楽天ペイとは、楽天市場を運営する楽天株式会社が2016年から提供するスマホ決済。
楽天市場はもちろん、楽天カードを持っているので、楽天ペイが気になったという方は多いのではないでしょうか。
でも、他のスマホ決済と比べてお得なのかな?というのも気になるところ…。
本記事は、楽天ペイの基本情報やキャンペーン、メリット・デメリットまで解説します。
ぜひ利用前の参考にしてください。
楽天ペイとは
楽天ペイとは、楽天株式会社が2016年から提供するスマホ決済サービスのこと。
スマホ決済はたくさんの種類がありますが、その中でも楽天ペイの提供開始は早いんです。ほとんどは2018〜2019年なので楽天ペイは老舗と言えるでしょう。
そんな楽天ペイの特徴は、楽天カードと組み合わせると1.5%の還元を受けられるところ。
後ほど解説しますが、この還元率は他のスマホ決済と比べても非常にお得です。
まずは、基本情報をサクッと解説!
まずは、楽天ペイがどんなサービスなのか基本情報をまとめました。
還元率
現在、楽天ペイは「いつでも最大1.5%還元キャンペーン」を実施中で、2020年7月1日から、最低でも、還元率1.0%〜(税込み100円で1ポイント)となっています。
必要なもの
楽天ペイは、楽天銀行もしくは楽天カードがないと基本的に利用ができません。ただし、ラクマの売上金があるなら話は別です。
支払い方法
楽天ペイの決済方法は、4種類(QRコードを提示or読み取る・セルフ払い・ネット決済で楽天ペイを選択・クレジットカード)です。
ちなみにクレカは楽天カード以外にもVISA・MasterCard・JCB・AMEX・Diners・Discoverの登録が可能です。
チャージ方法
楽天ペイは、楽天カード・楽天銀行・ラクマの売上金からチャージすることが可能です。
チャージ限度額
楽天ペイは、最大で50万円までのチャージが可能です。ただし、楽天IDの会員ランクや利用状況によって下がることがあります。詳細は公開されていません。
オートチャージ
楽天ペイは、残高が一定額に減ったときに自動でチャージしてくれる機能がありません。
個人間送金
楽天ペイは、アカウントを所有している同士で残高を送金できる機能があります。
楽天ペイを使う2つのメリット
では、まず楽天ペイを使うことで得られるメリットから見ていきましょう。
最大で1.5%還元を受けれる
楽天ペイは、「いつでも最大1.5%還元キャンペーン」のおかげで、最低でも、還元率1.0%〜と高い還元を受けられるようになっています。
ごらんのように、楽天ペイは「チャージして決済」「ポイントで決済」「クレジットカードで決済」の3つの支払い方法があり、どれでも還元率1.0%以上となっています。
その中でもぜひ実践してほしいのが、楽天カードでチャージして還元率1.5%です。
キャッシュレス決済の還元率は1.0%〜で高いと言われるので、この1.5%は驚異的です。
さらに楽天ペイのアプリに入っている楽天ポイントカードを楽天PointClubの加盟店で提示すれば、+0.5%〜最大で1.0%の還元を受けることが可能です。
つまり、最大で還元率は2.5%!この還元率は、他のスマホ決済では真似できません。
それにしても、楽天ポイントやラクマの売上金を使っても還元率1.0%とはすごいですね。
お得なキャンペーンがある
楽天ペイは、お得なキャンペーンを実施しているの使ってみて損はありません。
最新のキャンペーンは公式ページで確認できるので、ぜひチェックしてみて下さい。
でも悪いとこもある、楽天ペイの4つのデメリット
楽天カードがあればお得な楽天ペイですが、他の決手段済と比べると欠点もあるんです。
次は、それを順番に見ていきましょう。
還元率は下がる可能性がある
楽天ペイは1.5%と高い還元を受けられますが、これはあくまでキャンペーンのおかげ。
このキャンペーンは2020年7月1日から始まり、予告なく変更・中止することがあります。
ちなみにキャンペーンが行われるまでの楽天ペイの還元サービスは、こんな感じでした。
還元率 | |
---|---|
楽天カードで楽天ペイ(楽天キャッシュ)にチャージ | 200円で1ポイント (還元率0.5%) |
楽天ペイでSuicaにチャージ | 200円で1ポイント (還元率0.5%) |
楽天カード以外(楽天銀行、ラクマの売上金も含む)からチャージ | 還元なし (還元率0%) |
こんな感じで、基本的に楽天カードがないと還元なし、あっても還元率0.5%〜です。
スマホ決済は、どれも改悪による改悪で、現状は還元率0.5%〜が多いです。なので、楽天ペイは、いつまで、お得か分からないと覚えておきましょう。
そのため、楽天ペイの還元率が下がって後悔しないように楽天カードだけは申し込んでおきましょう!
楽天カードはいくつか種類があるので「楽天カードの特徴や評判など申し込む前に知るべき全知識」の記事で、自分にピッタリの一枚を選んでくださいね。
PayPayの方が使える
楽天ペイは121万ヵ所以上の場所で使えますが、PayPayなら更に使える場所が多いです。
下記に、主要なスマホ決済サービス6種類とシェアを比べてみました。
スマホ決済 | 使える場所 |
---|---|
121万ヵ所以上 | |
171万ヵ所以上 | |
194万ヵ所以上 | |
10万ヵ所以上 | |
170万ヵ所以上 | |
170万ヵ所以上 | |
約10ヵ所 |
このように、楽天ペイは使い勝手が悪いことはないんですが、いま最も使える場所が多いスマホ決済はPayPayなんです。
くわしく調査したところ、楽天ペイは有名な場所でも使えない場所が見つかりました。
- セブン‐イレブン(○)
- ローソン(○)
- ファミリーマート(○)
- デイリーヤマザキ(○)
- ミニストップ(○)
- マクドナルド(×)
- すき家(×)
- 松屋(○)
- 吉野家(○)
- スシロー(○)
- ビックカメラ(○)
- マツキヨ(×)
- ガスト(○)
- ゲオ(○)
そのため、使い勝手を重視するならPayPayを検討した方が良いでしょう。
チャージできる銀行は楽天銀行のみ
楽天ペイにチャージできる金融機関は楽天銀行のみ、それ以外の銀行は利用できません。
そのため、楽天銀行を持っていない場合は、楽天カードからチャージするかラクマの売上からチャージする必要があります。
その際ですが、楽天銀行からチャージしても還元はないと覚えておきましょう。
出金手数料が高い
楽天ペイは、チャージし過ぎた際に出金手数料10%を払えば楽天銀行にお金を戻せます。
しかし、これがPayPayなら手数料は100円もしくは無料です。
スマホ決済 | 出金手数料 |
---|---|
出金額の10% | |
200円 | |
100円(ジャパンネット銀行なら無料) | |
220円 | |
200円 | |
200円(出金額が2万円以上なら1%) | |
出金不可 |
ご覧のように、楽天ペイの出金手数料は他と比べてもすごく高いです。
そのため、出金手数料の安さに魅力を感じるならPayPayの方が良いと言えるでしょう。
実際どう?楽天ペイの評判・口コミ
なんとなく楽天ペイがどんなスマホ決済なのか分かってきましたね。でも、多くの人は使ってみてどう思っているんだろう…というのも気になりますよね。
そこで、Twitterで利用者の評判を集めてまとめてみました。
良い評判・口コミ
楽天(銀行)カード→Kyash→楽天ペイ+ポイントカードで4重取りはうまい😋
— あべし (@abeshi0405) November 25, 2019
楽天ユーザーがとおりますよ
楽天Pay>楽天クレカ>楽天Edy
の通りですね。コンビニも楽天ペイよ。Edyは私は自販機とかかな…
あとキャンペーンやってればEdyの方がお得なときはある— 亜梨 (@riririr321) April 23, 2020
まずは、良い評判からですね。
楽天ペイは、「使い方次第で楽天ポイントをたくさん貯められる」「キャンペーンがお得!」という口コミがありました。
いずれにせよ楽天カードが必須ですが、楽天サービスを使っている人ほどお得に決済が出来るというわけですね。
悪い評判・口コミ
楽天ペイ+0.5%されなくなってる?メリットないんだが…
— いぬ(KX奮闘) (@inu_CRF1000L) September 28, 2019
楽天ペイさん、初利用キャンペーンばっかで継続利用者にメリットないからよくない
— トムナック (@Darm_st) February 5, 2019
楽天ペイの評判をくわしく調査したところ、「還元がない」「初回のキャンペーンしかない」という声が目立ちました。
以前までは楽天ペイの利用自体で還元を受けられたのですが、現在では楽天カードと組み合わせないと還元を受けれません。
また、楽天ペイは初回のキャンペーンを除けば魅力的なキャンペーンがないようです。
そのため、実際に利用してみるとキャンペーンは微妙…と感じるかもしれません。
結論:楽天ペイはこんな人におすすめできる
以上のメリットとデメリット、そして評判をまとめた結果は次の通りです。
楽天ペイは、楽天カードと組み合わせると1.5%の還元を受けられるのがメリットです。
これらをまとめると、
- 楽天カードを持っている
- ラクマの売上で決済したい
- 楽天ポイントが貯まっている
- 楽天市場をよく使う
このいずれかに当てはまる人は、楽天ペイを使っても後悔することはありません。
楽天カードは作っておいて損がない
いま別のクレカを使っているという人でも、楽天カードは作っておいて損はないです。
楽天カードは年会費無料ですし、楽天市場で使えば還元率は常に3.0%〜です。
さらに楽天にはSPU制度あり楽天サービスの利用に応じて楽天市場の還元率は最大16%まで上がるので、楽天市場をよく利用するなら絶対に申し込んで損はありません。
項目 | 詳細 |
還元率 | 1.0%~(100円ごと) |
年会費 | 無料 |
旅行保険 | 海外旅行保険 |
その他優待 | ラウンジ・観光案内など |
スマホ決済 | 楽天ペイでポイント二重取り |
キャンペーン | 新規入会&利用で もれなく5,000ポイント |
評判と口コミ | 楽天カードの評判と口コミ |
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楽天ペイの使い方を3ステップで解説
ここからは、楽天ペイの使い方を3つのステップでご紹介していきます。
- アプリを入れる
- 支払方法を設定する
- 決済する
それぞれ順番に見ていきましょう。
ステップ1.アプリを入れる
まずは、公式サイトから楽天ペイのアプリをインストールしましょう。
アプリを追加したら、楽天会員に登録します。既にIDがあるならログインをして、SMS認証を行います。その後に、楽天ペイの支払方法を設定します。
ステップ2.支払方法を設定する
次に、楽天ペイの支払方法を設定します。支払方法は2パターン(楽天カードを支払先にする・チャージする)ですが、基本的には楽天カードを支払い先にするのがオススメです。
このように、ホーム画面の「お支払い元」からカード情報を登録することができます。
楽天カードからチャージする方法
楽天カードからチャージすることで、合計1.5%と高い還元を受けることができます。
楽天銀行からチャージする方法
楽天銀行からもチャージできますが、この方法だと還元率は1.0%です。
ラクマの売上金からチャージする方法
ラクマの売上金を使ってチャージする場合でも還元率1.0%です。やはり、少しでもお得に決済したいなら楽天カードでチャージするのがおすすめです。
ステップ3.決済する
楽天ペイは、QRコードを提示して決済するのが基本です。
手順はとってもかんたんで、楽天ペイのアプリを開いてそのままQRコードを読み取ってもらうだけ。もしポイントを使いたいときはチェックを入れればOKです。
ただ、店舗によってはQRコードを読み取ってくださいと言われる場合もあります。
その場合は、お支払い方法で「QR読み取り」をクリックしてコードを読み込むことができます。あとは支払い金額を自分で入力して決済すれば完了です。
とはいえ、大半のお店ではQRコードを見せるだけでOKなので安心してください。
セルフ払いは正直おすすめできない
楽天ペイには、お店に行く前に決済するセルフ払いという決済手段もありますが利用している人は少ないのでオススメできません。
お店側もセルフ決済に慣れていないため、利用は控えた方が無難です。
楽天ペイのよくある2つの質問
最後に、楽天ペイで気になるポイントをQ&A方式でまとめました。
まとめ
楽天ペイは、楽天カードと組み合わせることで還元率を1.5%にUPできるのが最大のメリットです。
その一方で、楽天カードがないと還元を受けることができないという欠点が見つかりました。
そのため、楽天ペイを使うなら必ず楽天カード発行してからの利用を検討してみてください。