メルカリを使っている方はメルカードを持ってみたいですよね。中には発行を考えているものの「審査が厳しいのでは」と思う方もいるでしょう。
メルカードの審査では、信用情報に加えてメルカリやメルペイの利用実績が問われます。
普段からメルカリをよく使いこんでいる方ほど審査を通過しやすいため、安心してください。
メルカードの審査基準を知っていると、今後申し込む際に便利です。
本記事ではメルカードの審査基準から、審査落ちしやすい人の特徴や申し込みの流れを解説します。
メルカードとは
メルカードとは、国内最大手のフリマアプリサービス・メルカリが発行しているクレジットカードです。
メルカリ利用時のポイント還元率は1.0~4.0%で、金融関係の信用度やメルカリ・メルペイの利用実績に応じて上下します。
またJCBブランドであるため、全国のJCB加盟店での買い物やサービス利用に使えるのも特徴です。
JCB加盟店で利用した場合の還元率は1.0%で、楽天カードやdカードにも引けを取りません。
貯まったポイントはメルカリでのショッピングやメルペイのあと払いに使えます。
特にメルカリやメルペイのユーザーにとっては、非常に便利なクレジットカードです。
メルカードの6つの審査基準
メルカリやメルペイをよく利用する方は、メルカードも作りたいですよね。
しかしメルカードを作る際の審査が気になるでしょう。メルカードの審査基準は以下の6つです。
年齢が20歳以上
メルカードの審査は、まず年齢が20歳以上であることが条件とされています。
2024年現在、成人年齢は18歳ですが、メルカードを作成するには20歳に達していなければなりません。
本人確認書類を通じて20歳以上であることを証明できれば、カード発行の手続きができます。
メルカリアカウントを持っている
次にメルカリのアカウントを持っていることです。
メルカードはメルカリで発行できるため、逆にメルカリアプリが手元になければ作れません。
加えてメルカードの場合、メルカリやメルペイの利用実績も問われます。
利用実績が豊富であるほど審査を通過する確率が高まる上、メルカリ利用時の還元率も上昇する仕組みです。
ちなみにメルカリやメルペイで「利用規約に反していないか」でも審査されます。
特に問題なく使っていれば、審査落ちするリスクはありません。
支払い用口座が設定されている
メルカードの審査は、「支払い用口座を設定してあるか」も審査基準に数えられます。
「支払い用口座」とはメルペイのチャージやメルペイあと払いに使う銀行口座です。メルカリの振込申請用に設定した口座とは異なるため、注意しましょう。
メルカードの支払いはメルペイあと払いを使うため、カードを作る前に設定が必要です。
設定はメルカリアプリの「支払い」にある「支払い設定」でできます。
本人確認が完了している
メルカードの審査は、本人確認が完了していることも条件です。
本人確認はメルカリやメルペイを本格的に利用する際に必要です。本人確認が済んでいる人であれば、メルカリやメルペイをしっかり使い込んでいるとみなされます。
メルカリやメルペイの利用実績とともに審査されるため、発行前にぜひ本人確認を完了させておくのがおすすめです。
ちなみに本人確認はメルカリのマイページからできます。
メルペイの定額払いが使える
メルカードの審査は「メルペイの定額払いが使える状態かどうか」もメルカード発行で問われるポイントです。
メルペイの定額払いでは、メルペイあと払いで発生した料金を毎月定額で支払えます。いわば分割払いのようなものです。
メルペイの定額払いもローンの一種であるため、利用するには審査を通過しなければいけません。
すでに使えている場合、定額払いの審査を通過できるほど信用のある人物とみなされます。
メルカードでも審査する側から見て安心して発行できる人物と考えられるため、先にメルペイの定額払いを利用できる状態にしておくべきです。
過去に著しい金融事故を起こしていない
最後に「過去に著しい金融事故を起こしていないこと」も重要な基準です。
著しい金融事故とは、具体的には何度もカードや携帯電話料金などの支払いを滞納したり、ブラックリストに登録されたりしたことを指します。
著しい金融事故を起こしたことがある場合、今後カードの利用料金をきちんと払ってもらえないと思われやすいです。
特にブラックリストに登録されている場合は数年間は危険視される分、メルカードが発行されにくくなります。
メルカードを発行する際、過去に金融事故を起こしていた経験がある方は、信用情報機関(CICやJICCなど)に確認するべきです。
メルカードの審査が通らない・落ちた人の5つの特徴
メルカードの発行審査を受ける前に、審査が通らなかったり落ちたりした人の特徴を知っておきたいですよね。
以下の5つに当てはまっている方は、審査に落ちてしまう可能性があるので注意が必要です。
メルカリやメルペイを使っていない
まず割とよくあるのが、メルカリやメルペイを使っていないケースです。
メルカードの審査ではメルカリやメルペイの利用実績もチェックされます。利用実績が多い方ほど、審査する側も信頼できる人物とみなしやすいです。
一方でメルカリやメルペイの利用実績が不十分である場合、本当に発行して良いのかを判断できません。
上記の口コミのように、プラチナカード持ちの方でも審査に落ちているので、利用実績がかなり重要な項目であることがわかります。
特にメルカリに登録して間もない方は、メルカリでの買い物や中古品販売の実績や経験を積むところから始めるべきです。
支払い用口座を設定していない
また支払い用口座を設定していない方も審査に落ちます。
メルペイのあと払い用の支払い用口座を用意してあることも重要なポイントです。
支払い用口座がない場合、基準を満たしていないことを理由に確実に落とされます。カードの申し込み前にきちんと用意しましょう。
本人確認をしていない
メルカードの審査は、本人確認が済んでいないと、審査に通らない可能性が高いです。
支払い口座の設定と同じく事前に満たしておくべき条件であるため、本人確認を忘れないように設定しておきましょう。
収入が不安定・極端に少ない
収入が不安定だったり極端に少なかったりする方も、メルカードの審査を通過できない人の特徴です。
メルカードもクレジットカードの一種であるため、支払いに欠かせない安定した収入の有無は必ずチェックされます。
月収にバラつきがある方や、月収があまりにも少ない方はカードの支払いが滞るリスクがあると思われやすいです。
会社員やアルバイトなど一定以上の月額が得られる安定した収入源があれば、審査通過の確率も上がります。
ブラックリスト・滞納歴がある
ブラックリストに登録されたり支払いを滞納したりした経歴がある方も審査を通れません。
まずブラックリストに登録される条件は以下の通りです。
- 61日以上、クレジットカード・ローン・消費者金融などの支払いを滞納する
- 支払いの滞納の回数があまりにも多い
- 短期間で何度もクレジットカードを申し込む
- 自己破産や任意整理など債務整理を行う(過払い金請求も含む)
- クレジットカードの現金化
以上の条件に当てはまると、信用情報機関に事故情報が掲載されます。
ブラックリストに登録された場合、数年間にわたって新規のカード発行やローンの申し込みが困難です。
またブラックリストに登録されていなくても、普段からカードやローンなどの支払いが滞っている場合はメルカードの審査を通過できません。
思い当たる点があれば、まずは普段からカードや携帯料金の支払いを確実に行いましょう。
メルカードの審査は甘い?厳しい?実際の口コミを紹介
メルカードを作りたい方にとって、実際に審査は甘いのか厳しいのか気になりますよね。
メルカードの審査が甘いか厳しいかを、実際の口コミを確認しつつ、以下の3つから見ていきます。
【基本】専業主婦や学生でも通りやすい
まずメルカードの審査は、基本的に専業主婦や学生でも通った声が多いです。
メルカードを実際に使った口コミを「ランサーズ」にて集めた結果、以下の口コミがありました。
メルカードは、VISAタッチが使えるため、コンビニやスーパーなどタッチ決済可能なところでは非常に便利に使えました。残高などの反映も早かったため、同じ日に何回か使う時も残高確認して残金を確認できるのも助かりました。審査もすぐに通り、実店舗で使う分には非常に使いやすかったです。
お得ドットコム独自調査
メルカードは使うことでポイントが多く貯まるので、メルカリユーザーにとっては美味しいと思います。自営業でも審査に無事通過しました。ポイント8倍キャンペーンの際はよく使用するようにしています。
お得ドットコム独自調査
ネットショッピングをする際の決済手段としてカードが欲しかったので、メルカードに申し込みし、無事学生でも審査に通過しました。メルカリのID払いよりも使い勝手は悪いですが、キャンペーン等もあり、還元率が良いので重宝しています。
お得ドットコム独自調査
主婦や自営業・学生の方でも通った例さえあるため、普通のクレジットカードに比べると通りやすい印象があります。
ただメルカリの利用実績や信用情報の状態で落ちる可能性もあるため、申し込んだ人全員が通るとは限りません。
会社への電話(在籍確認)はない
またメルカードは会社への電話(在籍確認)がないことでも有名です。
在籍確認とは、クレジットカードや消費者金融の審査担当者が申し込み者の勤務先に電話することを指します。
通常は会社に在籍していることが確認できれば、申し込み者に安定収入がある証明になるのが一般的です。
ただメルカードの場合は「数分で審査に通った」という口コミが多いため、会社への電話はひとまず心配いりません。
仮にあったとしても、カード発行の件が上司や同僚にバレないように配慮して貰えるため、あまり気にする必要はありません。
信用に問題がある人には厳しめ
審査が甘いことで知られるメルカードも、信用に問題がある人に対しては厳しめです。
ブラックリストに登録されていたり、過去に何度も滞納したりした人は支払いが滞りがちな人物として警戒されます。
ただ信用に問題のある人は、メルカードに限らず他のクレジットカードでも落とされやすいです。
メルカードの審査を通れるか心配な場合は、まず金融トラブルがないかを確認したり支払いの滞納を解消したりすると良いでしょう。
メルカードの申し込み・登録方法を5つのステップで解説
メルカードを作る際、申し込みや登録の流れも知っていると便利ですよね。
メルカードの発行の流れは以下の通りです。
メルカリマイページから申し込む
まずメルカリのアプリから発行ページにアクセスします。
メルカリアプリの右下にある「マイページ」をタップしてください。
マイページを開いたら、「メルカードの申し込み」を選びます。
続いて赤色の「申し込む」ボタンもタップしましょう。
さらに利用規約を一読します。利用規約への同意でチェックを入れた後、「同意して次へ」もタップしましょう。
続けてメルカリの会員登録時に設定した電話番号にSMSを送られます。
SMSに書かれている6桁の認証コードを入力した後、「認証して完了」を押してください。
審査に必要な情報を入力
続けて審査に必要な情報を入力・提出します。まず提出する本人確認書類を選びましょう。
以下の中から1つ選べます。
- 運転免許証/運転経歴証明書
- マイナンバーカード
- 在留カード
- 日本国パスポート
1つを選んだら、アプリの指示通りに本人確認書類の表面・裏面・厚さなどを撮影しましょう。
次に自身のセルフィーも撮影します。アプリの指示された方向通りに顔を向けながら撮影を進める流れです。
一通り撮影が終わったら、各種情報も入力します。入力する項目は以下の通りです。
- 姓名(漢字・カナ・英字)
- 生年月日(選択式)
- 電話番号
- 職業
- 勤務先の有無(カブシキガイシャ・ユウゲンガイシャなどは不要)
- 住所(本人確認書類に記載のもの)
- 撮影した本人確認書類と現住所が一致しているか(選択式)
- 米国への納税義務に関する確認(選択式)
- 利用目的
- カード決済用暗証番号(2回入力)
以上を記入したら、「入力内容を確認する」を押します。
確認画面で特に間違いがなければ申し込みボタンを押しましょう。
提出した情報をもとに審査
申し込みが終わると、提出した情報をもとにメルカリ側で審査が行われます。
収入・職業・信用情報のほか、メルカリの利用実績・支払い口座の設定など独自の基準も織り交ぜて進む流れです。
メルカリアプリの支払い画面にあるメルカードのデザインに「初期設定をする」が表示されれば、審査を通過したことが分かります。
CICに信用情報を照会
なおCICに信用情報を照会するのも審査の一環です。CICとは信用情報機関の1つで、クレジットやローンの利用や返済の実績が全て保管されています。
過去に金融事故も記録されるのも特徴です。審査では深刻な金融事故や滞納の有無を主にチェックします。
最短2日程度で審査が完了
メルカードの審査は最短2日程度で完了するのが一般的です。
ただ以前からメルカリやメルペイを積極的に使っている場合は当日中に完了することもあります。
なお土日祝日は審査されません。金曜日に申し込んだ場合は、土日を挟んで週明けまで掛かる場合があります。
カードの発行・初期設定
審査が完了した後、4~7日程度でカードが届く流れです。
一般的なクレジットカードと異なり普通郵便で届くため、不在でも再配達の手配は必要ありません。
なおメルカードは審査が完了した時点では、メルカリとネットサービスでのみ使えます。実店舗で使う場合は届いた後に初期設定が必要です。
初期設定はメルカリアプリの支払いページでできます。メルカードのデザインをタップして完了させましょう。初期設定は審査通過から90日以内に必ず行ってください。
メルカードに関する5つの注意点
メルカードには様々な注意点があります。申し込む前に以下の5つにも目を通してください。
メルカードの即日発行は不可能
まずメルカードの即日発行は基本的に不可能です。メルカードは審査だけでも最低2営業日程度掛かります。
最短数分で審査が完了した方もいますが、多くの方の場合は当日中に通過しません。申し込んだら審査が終わるまでゆっくりお待ちください。
メルカードは土日祝日に審査されない
またメルカードは土日祝日に審査されません。審査は基本平日の営業時間内に行われるためです。
特に週末や大型連休前に申し込んだ場合、休日の長さによっては審査完了まで数日掛かることもあります。
週の初めか真ん中に申し込んだ方が、早めに審査結果が届くでしょう。
返済状況によって限度額が下げられる場合も
さらにメルカードの利用限度額は作成後の返済状況によって下げられる場合があります。
メルカードの限度額は最大50万円ですが、実際いくらになるのかは審査結果によって様々です。
そして最初に決まった限度額も、返済が滞った場合はペナルティとして下げられます。
作成時に比べて使いにくさを感じるため、利用し始めたら返済は滞りなく進めましょう。
審査結果によって還元率が変化する
還元率も審査結果によって変化します。
メルカードの還元率は1.0~4.0%(メルカリ利用時)ですが、メルカリやメルペイの利用状況によって高まる仕組みです。
普段からメルカリやメルペイをよく使っている方ほど還元率が高く設定されます。
逆にあまりメルカリを使っていない方は還元率が大して上がらないため、先にメルカリの利用歴を増やすと良いでしょう。
審査落ちしたら数ヶ月は再申し込みを控えるべき
最後にメルカードの審査に落ちた場合は、数ヶ月は再申し込みを控えるべきです。
メルカードを含めクレジットカードを短期間に何度も申し込むと、「お金に困っている人」と扱われてブラックリストに登録されます。
カードの申し込み結果も信用情報に影響を及ぼす要素です。何度も申し込んだり申し込みで失敗したりするだけでも信用情報は傷付きます。
ただ審査落ちから数ヶ月経てば、再び申し込んでも問題はありません。
再び申し込むまではメルカリの利用実績の積み増しや本人確認をしておくのがおすすめです。
まとめ
メルカードの審査について、落ちた人の特徴や申し込みの流れを解説しました。
メルカリやメルペイの利用実績・本人確認の有無・メルペイの定額払いなど、独特な審査基準が設けられているのが特徴です。
審査でも信用情報だけでなく、メルカリやメルペイを積極的に使っているかも見られるため、普段からメルカリを使うと良いですね。
その他メルカードの利用の口コミや評判について知りたい方は「メルカードの評判・口コミ」の記事をご参考ください。