dカードはNTTドコモが提供する人気のクレジットカードです。
dカードを作るときに、国際ブランドとして「VISA」か「Mastercard」を選ばないといけないため、どちらを選ぶべきか、悩む方は多いです。
VISA・Mastercardともに世界的に有名な上、主要な国・地域で広く使えることで人気です。
ただ細かい違いや差はあるため、両方をしっかり見比べることで、後で後悔を無くすことができます。
そこで本記事では、dカードでVISAとMastercardのどっちがおすすめなのかを、様々な項目から徹底比較していきます。
dカードGOLDは、以下の条件に当てはまると、年会費よりも元を取れる可能性があります。
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(11,000円相当のクーポンがもらえる) - ドコモ携帯とドコモ光を使っている人
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さらに、d払いの還元率を「0.5%→1.0%」にしてくれるのでお得です。
dカードのお得なキャンペーンや登録方法は、以下の記事で解説しています。
dカードとは
dカードとは、携帯キャリアとしてもおなじみのNTTドコモが提供するクレジットカードです。
購入金額の1.0%分のdポイントを貯められる上、ドコモユーザーであれば携帯料金が値引きされるなど、様々なメリットがあります。
そしてdカードを作る上で欠かせないのが国際ブランドです。
実際に作る前に選べる国際ブランドについて知っておくと、申し込む際に役に立ちます。
dカードの国際ブランドはVISAとMastercardの2つ
dカードで選べる国際ブランドは、VISAとMastercardの2種類です。
両方とも世界的に有名な国際ブランドで、世界中の200の国や地域で使えます。
日本国内でも両方とも使える店舗やサービスが多いため、どちらを選んでも基本的に損はありません。
日常生活の場・海外での滞在の両方で非常に役立つ国際ブランドです。
MastercardとVISAの違い
国際ブランドとして非常に人気のあるVISAとMastercardですが、違うところもあります。
まず海外の地域でもVISAはアメリカやアジア、Mastercardはヨーロッパでシェアが大きいです。
ただ世界的に高いシェアでいえば、VISAが最高を誇ります。国内でも半分以上のシェアを誇るため、特に最初のブランド悩みで困っている場合に選びやすいです。
一方海外で利用した時の決済手数料は、Mastercardの方が安い傾向にあります。海外旅行でなるべくコストを減らしたい場合はMastercardがおすすめです。
より詳しい違いは次の章で見ていくため、引き続きお読みください。
dカードはVISAとMastercardどっちがおすすめ?国際ブランドを徹底比較
dカードの発行手続きでは、VISAかMastercardのどちらかを必ず選ばないといけません。
2つのうち1つを選べと言われても、どう決めれば良いのかで迷いますよね。
ブランドに悩む時は、両者を見比べてみるのがおすすめです。
それでは、VISAとMastercardを様々な項目で比較してみます。
- 世界的なシェアではVISAが圧倒的に多い
- セキュリティの強さは両方安心
- 海外利用はMastercardの方が低コスト
- 加盟店数は両方とも同程度の多さ
- タッチ決済やApple Pay・Google Payは両方とも対応
- コストコユーザーはMastercard一択
世界的なシェアではVISAが圧倒的に多い
まずシェア率(全体的に使われている割合)から見ていくと、圧倒的にVISAの方が高めです。
国内利用ではVISAが50.8%、Mastercardが17.8%を占めています。
国内に限ればVISAのユーザーがMastercardの約3倍も多い数字です。いかに日本国内でVISAが強く支持されているのかわかります。
一方海外でのシェア率を比べると、VISAが27.7%・Mastercardが15.0%です。海外で見てもVISAがMastercardのほぼ倍のシェアを誇っています。
国内・海外両方のシェア率で比べてもVISAユーザーが圧倒している状況です。
ユーザー数ではVISAが約34億人で、Mastercardが約20億人と言われています。
両方とも10億人単位の巨大なユーザー層を抱えていますが、やはりVISAの方がユーザーが多い分人気も根強めです。
セキュリティの強さは両方安心
続いてセキュリティの強さも見ていきます。セキュリティ面ではVISA・Mastercardともに安心と言えるレベルです。
両方のカードとも特にオンライン利用時に本人認証サービスがあります。
VISAは「VISA Secure」、Mastercardは「Mastercard ID Check™」で、本当に本人が使っているのかをパスワードを通じて確認するシステムです。
赤の他人による利用を防ぐシステムでもあるため、なりすましや不正利用も防げます。
両方のカードに本人認証システムが備わっている分、ネットサイトでの買い物やサービス利用も安心です。
海外利用はMastercardの方が低コスト
クレジットカードの海外決済時の手数料については、Mastercardに分があります。
海外決済手数料は1回払い・分割払いなど支払い回数に関係なく、1度でも使うたびに請求されます。
ただMastercardはVISAに比べて海外決済手数料が安い傾向にあるため、余計なコストが発生しません。
海外決済手数料についてあまり心配ばかりしていると、せっかくの旅行も楽しみづらいです。
少しでも心から海外旅行を楽しみたいのであれば、Mastercardをおすすめします。
海外の地域によっておすすめのブランドが異なる
VISAとMastercardでは海外でおすすめの地域が異なります。
VISAであればアメリカやアジア、Mastercardであればヨーロッパがおすすめです。
実は各ブランドのおすすめの地域とは、ブランドのシェアが高い地域を意味します。
例えばアメリカに出かける場合は、VISAを取り入れている場所が軒並み多いため、カード1つあるだけで買い物や宿泊に便利です。
ただ近年では各地域で他のブランド以外も使えるようになってきています。
とはいえ、相変わらず他ブランドに対応していない店舗もあるため、地域別にシェアの強いブランドのカードがあれば問題ありません。
加盟店数は両方とも同程度の多さ
クレジットカードを利用する際、利用できる店舗(加盟店)の数はぜひチェックしておきたいですよね。
各ブランドの加盟店数は5,800万店舗ずつで、大きな差はありません。
200以上の国・地域で利用できるため、アメリカ・イギリス・中国・インドなど主だった国への旅行で便利です。
ちなみに日本国内でもVISA・Mastercardの両方に対応している店舗が非常に多く、ブランドに関係なく利用できます。
タッチ決済やApple Pay・Google Payは両方とも対応
dカードを作るのなら、タッチ決済やApple Pay・Google Payに対応したブランドも考えたいですよね。
まずタッチ決済については、VISA・Mastercard両方とも対応しています。
VISAは「VISAタッチ」、Mastercardは「Mastercardコンタクトレス」として使える上、支払いの時も専用端末にタッチするだけと便利です。
続けてApple Pay・Google Payについても、両方のブランドで対応しています。
Apple Pay・Google Payともにクレジットカードのほか、交通系・商業系電子マネーも登録できて便利です。
ただMastercardブランドであればApple Pay経由でSuicaにもチャージできます。
Suicaのヘビーユーザーであれば、Mastercardでdカードを作るのがおすすめです。
コストコユーザーはMastercard一択
もしコストコをよく利用する場合はMastercard一択です。
実はコストコでは現金以外ではMastercardブランドのカード類だけが使えます。
他のブランドではたとえクレジットカードでも利用できません。
コストコのヘビーユーザーで新しくカードを作る場合は、必ずMastercardを選択しましょう。
dカードを選ぶ際にVISAが向いている人
dカードを申し込む際に自分にはどちらがおすすめなのか気になりますよね。
以下の3つに当てはまる場合はVISAを前向きに考えてみてください。
シェア率の高さでブランドを選びたい人
まずシェア率の高さでブランドを選びたい場合はVISAが向いています。
VISAは国内外ともにシェア率が高いことで有名です。
特に日本国内ではクレジットカードシェアの半分を占めている分、非常に多くのユーザーから支持されています。
クレジットカードを初めて作る方や幅広い店舗でカードを使いたい方は、VISAを選んでおくのが無難です。
アメリカやアジアに出かける機会が多い人
またアメリカやアジアによく出かける方もVISAが向いています。
VISAは世界各地でも、特にアメリカやアジアで大きなシェアを持っているブランドです。
近年では現地の店舗でも他のブランドを取り入れるところが増えてきています。
ただ依然として他ブランドに対応していない店舗もあるため、やはりVISAがあると心配なく滞在しやすいです。
セキュリティを軸にブランドを選びたい人
セキュリティを軸にブランド選びしたい方もVISAをおすすめします。
VISAでは本人認証サービス「VISA Secure」を搭載していて、オンライン決済時に他の人が勝手に操作できない仕組みです。
不正利用の心配がない状態でカードを使えるため、安全性を軸にブランドを選ぶ上で安心できます。
dカードを選ぶ際にMastercardが向いている人
一方でMastercardを使う方向に傾いているけれど、最終的に決められない方もいますよね。
以下の特徴に当てはまればMastercardを選ぶのがおすすめです。
海外利用のコストを抑えたい人
まず海外利用でなるべくコストを抑えたい場合に向いています。
Mastercardは基本的にVISAよりも海外決済手数料が安いため、海外に滞在中に使っても余計なコストを抑えやすいです。
海外決済手数料は利用金額・回数に応じて膨らみやすいため、何かと出費の多い海外旅行では少しでも節約できれば安心して滞在できます。
余計なコストを減らしながら海外を満喫したい方にはMastercardがおすすめです。
コストコでよく買い物する人
またコストコでよく買い物する方はMastercardが欠かせません。
コストコでクレジットカードなどのブランド付きカードで買い物する場合、Mastercard以外では決済できないためです。
逆にMastercardさえ選んでおけば心配なく買い物でき、決済金額に応じてポイントも貯まります。
コストコでキャッシュレス決済したい場合は、Mastercardを選んでおくことは必要条件です。
ヨーロッパ方面によく旅行する人
さらにヨーロッパ方面に頻繁に出かける方もMastercardが役に立ちます。
Mastercardはヨーロッパ方面で根強いシェアがあり、現地の店舗やホテルでもMastercardであれば決済できるところも多いです。
ヨーロッパでもVISAなどMastercard以外のブランドが使えるところが増えています。
ただ他ブランドに対応していない場所があることを考えれば、Mastercardがあれば心配ありません。
dカードでブランドを選ぶ際の2つの注意点
dカードでブランドを選ぶ際、以下の2点にも注意してください。
VISAからMastercardなどの変更はできない
まずdカードでブランドを選ぶと、後からもう一方のブランドに変更できません。
VISAからMastercardに、あるいはMastercardからVISAに変えられないルールです。
dカードでブランドを選ぶ際は、両方のブランドの特徴をじっくり比較し、自分のライフスタイルを振り返りながら決める必要があります。
なおブランドを変更したい場合は、1度カードの解約が必要です。
VISA・Mastercardを両方持つことは不可
合わせてdカードはVISA・Mastercardの両方を持てません。
dカードでは同じ名義で持てる本カードが1人1枚までとされています。
先程のブランド変更ができない上に、変更するには解約が必要な点と合わせて考えると、dカードでは最初のブランドの選択は大切です。
dカードのメリット・デメリット
今後dカードを作るのなら、メリット・デメリットはぜひ知っておきたいですよね。
dカードの強みと弱みについても解説します。
dカードの7つのメリット
まずdカードのメリットは以下の7つです。
- 年会費が無料
- 還元率が1.0%でdポイントを貯められる
- クレジットカードと電子マネーiDの機能を兼ね備えている
- dカード特約店では還元率が上昇
- 毎週のd曜日での還元率が最大4.0%
- 対象の携帯料金が毎月割引される
- ゴールドカードは特典がより豪華
dカードは年会費無料で作れる上に、1.0%の還元率でdポイントを貯めることができます。
d払いやdポイントカードと併用した場合、最大1.5~2.0%分のポイント三重取りができる仕組みです。
電子マネーiDの機能も搭載しており、特約店やd曜日(毎週金土)などでさらに大きなポイント還元も狙えます。
またdカードにはゴールドカードもあります。以下の条件に当てはまる方は、「dカードGOLD」の方がお得ですので、ぜひこちらを検討してみてください。
dカードGOLDは、以下の条件に当てはまると、年会費よりも元を取れる可能性があります。
- 年間100万円以上利用する
(11,000円相当のクーポンがもらえる) - ドコモ携帯とドコモ光を使っている人
(利用料金の10%がポイント還元!) - 家族もドコモのスマホを使っている人
(利用料金の10%がポイント還元!)
\ 最大11,000ポイントもらえる /
さらに、d払いの還元率を「0.5%→1.0%」にしてくれるのでお得です。
dカードのお得なキャンペーンや登録方法は、以下の記事で解説しています。
dカードの3つのデメリット
一方でdカードには以下のデメリットもあります。
- docomoの料金を払ってもポイントが付かない
- 旅行傷害保険は条件を満たす人のみ対象
- 電子マネーにチャージしてもポイントは貰えない
まずdカードを使ってdocomoの料金を支払っても、dポイントは付きません。
代わりに毎月187円程度の割引は受けられます。なおdカードGOLDであれば、携帯料金1,000円おきに最大10%が還元されるので、非常にお得です。。
また旅行傷害保険は29歳以下のユーザーに限り無料で付帯されています。年齢不問で旅行保険を付けたい場合は、dカードGOLDの契約が必要です。
他にも電子マネーiDにチャージ・利用してもポイントが付きません。
dカードを作る3つのステップ
dカードを発行するつもりなら、発行までの手順も知っておきたいですよね。
dカードを作る手順を3つに分けて解説します。
公式サイト上で申し込み
まずdカードやdカードGOLDの公式サイトサイトにアクセスしましょう。
スマホサイト版では表示されたトップページを下の方に進むと、「dカードの詳細とお申込み」ボタンがあります。
ボタンをタップした後、再度一番下の「お申込み」ボタンも押してください。
続けてdアカウントにログインします。
すでにアカウントを持っている方はログインを、まだアカウントがない方は「dアカウントを発行する」から作成手続きを行ってください。
ログインした後、入会申し込みの手続き画面に移ります。
最初に必要な本人確認書類や口座情報を証明する書類を用意しましょう。
続けて利用規約を一読した後で、同意ボタンを押してください。
次にカードブランド・デザインの選択や個人情報の入力を進めます。
項目は全部で29ヶ所あるため、余すところなく入力・選択を行ってください。
全て入力などが終わったら、一番下の「申込み内容の確認に進む」をタップします。
最後に前のページで選んだり入力したりした内容を確認しましょう。
間違いがなければ「申込む」ボタンを押せば、手続きは完了です。
審査を受ける
申し込み手続きが終わると、dカード側で審査が行われます。
早ければ最短5分で審査結果がメールで伝えられますが、カード発行までには5日前後は必要です。
特に入力した内容に不備がある場合、確認に時間が掛かる分、発行が遅れてしまいます。
またキャッシング機能付きカードを申し込んだ場合は基本審査に時間が掛かりやすいため、申し込みで「入会後検討」を選ぶのがおすすめです。
審査通過後に発送
無事に審査を通過するとカードが発送されます。
他のカード会社と同じく、簡易書留郵便や本人限定受取郵便など本人が受け取るタイプの郵送方法が一般的です。
カードが届く当日はなるべく自宅に待機して、配達員が来たら対応してください。
なお不在の場合は不在票が投かんされるため、都合の良い日時に再配達して貰いましょう。
まとめ
dカードでVISAかMastercardのどっちがおすすめなのかを、様々な項目から解説しました。
VISA | Mastercard | |
---|---|---|
シェア率 | 国内:50.8% 海外:27.7% (世界のユーザー数:約34億人) | 国内:17.8% 海外:15.0% (世界のユーザー数:約20億人) |
海外決済手数料 | Mastercardより若干高い傾向 | 安い |
タッチ決済やApple Pay・ Google Payへの対応状況 | 〇 | 〇 |
加盟店数 | 約5,800万店 (世界200以上の国・地域) | 約5,800万店 (世界200以上の国・地域) |
海外で強みのある地域 | アメリカ・アジア地域 | ヨーロッパ地域 |
コストコでの利用の可否 | × | 〇 |
両方とも世界中の国・地域にある多くの店舗で使えるため、どっちが優れているのかは簡単に判断できません。
ただシェア率が高いものを選びたい時はVISA、コストコでも使えるものが欲しい場合はMastercardと、自身の条件に応じて決めることはできます。
両方を見比べた上で自分のライフスタイルに照らして決めるのがおすすめです。
また一定の条件に当てはまる方は、「dカードGOLD」にすることでさらにお得に買い物できる点も、覚えておいてくださいね。