失業保険の受給中は、毎月のように求職活動実績を得なければなりません。
その中の1つがインターネット応募で実績を得る方法で、パソコンがあれば家でかんたんに実績作りが可能です。
本記事では、求職活動実績をネット応募で作る方法から、申告書の書き方までわかりやすく解説していきます。
この記事を読むことで、自宅からスマホ1つで実績を作る方法について知ることができますよ。
ハローワークの求職活動実績とは
求職活動実績とは、失業保険を受給する際に必要な証明です。
受給の条件がいくつかあり、中でも「受給者に就業の意思があること」は最も重要と言えます。
言い換えれば、受給期間中は一定の就職活動に取り組むことが大切です。
そして毎月のようにハローワークの失業保険担当者に実績を示します。
なお対象の活動は応募以外にも、職業相談やセミナーへの参加、資格試験の受験など様々です。
次回認定日までに2回分の実績が必要
保険の受給に実績が必要なのは理解しても、具体的にいくつ示せば良いのか気になる人もいますよね。
一般的には次回認定日で2回分の実績が必要です。
期間は約4週間、つまり約1ヶ月とされています。言い換えれば大体毎月のように職探しなどで2回分の実績を積み、専用の窓口に届け出る仕組みです。
給付制限期間の場合は約2ヶ月で3回の実績
職場を自己都合で辞めた場合、給付制限期間が設けられています。そして給付制限期間が終了するまでの約2ヶ月は、合計3回の実績が必要です。
ただしうち1回は、初回の受給説明会で得られます。つまり残りの分は実際の活動で得る仕組みです。
なお会社側の都合で退職した人は、説明会に出るだけで初回認定を受けられます。自己都合退職の方がほんの少しだけ必要な回数が多いです。
ふりではなく真面目に求職活動することが重要
求職活動は真面目に取り組むことが重要です。
保険の給付条件が「就職する意思があること」となっている以上、結果的に前進がない活動では受給できなくなります。
例えばセミナーの受講を繰り返すだけでは、「本当に就職する気があるのか」と思われる可能性があります。
怪しまれずに受給するには、ふりではなく真面目な活動が欠かせません。
求職活動実績はインターネット応募でも可能?
後に紹介しますが、求職活動実績を作るには「求人の応募や面接」「セミナーの参加」「資格を取る」など、いくつかの方法が存在します。
結論から言うと、最も実績を作るのに手軽かつ簡単な方法は「インターネット応募で応募する方法」です。
- 自宅からでも実績を作ることができる
- 履歴書や職務経歴書を手書きする必要がない
- 認定日当日でも実績を作ることができる
上記のように、手書きで書類を作って応募するよりも多くのメリットがあるからです。
就職活動を効率的に進めることにも繋がりますので、就職・転職活動全般をWEBで完結させるようにしましょう。
インターネット応募による求職活動実績の作り方4ステップ
求職活動実績の作り方は色々です。中にはあまり動かずに実績を得る方法もあります。
簡単にできる方法の1つがインターネット応募です。
ネットで応募する場合、以下のステップを踏んでいきます。しかし所要時間は長くても1時間程度です。
転職サイトに登録
ネット応募の場合、まずは転職サイトに会員登録します。登録フォームで個人情報を入力すれば完了です。
転職サイトなどを選ぶ際は、なるべく大手で求人数が多いところを選ぶことが大切です。
特にリクナビNEXTは求人数の多さや使いやすさで定評があります。
- 求人数が転職サイトの中でNo.1
- サイトだけなくアプリで求人をかんたんに確認できる
- アプリ内で転職ノウハウの勉強や、自己分析ツールで診断も可能
転職エージェントを使うと実際の応募まで時間がかかる場合がありますので、急いでいる方は転職サイトを使った方が無難です。
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希望条件や企業名などで求人を検索
登録が完了したら、次は希望条件や企業名などでの検索です。
検索用のページに希望の条件などを入力し、出てきた求人を1件ずつ検討します。
あまり特定の企業にこだわりがなければ、希望条件で自分が望む勤務条件の求人を検索するのがおすすめです。
なお求人は最低2件は決めておくべきです。求人を無事見つけることができたら、実際に応募していきます。
2件の求人に応募
求人が2件決まったら、履歴書データなどを作成して応募です。
2件とも応募が完了すれば、今回認定分で必要な実績を得られます。
方法としては、基本情報を入力後に応募企業のページに進み「応募画面へ進む→求人に応募」の2ステップで完了です。
失業保険申告書に記入
応募が完了した後は、失業保険申告書に応募した旨を記します。応募方法や活動日、応募先などを記すのが基本です。
記入欄には選考状況を書く場所もあるものの、最初の書類選考の最中でも「選考中」と記せば問題ありません。
申告書のより詳しい記入の方法は、次の項目でご紹介します。
求職活動実績のインターネット応募における失業認定申告書の書き方
ネット応募の後、極力すぐにでも申告書に記入したい人もいますよね。しかし初めての応募が完了したものの、具体的な記入方法が分からないケースもあります。
実は応募後に申告書に記入する方法は非常に分かりやすいです。以下の3つのステップで見ていきます。
「求職活動をした」欄・応募企業名などの記入
最初に申告書の最も左側にある「求職活動をした」欄で、「ア」の部分を丸で囲います。
そして右下隣りの欄で応募企業名・応募日を記す流れです。
応募日については、実際に応募した日付を書くだけです。
応募方法・応募のきっかけ欄への記入
応募日まで書いたら、右隣りにある応募方法欄も記します。
書き方は「転職サイトから応募」や「派遣会社でエントリー」などの記入例で十分です。
職種まで記したら、「応募のきっかけ」欄では「(エ)インターネット」の部分に丸を記すだけです。「(エ)」の部分を囲っても問題ありません。
選考状況を記入
最後に一番右側にある「応募の結果」欄に選考状況を記載します。
すでに選考結果が出た場合は、「○月○日に二次面接」や「不採用」と書きましょう。
より詳しい書き方について知りたい方は「失業認定申告書の書き方」の記事をご参考下さい。
インターネット応募で求職活動実績を作る際の注意点4つ
ネット応募を利用すれば、確かに比較的負担のない状態で実績作りができます。
しかしネット経由で応募する場合は、いくつか気を付けたい点があります。
実際に応募しなければ実績にならない点などの4つで、いずれも前もって頭に入れておくべきです。
実際に応募しないと実績にならない
まず実際の応募がないと実績になりません。
ネット応募でよくある勘違いが、「転職エージェントなどで会員登録や検索さえすれば実績になる」というものです。
実績と認められるには、きちんと履歴書を送る形の応募まで行うのが大切です。
面接辞退は極力避ける
次に面接辞退は極力避けるようにしましょう。
面接のセッティングは転職エージェントや企業が多大な労力を払って行うものです。
しまいには面接のキャンセルがハローワーク側に伝わり、認定どころか給付の対象外になる場合もあります。非常にリスクある行為のため、辞退は避けるべきです。
ただし体調不良等やむを得ない事情がある場合は、エージェントや企業に相談すれば何らかの対応をしてもらえます。
応募辞退は繰り返さない
面接辞退に加え、応募辞退もあまり行うべきではありません。確かに一度応募した後で辞退しても実績は残ります。
一度応募した求人は特別な事情がない限り、選考結果をはっきりさせるべきです。
辞退するのであれば、きちんとした理由に基づいて行うべきです。
ハローワークは求職活動を応募先に確認している
最後にハローワークは本当に応募がされたか確認しています。ハローワークを介さない応募である以上、職員も企業への確認で応募状況を把握するためです。
仮に応募がされておらず、虚偽の実績申告であった場合、給付対象から外れる可能性が高いです。
嘘をついて失業保険を受け取るのは不正受給に当たるため、絶対避けるべきです。
インターネット応募以外で求職活動実績を作る方法5つ
今までインターネット応募で実績を作る手順や注意点などを見てきました。実は実績作りの方法は他にも色々あります。
主に職業相談やハローワークのセミナーなど全部で5つです。
職業相談
最初に職業相談があります。ハローワークで日常的に行われており、1回の相談で1回の実績が得られるものです。
認定日までに実績は2回必要であるため、2回相談すれば基準を満たせます。求人に関する質問や応募書類の添削など相談員の力が必要な内容で相談するのが望ましいです。
詳しくは「求職活動実績は職業相談だけで作れる?」の記事にて纏めています。
ハローワークのセミナー・講習会に参加
次にハローワークで定期的に開催されるセミナーや講習会でも実績を得られます。1ヶ月で数回~10回前後開催されており、予約不要で参加できるものも多いです。
なお期間内に同じ内容のものを複数回受講したり、1日で複数のセミナーに出席したりしても実績にならない点は注意すべきです。
詳細は「求職活動実績はセミナーのみで貰える?」の記事にて纏めています。
ハローワークの紹介による求人に応募する
ハローワークの紹介による求人応募も1つの方法です。
検索用パソコンで気になる求人を見つけたり、相談員に紹介して貰ったりした求人が適用されます。
ネットに比べて職員が直接介するケースが多いため、より実績証明がしやすいです。
転職エージェントのセミナーや転職フェアに参加
転職エージェントで行われるセミナーや転職フェアに開催するのも実績になります。
会員登録さえ済ませていれば参加資格はあるため、ネット応募との併用にうってつけです。
特にdodaなどの大手エージェントが開催しているので、気になる方は確認してみてください。
会場の受付などでは参加証明書を忘れず発行して貰うのに注意して下さい。
また近年ではオンラインでイベントも開催されており、マイナビジョブ20’s
実務に役立つ資格試験の受験
最後に資格試験の受験も実績に数えられます。
加えて試験勉強だけでもカウントされるため、申告書にきちんと勉強中の旨を記すようにしましょう。
ただし資格試験で実績を得る場合、趣味や教養程度にしかならない資格は対象になりません。
もし受験予定の資格が対象になるか気になる場合は、確認しておきましょう。
実績を作りながら本気で転職したい方は転職サイトがおすすめ
最後になりますが、今すぐ効率的に転職したいと感じている人は「転職サイトを併用して利用する」ことが内定への近道です。
転職サイトに登録されている企業は「いますぐ人材が欲しい会社」なので、採用の意欲が高く、テンポ良く就職活動を進めることができます。
かくいう私も過去2回の転職経験がありますが、いろいろ使った中で最も使いやすいのはリクナビNEXTです。
- 業界トップクラスの公開求人数
- 企業から求人オファーを貰えることもある
- スマホアプリでかんたんに求人検索・応募ができる
- グッドポイント診断で自己分析も可能
特に求人数が多く、スマホアプリで求人検索・応募ができるので、いつでもどこでも就職活動を進めることができます。
加えて各種診断で自己分析もできますし、企業から逆にオファーをいただけることもあります。
転職エージェントよりも自由度が高いので、変なプレッシャーに捉われることなく就職先を見つけることができますよ。
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求職活動実績のインターネット応募における「よくある質問」
まとめ
インターネット応募で求職活動実績を貰う方法を見てきました。
転職サイトやエージェントなどに登録し、気になる求人2件に登録すれば、短時間で必要な実績を得られます。
インターネット応募は実績を得るには非常に楽な方法の1つと言えます。極力手間を掛けずに失業保険を受給する際におすすめです。
その他実績の作り方が知りたい方は「求職活動実績が足りない時に使える3つの裏ワザ」の記事も参考くださいね。