NFT取引を始めようと考えてNFTマーケットプレイスを探している方もいますよね。しかし英語で書かれていたり日本円に対応していたりするものが多く、利用するサービスを決めかねている方もいるでしょう。
もし日本人ユーザーに優しいNFTマーケットプレイスを探しているのであれば、Adam byGMOはいかがでしょうか。Adam byGMOはGMOグループが運営しているため、表記も日本語がデフォルト設定です。
また仮想通貨以外にも、クレジットカードや銀行振り込みを使えば日本円でも決済できます。便利そうなAdam byGMOの特徴などが気になりますよね。
フクル本記事ではAdam byGMOの特徴や使い方などについて徹底解説します。
Adam byGMOの基本情報
（Adam byGMO公式サイトより）
日本発で日本円でも簡単に使えるNFTマーケットプレイスがあれば使ってみたいですよね。日本円決済にも対応しているNFTマーケットプレイスがAdam byGMOです。
Adam byGMOは日本でも有名なGMOグループが運営しているとともに、様々なNFT作品を取引できます。最初にAdam byGMOの基本的な情報を見ていきましょう。
Adam byGMOとは
Adam byGMOとは、nanakusaやCoincheck NFTとともに有名な日本発のNFTマーケットプレイスです。2021年8月にβ版がローンチされ、12月には英語版のリリースとともに正式版に移行しました。
また国内インターネット事業大手のGMOグループが運営しているため、安全性やサービスの安定性の面でも安心できます。国産のサービスで日本語に対応しているのはもちろん、日本円決済に対応している点でも便利です。
扱っているNFTアートは写真・デジタルアート・楽曲・動画など多岐に渡ります。著名人クリエイターの作品も多く並んでいるため、好きなアーティストの作品に触れられる点も魅力です。
Adam byGMOの運営者情報
Adam byGMOの運営者情報は以下の通りです。実際にサービスの利用を考える際に参考材料にしていただければ幸いです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | Adam byGMO |
| サービス開始日 | 2021年12月13日（正式版） |
| 運営会社 | GMOアダム株式会社 |
| サービス内容 |
NFT発行・NFTの購入・一次販売・二次販売 （一次販売は要審査） |
| 取り扱いNFT作品 | 写真・アート・動画・トレーディングカード・漫画・楽曲 |
| 対応ウォレット | MetaMask（メタマスク） |
| 決済方法 | イーサリアム（ETH）・クレジットカード・銀行振込 |
| 公式サイト | https://adam.jp/ja |
Adam byGMOの特徴4つ
Adam byGMOを利用する際、サービスの特徴はぜひ把握しておきたいですよね。Adam byGMOの主な特徴は以下の4点です。
イーサリアムと日本円でNFTを購入できる
まずAdam byGMOではイーサリアムと日本円で決済できます。多くのNFTマーケットプレイスでは仮想通貨を使って支払うのが一般的です。ただ仮想通貨決済のみの場合、トークンや取引所口座・ウォレットの準備が欠かせません。
一方Adam byGMOの場合は、日本円でもクレジットカードや銀行口座経由で決済できます。事前にカード情報や口座情報を登録しておくだけでNFTを買う際に決済されるため、非常に便利です。
ちなみにクレジットカードについては、VISA・MasterCard・JCB・AMEX・Dinersのブランドがあるものを使えます。多くのカードに対応しているため、手持ちのカードで気軽にNFTを購入できます。
日本円決済の方が手数料（ガス代）が安い
なお日本円で決済する場合、イーサリアム決済に比べて手数料（ガス代）を大幅に抑えられるのもメリットです。イーサリアムの場合、近年利用頻度が増えたことで手数料が高騰しています。
しかし日本円で決済する場合、銀行振込で少額の手数料が発生する程度です。クレジットカード決済であれば手数料は掛からないため、後で売る場合まで考えて余計な費用を軽減できます。
多くの有名人クリエイターが参画
（Adam byGMO公式サイトより）
またAdam ByGMOでは国内外から多くの有名人クリエイターが参加している点も特徴です。ランキングや作品一覧を見ていくと、坂本龍一氏・小室哲哉氏・ORANGE RANGE・東村アキコ氏などの名前が並んでいます。
また著名人の作品も2022年8月下旬時点で240件以上が出品されている状態です。今後も多くの有名人クリエイターが参画する可能性が高いため、好きな有名人の作品を手にする機会も増えるでしょう。
クリエイターはロイヤリティ収入も見込める
Adam ByGMOではnanakusaやRaribleなどと同じく、クリエイターがロイヤリティ収入を得られます。ロイヤリティは作品が二次販売（購入者による再販売）の際に発生する、元の作者への料金です。
そしてロイヤリティはクリエイター側で予め割合を決めておけば、二次販売時の収益の一部をもらえます。例えばロイヤリティ率を10％にしていた場合、二次販売の際に1,000円で売れれば100円が得られる仕組みです。
特に多くのNFTアートを出品していれば、様々な人が二次販売しただけ高額のロイヤリティ収入が期待できます。もちろん二次販売では購入者もお金を得られるため、共に儲かる仕組みです。
NFT保有者限定のコンテンツがある
Adam ByGMOでは他にもNFT保有者限定のコンテンツが実装されています。クリエイターからNFTを購入した人だけが見られるコンテンツで、内容も動画・音楽・画像で提供される仕組みです。
映像作品や楽曲を購入した際に付いてくる特典に近いものと考えると理解できるでしょう。特に好きなクリエイターやアーティストの作品であれば、購入時の楽しみになります。
また一般クリエイターの場合でも限定コンテンツを添えることで、新しいファンを獲得できる点で魅力です。ビジネスで利用する場合、新たな顧客を掘り起こすツールとしても使えます。
Adam byGMOの評判と口コミを独自調査
次にAdam byGMOの評判と口コミを解説します。口コミはクラウドソーシングサイトの1つである「ランサーズ」にて募集し、集計しました。
海外のマーケットプレイスは一旦日本円をイーサリアムなどにする必要があるが、Adam byGMOはクレジットカードや銀行口座経由で決済できるので、簡単にNFTを始めることができる。
NFTはガス代が徐々に高くなってきているので、日本円で決済でき、通常よりもガス代が少なくなっているのは非常にメリット。
アートや音楽のみに特化しているマーケットプレイスなどがある中で、Adam byGMOは幅広いNFTを取り扱っているので、初心者が利用するのに非常に向いている。
NFTの購入・転売をして副業収入を得ようと思ったが、やはり他のプラットフォームと比較するとまだ母数が少ないと感じる。それでもサイトとしてはUIも良く、非常に使いやすい。
NFTを販売する側はロイヤリティをつけることができるので、二次販売されても収入を得ることができる。加えて購入者特典などもつけることができるので、キャンペーンの幅を広げられるのは非常に良いと思った。
以上のように、海外の大手プラットフォームと比較すると商品の母数は少ないという口コミはあったものの、全体的に前向きな口コミが非常に多かったです。
Adam byGMOの始め方5ステップ
Adam byGMOの特徴や魅力などを見ていくと、実際に使ってみたい方もいますよね。Adam byGMOを使い始める場合、以下5つの手順で進めていきます。
公式サイトにてアカウント作成
（Adam byGMO公式サイトより）
最初にAdam byGMOの公式サイトを開きましょう。トップページの右上に「新規登録」と書かれた水色のボタンを押します。続いてボタンを押した後に出てくるフォームにメールアドレスを入力しましょう。
なおSNSなどのアカウントでも新規登録できます。Google・Apple・LINE・Twitterのアカウントがあれば手軽にできるため、比較的便利です。
メールアドレス利用の場合、入力後は登録したアドレスに運営側からメールが送られます。メールを開いてURLを押すか検索すれば、ユーザー設定ページに移り、本格的な手続きが始まる流れです。
ユーザー設定
（Adam byGMO公式サイトより）
ユーザー設定のページに移ると、表示されるフォームで基本的な登録情報を入力します。登録内容はID・パスワード・居住国・生年月日です。
特にIDについては6～32文字で好きなものを入力します。後で変更できないため、見られたくない情報を載せない点や入力ミスに注意しながらフォームを埋めましょう。
電話番号認証
（Adam byGMO公式サイトより）
ユーザー設定が終わり、「次に進む」を押すと電話番号認証に移ります。携帯電話番号を入力し、下の「SMSを送信する」を押せば、認証番号付きのショートメッセージが送られる仕組みです。
送られてきたメッセージには6桁の認証番号が書かれています。落ち着いて確認しながら入力し、次の手順に進みましょう。
本人確認・利用規約への同意
電話番号認証が終わると、本人確認を行います。本人確認では生年月日を選択するだけです。選択が終われば、あとは利用規約を読んで同意します。一通り読んで同意のチェックを入れれば完了です。
登録手続きが完了すれば、続けてAdam byGMOのサービスを利用できます。
MetaMask（メタマスク）ウォレットの作成・接続
（MetaMask公式サイトより）
Adam byGMOでイーサリアム決済を利用したい場合は、国内取引所の口座やMetaMask（メタマスク）も欠かせません。コインチェックなどの国内取引所で口座開設した後、イーサリアムを購入します。
MetaMask（メタマスク）についてはGoogleの拡張機能でインストール可能です。アカウントなどを作成したら、国内取引所で購入したイーサリアムをMetaMaskに移しましょう。
コインチェックでの口座開設やMetaMaskの作成方法などの詳細は、以下を参考にしてください。
MetaMaskにイーサリアムを入れ終えたら、Adam byGMOの公式サイトと繋げておくと便利です。
コインチェックの口座開設~入金の手順
(タップで開きます)
Coincheck(コインチェック)の口座開設から入金の手順を3つのステップで解説します。
- コインチェックで口座開設
- ウォレットを作成
- 暗号資産購入~ウォレットに入金
【コインチェックの口座開設方法】
まずはコインチェックの公式サイトに飛び「会員登録」をクリックします。
＼ 国内ダウンロード数No.1* ／
※ 対象：国内の暗号資産取引アプリ 期間：2019年1月～2023年12月 データ協力：App Tweak
次に下の画面の赤枠部分を入力します。「メールアドレス」「パスワード」をそれぞれ設定し、「私はロボットではありません」の部分にチェックを入れ「会員登録」を押して進みましょう。
会員登録ボタンを押すと、先ほど入力したメールアドレスにメールが送られてきます。メール内のURLをクリックすると、下記のページに遷移します。
次に本人確認を実施します。全てWEBで完結しますので、そんなに時間はかかりません。
下記の赤枠の「本人確認書類を提出する」をクリック。
クリックすると下記画面に移行します。自身の受信できる電話番号を入力し、電話番号にSMSで送られてくるコードを入力しましょう。
認証コードが受理されれば電話番号登録は完了です。
次にまだ本人確認が終わっていないので、再度「本人確認書類を提出する」をクリックします。
クリックすると先ほどとは違うページに遷移します。次に提出するのは本人確認書類で、アプリを使って申請していきます。
上記の「アプリのQRコードを表示」を選択すればQRが表示されますので、アプリで開き、順次進めていけば登録は終了です。
なお、本人確認書類は下記の書類が該当しますので、必要なものを準備しておいて下さいね。
- 運転免許証
- パスポート・在留カード
- 特別永住者証明書
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード
- 個人番号カード
【ウォレットの作成方法】
次にウォレットの作成方法を解説します。
まずはGoogleが提供しているWebブラウザの1つであるChromeを開き、メタマスクの公式HPに移動します。
下記のページに移行したら、赤枠部分の「拡張機能を追加」をクリック。
追加すると、Chromeの右上の画面からメタマスクが開けるようになります。
次にメタマスクを選択し「開始(Get Started)」をクリックしましょう。
メタマスクの「開始」をクリックすると、下記画面の「MetaMaskが初めての場合」というページに移動しますので、右側の「ウォレットの作成（Create a Wallet）」をクリックします。
ウォレットの作成をクリックすると、下記のような「MetaMaskの品質向上へのご協力のお願い」というページに進みます。
ここは内容を軽く確認し「同意します(I agree)」をクリックして次に進みます。
同意を選択すると、パスワード設定に移行します。
下記画像の「新しいパスワード」の部分にメタマスクで扱うパスワードを自身で考えて設定しましょう。
入力後「パスワードの確認」で同じパスワードを入力し「使用条件を読んで同意しました」にチェックして「作成」をクリックします。
パスワード設定が完了したら、次は「秘密のバックアップフレーズ」の保存・入力を行います。
下記画像の赤枠の部分をクリックすると英単語が12種類表示されます。
これらを後で入力する必要があるので、12種類の単語と順番をコピペして保存しておきましょう。
保存が完了したら「次へ」をクリックします。
秘密のバックアップフレーズを保存したら、実際にコピーした12種類の英単語を入力していきます。
秘密のバックアップフレーズの入力に成功すると下記のように「おめでとうございます」という画面に移行します。
最後に「全て完了」というボタンを押せば設定完了です。
再度言いますが、メタマスクは「パスワード」と「秘密のバックアップフレーズ」を保存しておく必要がありますので、しっかり保存しておいてくださいね。
【暗号資産購入~ウォレットに入金】
次にコインチェックで暗号資産を購入し、取引所からウォレットに入金する方法を解説していきます。
ますはコインチェックのホーム画面を開き「販売所(購入)」をクリックします。
クリックすると販売所（購入）のページに移動します。
基本的に取引所で暗号資産を購入する時はこのページに移動するので、覚えておきましょう。
今回はイーサリアム（ETH）を購入するので、下記画像の赤枠部分の「ETH」を選択し「購入する」をクリックします。
これで暗号資産の購入は完了です。次に実際に購入した通過をウォレットに送金していきます。
再度コインチェックのホーム画面を開き、下記画面の青枠の「暗号資産の送金」をクリック。
クリックすると実際に送金する画面に移動します。送金リストに宛先を追加し「送金する」ボタンを押せば完了です。
送金リストの追加については下記の画像を参考にして下さい。新規ラベルには自身が分かりやすいような名前を、新規宛先には先ほど登録したメタマスクのアカウント名をコピペします。
拡張機能のメタマスクを開き、画面上部のアカウント名の部分を貼り付ければ送金先リストの作成は完了です。
これで「送金する」をクリックすれば送金は完了になります。
Adam byGMOでのNFT購入方法2つ
Adam byGMOで利用登録した後、早速NFTを購入してみたいですよね。NFTを購入する際、2通りの方法があります。
定額販売のNFTを購入
（Adam byGMO公式サイトより）
NFTを普通に購入する場合、定額販売されている作品を選びましょう。カテゴリーやページ上部の検索窓を使って作品を検索し、表示されたところで「定額販売」を押します。
そして一覧の中から欲しい作品を見つけたらクリックし、詳細ページに移動しましょう。続けて詳細ページの右側にある「今すぐ購入する」ボタンを押し、イーサリアム決済か日本円で支払います。
なおイーサリアム決済の場合は、前もってMetaMaskを接続しておきましょう。
オークションに参加・落札する
（Adam byGMO公式サイトより）
Adam byGMOではオークション方式での購入もできます。入札期間内で最も高い値段を提示した方が購入できるやり方です。
作品を検索した後に「オークション」を押せば、作品を絞れます。欲しい作品を見つけたら詳細ページを開き、「入札する」ボタンで現在より高い金額を提示しましょう。
提示後はより高い金額が提示された場合や落札された場合にメールで通知が来ます。なお落札時に購入する際も、イーサリアムか日本円で決済できる仕組みです。
Adam byGMOでのNFT出品方法4ステップ
Adam byGMOを利用する際、NFTを出品する方法や流れも気になりますよね。NFTを出品する際、以下4つの流れに沿って手続きします。
一次出品の場合はクリエイター申請で審査を受ける
まず自分の作品をNFTとして一次出品する場合、事前にクリエイター申請が必要です。Adam byGMOでは承認を得たクリエイターだけが一次出品できます。
申請を行う場合、まず公式サイトの一番下にある「NFTの出品（個人クリエイター）」を選びましょう。移動先のページにあるフォームで必要事項を入力したりデータを添付したりして送信すれば、審査を受けられます。
二次販売の禁止期間を事前確認
一度購入したNFTを再出品する二次販売は一時出品に比べるとハードルが低いです。ただし二次販売の場合は禁止期間があるため、事前に確認します。
禁止期間中であれば期間が終了する日の翌日以降に出品可能です。
出品者情報や受け取り方法を入力
（Adam byGMO公式サイトより）
NFTを出品する場合、まずマイページで出品者情報や受け取り方法を入力します。出品者情報では名前・郵便番号・住所が入力すべき項目です。なお集合住宅の場合は、建物名や部屋番号も忘れずに記します。
出品者情報を入力した後は銀行口座の入力です。日本円で決済する場合は、受け取り口座を指定します。銀行名・支店名と番号・口座番号を間違いなく入力しましょう。
もしイーサリアム決済を望む場合は、ウォレット登録も必要です。MetaMask（メタマスク）を接続し、接続の承認や署名を行えばアドレスが自動で登録されます。
マイページから販売するNFTを選んで出品
（Adam byGMO公式サイトより）
最後にマイページで出品するNFTを選んで販売しましょう。販売形式を定額販売またはオークションから選び、金額を入力します。
もし販売期間を指定したい場合は、開始日時と終了日時も決めましょう。最後に利用規約に同意するチェックを入れて「出品する」ボタンを押せば完了です。
まとめ
Adam byGMOの特徴や始め方などを色々と見てきました。日本円決済に対応していたり、様々なジャンルの作品を出品できたりする点などが魅力的です。
また日本発のNFTマーケットプレイスであるため、日本語で表記されている点でも負担を軽減できます。購入や出品の方法もかなりシンプルであるため、気軽に利用できるでしょう。
Adam byGMOは日本人ユーザーにとって非常に使い勝手の良いサービスです。NFT取引を始めてみたいのであれば、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
また他のマーケットプレイスを使ってみたい・比較してみたいと感じている方は、下記の記事もあわせて確認してみてくださいね。