える場合はあるものの、事前に発行されるか確認する方が無難でしょう。確認のタイミングも申し込みの直前に行った方が、発行されない場合のキャンセルが不要です。
求職活動実績のセミナーはオンラインでも可能
求職活動実績のセミナーについて解説してきましたが、密になりたくない昨今、セミナーはオンラインで開催されているのでしょうか。
結論から言うと、民間のセミナーを使えば、オンラインで求職活動実績可能を獲得することが可能です。
効率的に自宅で実績を作りたいのであれば、オンラインセミナーを活用していくと良いでしょう。
ハローワークの求職活動実績におすすめの民間オンラインセミナー3選
次に、求職活動実績を取れるおすすめのオンラインセミナーについて解説していきます。
リクルートのオンラインセミナー
1つ目に紹介するのが「リクナビNEXT」です。
サポートコンテンツとしてイベントやセミナーを提供しており、自己分析や職務経歴書・面接、キャリアデザインのセミナーを提供しています。
転職に関するさまざまな内容が学べるので「転職の基本的なことから知りたい」と感じている方には向いています。
リクナビNEXTはトップクラスの求人数を持っており、かんたん3分で無料登録することができます。
そのため、転職に関する情報を学びながら実績を作り、最短で転職を目指すことができますよ。
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dodaのオンラインセミナー
次に紹介するのが「doda」のオンラインセミナーです。
オンラインセミナーで対策しているのは「履歴書や職務経歴書の書き方」や「面接の対策」に関する内容です。
注意点として、セミナーを受講するには、登録後に指定の場所で担当の方と面談にいく必要があるので注意しましょう。
マイナビジョブ20’sのオンラインセミナー
3つ目は「マイナビジョブ20’sのオンラインセミナー」です。
「マイナビジョブ20’s」もオンラインでセミナーを開催しています。地域毎に分けられていますが、下記の通り地域関係なく取り組める内容もありますよ。
例えば「既卒の就活の注意点」や「面接官に嫌われない方法」は横浜と書いておりますが、別に横浜の方じゃなくても聞くことが可能です。
申し込みはマイナビジョブ20’sの公式サイトから、無料登録することが可能です。
セミナーでの求職活動実績を「失業認定申告書」に記入する方法
セミナーのみで得た実績で認定して貰う際、失業認定申告書の書き方も知っておくべきでしょう。
基本的には以下の2ステップで記入することができます。
「求職活動の方法」まで記入
まず申告書の一番左に「ア.求職活動した」欄があるため、記号の部分を丸で囲います。
次に右側に「求職活動の方法」が4つ書かれているため、「ア」を丸で囲うというものです。
両方とも該当する記号を丸で囲むだけであるため、かなりシンプルです。
活動日や活動方法を記入
さらに右側には活動日を記入する欄があるため、セミナーを受講した日付を記入します。
すでに2回別々の日に受講している場合は、2日分の日付を記入するのが一般的です。
さらに詳しい書き方については「失業認定申告書の書き方」の記事に纏めていますので、書き方が全くわからない方はご参考下さいね。
セミナーのみで求職活動実績を貰う際の注意点4つ
セミナーを2回受講するのみでも実績になるものの、注意すべき点は4つあります。
人気のあるセミナーは早く申し込むことや、同日のセミナー参加は2回にならない点などです。
人気のあるセミナーは早めに申し込む
まず「人気のあるセミナーは限られた人数枠がいっぱいになりやすい」という点です。
最も早い場合、申し込みを開始した日のうちに締め切るケースがあります。狙っているセミナーが人気があることで知られている場合は、早めに動くべきでしょう。
同日のセミナー参加は2回と数えられない
また同日のセミナー参加は2回と数えられない点も注意が必要です。
セミナー参加で実績を得る際、1日1セミナーだけが対象になります。
特に認定日に飛び込み参加が可能なセミナーが複数あっても、同日の2回分で実績を満たすことはできません。セミナーのみで実績を得る場合、あくまで2日に分けるべきでしょう。
4週間以内で同じ内容のセミナーへの参加でも1回扱い
さらに4週間で同じ内容を受講しても実績は1回分だけです。
セミナーのみで実績を得たいのであれば、受講するセミナーの種類も2つに分ける必要があります。
仮に同じセミナーを2回受講しても、講師や職員から怪しまれるケースもあるのでやはり避けるべきでしょう。
民間の場合は転職と関係ない勉強会は対象外に
民間のセミナーで実績を得る場合は、転職と関係ない勉強会は対象になりません。
あくまでもキャリア関係のセミナーだけが実績の対象になるためです。
つまり転職エージェントで行われるセミナーでも、ITスキルなどの勉強会では実績とみなされません。実績目的でセミナーを選ぶ際は、内容を良くチェックするべきでしょう。
セミナー以外で求職活動実績を作る5つの方法
本記事ではセミナーで求職活動実績を作る方法について解説してきましたが、セミナー以外で求職活動実績を作る方法は下記の通りです。
- 雇用保険受給説明会の参加
- 求人への応募
- 企業で面接を受ける
- 職業相談
- 転職フェアに参加する
- 国家試験や検定を受ける
特に「求人への応募」を活用すれば、実は当日でも求職活動実績を作る事ができます。
詳しくは「求職活動実績を簡単に作る裏ワザ」を参考ください。
効率的に転職したいなら転職サイトを併用して活用しよう
最後になりますが、今すぐ効率的に転職したいと感じている人は「転職サイトを併用して利用する」ことが内定への近道です。
かくいう私も過去2回の転職経験がありますが、いろいろ使った中で最も使いやすいのはリクナビNEXTです。
- 業界トップクラスの公開求人数
- 企業から求人オファーを貰えることもある
- スマホアプリでかんたんに求人検索・応募ができる
- グッドポイント診断で自己分析も可能
特に求人数が多く、スマホアプリで求人検索・応募ができるので、いつでもどこでも就職活動を進めることができます。
加えて各種診断で自己分析もできますし、企業から逆にオファーをいただけることもあります。
転職エージェントよりも自由度が高いので、変なプレッシャーに捉われることなく就職先を見つけることができますよ。
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まとめ
求職活動実績をセミナーのみで得る方法を見てきました。
基本的に4週間で2回セミナーに参加すれば必要な実績を得られます。短時間のものもある分、簡単に感じられるでしょう。
ただ同日で複数のセミナーに参加しても1回だけになる点や、勉強会は対象外になるなどの点は注意すべきです。
ルールを理解すれば、セミナーのみで簡単に実績を得られます。