現金を持つことなく支払いが可能なキャッシュレス決済、そんなキャッシュレスの普及率について調査しました。
- キャッシュレス決済の利用率(普及率)は95%以上
- 最も使われている決済はQRコード決済、クレジットカード、電子マネーとなった
- 年代別で見ても、普及率に大きな差はなかった
- QRコード決済の中では、PayPay、楽天ペイ、d払いが人気
- クレジットカードの中では、楽天カード、三井住友系列のカード、イオンカードが人気となった
なおこの記事は、プレリリースで出した「9割が利用と回答!キャッシュレスの利用・普及率に関する実態調査」の、さらに内容を補足した記事となっております。
それでは、以下詳細を解説していきます。
キャッシュレス決済の利用状況(普及率)を調査
キャッシュレス決済の利用状況(普及率)を調査しました。
調査方法は、10代~70代の男女約400名に対して、インターネットでアンケートを行いました。
- 調査方法:インターネット
- 調査対象:男女399名(10代~70代)
- 調査時期:2024年03月27日〜2024年04月03日
キャッシュレス決済の利用・普及率
キャッシュレス決済(クレジットカードや電子マネー・スマホ決済)を普段利用するのか、アンケートを取ったところ、「はい」の回答が95.5%を超えていることがわかりました。
- はい:95.5%
- いいえ:4.5%
これは意外な結果で、現金払いのみを使っている方は非常に少ないことがわかります。
最も使っている決済方法は?
さらに最も使っている決済方法をアンケート調査したところ、QRコード決済(43.6%)、次いでクレジットカード(37.8%)、電子マネー(15.7%)となりました。
- ORコード決済:166票(43.6%)
- クレジットカード:144票(37.8%)
- 電子マネー:60票(15.7%)
- デビットカード:10票(2.6%)
- プリペイドカード:1票(0.26%)
QRコード決済はPayPayやd払い・楽天ペイなどのアプリで、スマホに入れるだけで使えることから、人気が高いことが予想されます。
キャッシュレス決済の年代別の利用状況
また次に、キャッシュレス決済の年代別の利用状況について調査しました。
20代から60代までのデータを実際に確認してみると、利用状況に大きな差はなく、どの年代もQRコード決済とクレジットカードを広く利用していることがわかりました。
キャッシュレス決済に対する口コミ・評判
次に、実際にキャッシュレス決済に対する意識調査として、「口コミ・評判」についてアンケートしましたので、こちらも紹介していきます。
【使っている人】キャッシュレス決済を使って良かった点は?
- 利用額に比例してポイントが貯まる
- キャッシュバック等のキャンペーンがある
- リボ払い、分割払いなど状況に応じて返済方法を柔軟に変更できる
- キャッシュレス決済のみ対応のサービスを利用することができる
- カードを紛失した場合でも現金と違って直接的な損害とはならない
- 万が一悪用されて身に覚えがない請求があった場合でも付帯保険等で弁済される
近所に散歩に行くときや買い物なら、カードケースのみで財布を持ち歩く必要がなくなりましたし、小さなバッグで身軽に出かけられるようになりました。最近は、セルフレジレジが多いので、少額の買い物でもスムーズにクレジットカードが支払えるようになって便利です。ポイント還元があるので、買い物がお得になる点も魅力的です。
使うたびにポイントが貯まることを知りキャッシュレス決済を使い始めました。会計のたびに小銭を出さなくてよく、財布の中身が軽くなり、スマートに決済できる点が気に入っています。キャンペーンなどによりポイント還元率が高くなる日は、キャッシュレス決済を使うことでよりお得に感じています。使いすぎなどのリスクもありますが、簡単に使える点が便利だと思います。
ちょっとした外出の際に財布を持っていかなくて良いのが最も良かった点です。私はちょっとした外出の際に鞄を持っていくことがほとんどないので、いつも財布とスマホを持って出かけていましたが、それがスマホだけになるので荷物が減って良かったと思っています。また、100円ショップなどあまり値下げされないお店での買い物でもポイント還元の分だけお得に買い物できるという点も良かった点だと思っています。
ポイントが現金よりもつくこととおつりが小銭で出ないこと、支払いに時間がかからないことが良いことだと思います。特にゆうちょ銀行で少ない枚数の小銭の入金に手数料がかかるようになってからは、なるべく小銭を持ちたくないので、キャッシュレスにしています。入金さえしておけば支払いに時間がかからないので、後ろに並んでいる人に迷惑をかけないで済みます。
財布を忘れた時も安心でき、出かけた時に何度か助かっています。クレジットカードやキャッシュカードもまとめて財布に入っているので、もうコード決済がないと不安です。また割り勘するときにお金が足りない or ちょうど払えないときにお金を渡せるのもメリットです。一緒にいなくても簡単に送金や受け取りができ、荷物が多くて財布を出しにくいときにも便利です。
上記のように「支払いが楽」「ポイントがお得」というだけでなく、「次の会計の人に迷惑をかけない」「割り勘が便利」などの口コミもありました。
【使っていない人】キャッシュレス決済を使わない理由は?
次にキャッシュレス決済を使っていない人に対して、利用していない理由を調査しました。
私は使っていませんが、やっぱり専業主婦で収入がないのが、一番大きいです。後は、クレジットカードは契約などが面倒くさいと思います。電子マネーなどは、難しそうでよく分かりません。やっぱり現金が一番分かりやすくて、自分に合ってる決済の仕方だと思います。収入がそれなりにあれば、簡単なものから利用しても良いかなと思います。
クレジットカードは使いすぎてしまうのが怖いので所有すらしていません。電子マネー系やデビットカードは逐一入れるのがめんどくさいので、使用はしていますが頻度はあまり高くありません。カードに何かトラブル(紛失や停止など)があった時に結局現金がないとやってられないので、なら端から現金でいいんじゃないかなと思っています。
普段からスーパーやドン・キホーテやドラックストアなどで買い物をするときに商品を現金で買う癖がついてしまっているのでキャッスレスに少し抵抗があります。ポイントがもらえるとかだったら、キャッシュレスを使用してみたいなとは思います。あとキャッシュレスは個人情報などが洩れて流出しないか心配があります。
キャッシュレス決済を使っていませんが、使っていない理由は単純に現金での決済が一番安全だからです、現金ならばスキミングなどの被害に遭う事もありませんし、個人情報を知られる事もないので安心して決済出来ます、更に災害時には機器の電源が落ちてしまっても現金ならば問題無く使用出来るため、総合的に見て現金での決済方法が良いからです。
キャッシュレスを避けるのは、以前に盗難やトラブルでカード会社とのやり取りが面倒だった経験があるからです。盗難に遭ったり、不正利用されたりすると、多額の損害や手続きの煩わしさが発生します。そのため、安全性や手間を考えて現金を使用しています。また、プライバシーの保護や個人情報の漏洩への懸念もあります。自分のお金を管理する際に、物理的なお金の方が安心感があり、コントロールがしやすいと感じています。
電子マネーもクレジットカードも不安な感じがしていて、あまり信用できないので現金払いを徹底しています。北海道に住んでいるのですが以前に大規模な停電のブラックアウトになった時に一切のクレカが停電が回復するまで使えなくなり、やはり現金ではないと怖いなと思いました。なので絶対に電子マネーやクレカでの買い物はしたくないです。
使わない方は「難しそう」「使いすぎが怖い」「安全性を考慮している」などの理由が多かったです。
キャッシュレス決済のおすすめをランキング形式で解説
最後に、キャッシュレス決済の中で具体的に何がおすすめなのか、実際の利用率からランキング形式で解説していきます。
最も使っているスマホ決済(QRコード決済)は?
最も使っているスマホ決済(QRコード決済)を調査したところ、PayPayが53.6%と最も多く、次いで楽天ペイ(27.1%)、d払い(9.6%)となりました。
- PayPay:89票(53.6%)
- 楽天ペイ:45票(27.1%)
- d払い:16票(9.6%)
- au PAY:11票
- LINE Pay:3票
- メルペイ:2票
最も使っているクレジットカードは?
最も使っているクレジットカードを調査したところ、楽天カードが50%と最も多く、次いで三井住友系列のカード(9.7%)、イオンカード(7.6%)となりました。
- 楽天カード
- 三井住友系列のカード
- イオンカード
- dカード
- エポスカード
楽天カードや三井住友系列のカードは、キャンペーンや決済によるポイント獲得が非常に大きいので、やはり人気が高いです。
またイオンでの買い物が多い方はイオンカードの方が便利ですし、他にもd払いと併用できるdカード、保険や優待が充実しているエポスカードも人気が高かったです。
まとめ
今回はキャッシュレスの普及率について調査しました。
- キャッシュレス決済の利用率(普及率)は95%以上
- 最も使われている決済はQRコード決済、クレジットカード、電子マネーとなった
- 年代別で見ても、普及率に大きな差はなかった
- QRコード決済の中では、PayPay、楽天ペイ、d払いが人気
- クレジットカードの中では、楽天カード、三井住友系列のカード、イオンカードが人気となった
この記事をきっかけに、使っている決済の種類や、メリットについて、見直してみてくださいね。