仮想通貨業界で注目のDEX(分散型取引所)とは?おすすめ取引所や使い方も

将来に備えて仮想通貨について考えたり調べたりしていると、「DEX(分散型取引所)」という言葉を見かけることがありますよね。すでにDEXについて知っていて詳しく知りたい方もいるでしょう。

DEXは現在仮想通貨取引で注目されている存在です。普通の取引所ではできないような取引を扱ったり、様々な銘柄を売買したりできるため、ぜひ知っておくと良いでしょう。

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本記事はDEX(分散型取引所)の特徴・おすすめ・使い方などについて解説していきます。

この記事を読むことで、DEXの抑えておくべき点をしっかり理解することができますよ。

目次

仮想通貨業界で不可欠なDEX(分散型取引所)とは?わかりやすく解説

仮想通貨業界で不可欠なDEX(分散型取引所)とは?わかりやすく解説

仮想通貨について調べたり関係する記事やニュースを読んでいたりすると、「DEX(分散型取引所)」という言葉を見聞きすることがありますよね。あまり聞いたことのない方も多いのではないのでしょうか。

実はDEXは仮想通貨を扱う上でぜひ知っておきたい用語です。まずはDEXの特徴についてご紹介しましょう。

中央管理者不在で直接仮想通貨取引できる場

DEX(分散型取引所/Decentralized Exchange)とは、中央管理者がいない仮想通貨取引所のことです。普通の金融機関のように運営企業が存在しない代わりに、ユーザー同士が直接取引できる場となっています。

ユーザーがお互いに自分のウォレットを使って取引する形になるため、事前のアカウント作成や本人確認は必要ありません。また中央で管理する企業がいない分、人件費などの経費も抑えられるため、手数料も安く済みます。

他にも口座開設の際に審査も存在しないため、貧困に苦しんでいる方が気軽に利用できる点も魅力です。

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スマホさえあれば国籍や経済力に関係なく様々な人々が活用できます。

ブロックチェーンで取引が処理・記録される

dexはブロックチェーンで取引が処理・記録される

DEX(分散型取引所)に管理者がいないとなると、誰が取引を記録するのかが気になりますよね。DEXでは中央管理者(運営企業)に代わってスマートコントラクトブロックチェーンに取引内容を記録する体制です。

スマートコントラクトとは、契約や取引を自動的に進めるためのプログラムを指します。そしてブロックチェーンに記録された内容は改ざんや捏造ができないため、双方が納得する形で取引が成立する仕組みです。

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従来の金融機関とは異なりトラブルが発生しづらいため、仮想通貨を媒介にした円滑な取引がしやすくなっています。

DEXとCEX(中央集権型取引所)・DeFiの違いとは?

DEXとCEX(中央集権型取引所)・DeFiの違いとは?

DEX(分散型取引所)について調べると、似た言葉に「CEX」や「DeFi」といった用語を目にすることがありますよね。DEXと2つの語の違いは何なのでしょうか。

まず「CEX(Centralized Exchange)」は、中央管理者がいる仮想通貨取引所を指します。DEXと異なり運営企業が取引所の管理・運営を行うのが主な特徴です。ちなみに日本国内の取引所も多くがCEXになっています。

CEXでは口座開設の際も身分証の提示が必要になるため、手続きが完了するまで時間が掛かりがちです。加えて管理運用に人件費が掛かるため、手数料も高い傾向にあります。

一方DeFi(ディーファイ/Decentralized Finance)は「分散型金融」を意味する言葉です。管理者のいない金融システムのことで、DEXはDeFiの中に存在する取引所と言えます。

DEX(分散型取引所)の種類を紹介

DEX(分散型取引所)の種類を紹介

DEX(分散型取引所)は大きく2種類に分けられます。オーダーブック式とAMM(オートメイテッド・マーケット・メイカー式)があり、DEXを理解する上で欠かせない分類です。

オーダーブック式

まずオーダーブック式は、一般的な取引所にあるオーダーブック(注文板)を使って取引を行います。注文者が作って、取引を受ける側が内容を了承することで取引が成立する仕組みです。

オーダーブック式は、さらにオンチェーン・オーダーブック式とオフチェーン・オーダーブック式に分かれます。オンチェーン式は取引の全内容が、オフチェーン式は最終結果のみが記される内容です。

両者は書き込まれる量に差があるため、セキュリティの高さや手数料の金額も異なります。なおオーダーブック式は中央集権型の取引所寄りのDEXに取り入れられている手法です。

AMM(オートメイテッド・マーケット・メイカー)式

一方AMM(オートメイテッド・マーケット・メイカー)式は、スマートコントラクトが自動的に取引を成立させています。現在DEXの多くで導入されている方式です。

単に取引できるだけでなく、流動性の提供(イールドファーミング)やステーキングを通じて報酬を得られるメリットもあります。なお取引成立の時間が迅速である点も特徴です。

おすすめのDEX(分散型取引所)4種類をトークンのチャートとともに紹介

おすすめのDEX(分散型取引所)4種類をトークンのチャートとともに紹介

DEX(分散型取引所)は近年仮想通貨の世界で注目されている存在です。同時に各取引所では独自の通貨を発行しています。

DEXは今後仮想通貨取引が普及するにつれてさらなる発展が見込まれているため、発行している通貨の値打ちが上昇する可能性も高いです。

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中でも以下の4種類は、将来を考えて保有しておくのがおすすめと言えます。

Uniswap(Uni)

おすすめのDEX_Uniswap(Uni)

CoinMarketCapより)

シンボルUNI
価格(2022.6.22現在)649.64円
時価総額(2022.6.22現在)約4,677億円(20位)
発行枚数10億枚
流通枚数(2022.6.22現在)約7.2億枚

Uniswap(ユニスワップ)はAMM式のDEXでは非常に知名度が高い取引所です。主に以下の特徴やポイントが挙げられます。

  • イーサリアム系トークンの交換が盛んで、流動性が非常に高い
  • 時価総額ランキングは20位で、11位を記録した経歴もある
  • UNIは2021年に躍進し、一時期4,500円の価格を記録したことも

まずイーサリアム系のブロックチェーン上に構築されているため、同じイーサリアム系のトークンとの交換が盛んに行われています。取引高の高さに応じて流動性が非常に高いため、イールドファーミングでも稼ぎやすいです。

Uniswapの取引の盛況さは時価総額ランキングの高さにも表れており、2022年6月現在で20位を記録しています。過去には11位にまでなったこともあるため、いかに多くのユーザーに使われているかがうかがえるでしょう。

また同取引所が発行する独自トークンUNIは2021年から大きく躍進した銘柄です。一時は4,500円もの高さになったこともあるため、仮想通貨市場が盛況であれば資産価値の向上が大いに期待できます。

PancakeSwap(CAKE)

おすすめのDEX_PancakeSwap(CAKE)

CoinMarketCapより)

シンボルCAKE
価格(2022.6.22現在)410.37円
時価総額(2022.6.22現在)約611億4,000万円(74位)
発行枚数7.5億枚
流通枚数(2022.6.22現在)約1億4,900万枚

PancakeSwap(パンケーキスワップ)もDEXでは非常に人気の高い取引所です。主な特徴や魅力に以下の点があります。

  • 手数料が非常に安い
  • ステーキング・イールドファーミングだけでなくNFT(非代替トークン)取引もできる
  • Pancake Bunny(パンケーキバニー)を使った自動複利運用も可能

まず手数料が非常に安い点が大きな魅力です。PancakeSwapではイーサリアム系ではなくバイナンス系のブロックチェーンが使われています。イーサリアム系チェーンに比べて処理速度が速い分、手数料も数十円程度と安いです。

またステーキングやイールドファーミングに加えてNFT取引もできます。NFTは複製できないデジタル資産であるため、価値さえ付けば大儲けできる可能性さえあるものです。今後注目されることで価値向上も期待できます。

他にもPancake Bunny(パンケーキバニー)を使って、仮想通貨の自動で複利運用できる点もメリットです。最適な運用方法を自動で選んで資産を増やすため、仮想通貨運用の負担を大幅に減らせます。

ちなみに独自トークンCAKEも発行されており、2021年5月には4,500円台にまで上昇しました。価格は下がっていますが、取引所の発展も期待できるため、今後に備えて買っておくのもおすすめです。

SushiSwap(SUSHI)

おすすめのDEX_SushiSwap(SUSHI)

CoinMarketCapより)

シンボルSUSHI
価格(2022.6.22現在)161.26円
時価総額(2022.6.22現在)約206億円(51位)
発行枚数2.5億枚
流通枚数(2022.6.22現在)約1億2,700万枚

SushiSwapはUniswapから独立する形で発足した取引所です。主な特徴やポイントに以下の点があります。

  • イーサリアムブロックチェーンでも処理速度や手数料の点で便利
  • イールドファーミングだけでなくステーキングやレンディングなども可能
  • 独自トークンSUSHIはNFT・メタバースなどの開発の進展で伸びる可能性

まず同取引所はイーサリアムブロックチェーン利用ではありますが、処理速度の迅速さや手数料の安さが評判です。イーサリアム系チェーンでもレイヤー2と呼ばれるものを使っており、処理速度の負担が大きくないことによります。

また多様なサービスを扱っており、仮想通貨を増やす上で便利です。イールドファーミングに加えてステーキング・レンディング・NFT取引も利用できます。加えて最近ではメタバース開発にも積極的です。

独自のトークンとしてSUSHIを発行しています。NFTやメタバースとも関係しているため、今後メタバースの開発が進んだりNFTなどが注目されたりすることで、価値も上昇していくでしょう。

CurveFinance(CRV)

おすすめのDEX_CurveFinance(CRV)

CoinMarketCapより)

シンボルCRV
価格(2022.6.22現在)95.82円
時価総額(2022.6.22現在)約513億8,000万円
発行枚数約33億303万枚
流通枚数(2022.6.22現在)約5億3,700万枚

CurveFinanceもイーサリアム系ブロックチェーンの取引所では比較的人気があります。主な特徴やポイントは以下の通りです。

  • ステーブルコインを発行できる
  • ステーブルコインの発行のしやすさで他取引所を便利に利用できる
  • ステーブルコインの需要や知名度に応じて独自トークンCRVも発展

同取引所最大の特徴に、ステーブルコインを発行できる点があります。「ステーブルコイン」は法定通貨に準拠した銘柄で、普通の仮想通貨に比べて変動性が激しくありません。危なげなく仮想通貨を扱いたい方向けと言えます。

またステーブルコインを発行しやすいため、他取引所を便利に利用できる点もおすすめです。ステーブルコインは非常に安定していて利率も高いため、利息を多く稼ぎたい方にとって使い勝手が良いと言えます。

独自通貨CRVも今後期待できる銘柄です。ステーブルコインは安定して運用できるため、今後仮想通貨がさらに普及すれば需要や知名度も増していきます。価値も上昇するため、有益な資産となっていくでしょう。

DEX(分散型取引所)のメリット4つ

DEX(分散型取引所)のメリット4つ

DEX(分散型取引所)を活用して仮想通貨運用を行う際、利用するメリットはぜひ知っておきたいですよね。DEXのメリットに以下の4つがあります。

豊富な種類の仮想通貨銘柄を取引できる

まずDEXで扱われている仮想通貨銘柄が多い点です。例えばUniswapでは1,200種類以上もの銘柄が上場しています。

DEXで銘柄が多いのは、上場時に審査が必要ないという点が理由です。管理者がいる取引所の場合、審査には様々な手間がかかるため、取引開始までの労力も大きくなります。

しかし審査のないDEXであれば、開発直後の草コイン(比較的価格の安い通貨)も上場・取引が可能です。通貨を運営する側にとってハードルが低いため、DEXには銘柄が集まりやすくなっています。

利用登録が非常に簡単で本人確認が不要

またDEXはユーザーにとっても、利用登録の簡単さや本人確認が不要な点で手間が掛かりません。普通の金融機関を利用する場合、身分証を提示や審査が必要になる分、口座開設へのハードルを高く感じます。

しかしDEXでは口座開設の手続きが非常に手軽で、身分証の提示も不要です。気軽に取引を始められるため、すぐにでも仮想通貨取引を始めたい方にとって非常に使いやすくなっています。

取引所が破綻しても取引できる

さらにDEXの場合、取引所自体が破綻しても取引に支障は出ません。DEXは中央管理者がいない分、資産はユーザーが各自のウォレットで管理する仕組みになっているためです。

取引所が保管していないため、取引所が破綻した際の取り付け騒ぎも発生しません。加えてパスワードに当たる秘密鍵もユ-ザー自身が管理するため、ハッキングへのリスクを恐れずに済みます。

ただし秘密鍵は紛失したり他人に教えたりすると、資産を丸ごと失いかねません。適正な自己管理が何よりも必要です。

手数料が比較的安い

DEXは手数料が安い点でも魅力的と言えます。管理する企業・スタッフが存在しないため、人件費が発生しないためです。

普通の金融機関では人件費が必要となり、確保するために手数料を高く設定することになります。DEXでは人件費が掛からない分、手数料も安く済む点でユーザーにとって使い勝手が良いです。

ちなみにDEXの手数料は取引所によって異なります。極力コストをうまく抑えながら仮想通貨運用するためにも、必要な手数料の金額は前もって知っておくと良いでしょう。

DEX(分散型取引所)のデメリット4つ

DEX(分散型取引所)のデメリット4つ

DEX(分散型取引所)では口座開設への手間が掛からなかったり手数料が安かったりするなど様々なメリットがあります。ただ一方でデメリットも何点かあるため、事前に理解しておくべきです。

まだまだ取引量が多い方ではない

まずDEXはCEX(中央管理者がいる取引所)に比べると取引量は多くありません。ユーザーの少ないことが主な原因となっており、取引が活発ではない分、流動性も低いです。

流動性が低い場合、取引が成立しにくいだけでなく銘柄の価格も変動幅も大きくなります。<.span>取引相手が寄り付きにくいため、せっかく手持ちの仮想通貨を売りに出しても稼げない場合もあるでしょう。

DEXを利用する場合、CEXに比べて取引が成立しにくいケースがある点でも注意が必要です。

法整備が進んでいない分自己責任の世界

またDEXは法整備が追い付いていない現状もあります。特に日本の場合、大手の仮想通貨取引所でも金融庁の認可を受けていないところが多いです。DEXの場合はなおさら金融庁の認可からほど遠いと言えます。

法整備が進んでいない場合、取引所を使っていて大損したりお金をだまし取られたりしても法的な補償を受けられません。自己責任の世界となるため、自分でしっかり情報を集めたり適切に取引したりすることが不可欠です。

詐欺コインに出くわすこともある

さらにDEXでは詐欺コインに出くわすこともあります。DEXでは仮想通貨の上場審査がないため、草コインさえも上場しやすいためです。

そして仮想通貨の世界には詐欺目的の銘柄さえ存在します。将来性があるからとうっかり手を出した場合、資産を失うリスクさえあるため、注意すべきです。

DEXに上場されている銘柄でもかなり知名度が低いものについては、極力手を出すべきではありません。

スマートコントラクト自体に欠陥があれば大きな問題に

DEXのデメリットとして、スマートコントラクトに関するものもあります。スマートコントラクトはDEX運営に欠かせない存在ですが、もし欠陥が見つかった場合は大きな問題になることもあるでしょう。

スマートコントラクトが行った取引はブロックチェーンに記録されるため、改ざんできないようになっています。もし何らかの問題が見つかっても変更が不可能のため、最悪の場合大損することもあるでしょう。

加えて脆弱性が見つかった場合、ハッカーの手で悪用される場合さえあります。各取引所でのスマートコントラクトの状況についても、日頃からアンテナを張っておくのが良いでしょう。

DEX(分散型取引所)の使い方4ステップ

DEX(分散型取引所)の使い方4ステップ

DEX(分散型取引所)はデメリットもあるものの、うまく使いこなせれば仮想通貨で大きく稼ぐことも夢ではありません。DEXを活用したい場合、使い方は気になりますよね。主に以下の4つのステップに沿って使っていきます。

  1. 国内の仮想通貨取引所で口座開設
  2. MetaMaskなどのウォレットを準備
  3. イーサリアムを購入・ウォレットに送金
  4. 使いたいDEXにてウォレットを接続・取引開始

国内の仮想通貨取引所で口座開設

dexの使い方_国内の仮想通貨取引所で口座開設

コインチェック公式サイトより)

まず国内の仮想通貨取引所で口座を開設しましょう。DEXを利用する場合、最初に国内の取引所で仮想通貨を買って送金する必要があるためです。

日本国内にも様々な仮想通貨取引所があります。中でもコインチェックは最も知名度が高く、初心者にも使い勝手が良いです。コインチェックでの口座開設の流れは以下を参照してください。

コインチェックの口座開設方法(タップで閉じます

Coincheck(コインチェック)の口座開設を解説します。

まずは「コインチェックの公式サイト」に飛び「会員登録」をクリックします。

\ 国内ダウンロード数No.1 /

次に下の画面の赤枠部分を入力します。「メールアドレス」「パスワード」をそれぞれ設定し、「私はロボットではありません」の部分にチェックを入れ「会員登録」を押して進みましょう。

コインチェック(Coincheck)の口座開設_アドレスとパスワードを入力

会員登録ボタンを押すと、先ほど入力したメールアドレスにメールが送られてきます。メール内のURLをクリックすると、下記のページに遷移します。

コインチェック(Coincheck)の口座開設_コインチェックのホーム画面

次に本人確認を実施します。全てWEBで完結しますので、そんなに時間はかかりません。

下記の赤枠の「本人確認書類を提出する」をクリック。

コインチェック(Coincheck)の口座開設_本人確認

クリックすると下記画面に移行します。自身の受信できる電話番号を入力し、電話番号にSMSで送られてくるコードを入力しましょう。

コインチェック(Coincheck)の口座開設_本人確認_電話番号

認証コードが受理されれば電話番号登録は完了です。

次にまだ本人確認が終わっていないので、再度「本人確認書類を提出する」をクリックします。

コインチェック(Coincheck)の口座開設_本人確認を再度選択

クリックすると先ほどとは違うページに遷移します。次に提出するのは本人確認書類で、アプリを使って申請していきます。

コインチェック(Coincheck)の口座開設_コインチェックの本人確認書類提出

上記の「アプリのQRコードを表示」を選択すればQRが表示されますので、アプリで開き、順次進めていけば登録は終了です。

なお、本人確認書類は下記の書類が該当しますので、必要なものを準備しておいて下さいね。

本人確認書類として認められるもの
  • 運転免許証
  • パスポート・在留カード
  • 特別永住者証明書
  • 運転経歴証明書
  • 住民基本台帳カード
  • 個人番号カード

MetaMaskなどのウォレットを準備

dexの使い方_MetaMaskなどのウォレットを準備

MetaMaskダウンロードページより)

国内の仮想通貨取引所で口座開設したら、続けてMetaMaskなどのウォレットを準備します。ウォレットは仮想通貨を管理したり入出金・取引したりするための財布のようなものです。

ウォレットも様々な種類があります。もし迷う場合はMetaMaskが利用者が多くおすすめです。MetaMaskの作成方法は以下のようになっています。

メタマスクの作成方法(タップで閉じます

まずはGoogleが提供しているWebブラウザの1つであるChromeを開き、メタマスクの公式HPに移動します。

下記のページに移行したら、赤枠部分の「拡張機能を追加」をクリック。

ウォレットの作成_メタマスクを追加

追加すると、Chromeの右上の画面からメタマスクが開けるようになります。次にメタマスクを選択し「開始(Get Started)」をクリックしましょう。

ウォレットの作成_開始をクリック

メタマスクの「開始」をクリックすると、下記画面の「MetaMaskが初めての場合」というページに移動しますので、右側の「ウォレットの作成(Create a Wallet)」をクリックします。

ウォレットの作成をクリック

ウォレットの作成をクリックすると、下記のような「MetaMaskの品質向上へのご協力のお願い」というページに進みます。

ここは内容を軽く確認し「同意します(I agree)」をクリックして次に進みます。

ウォレットの作成_同意しますをクリック

同意を選択すると、パスワード設定に移行します。下記画像の「新しいパスワード」の部分にメタマスクで扱うパスワードを自身で考えて設定しましょう。

入力後「パスワードの確認」で同じパスワードを入力し「使用条件を読んで同意しました」にチェックして「作成」をクリックします。

ウォレットの作成_メタマスクのパスワードを入力

パスワード設定が完了したら、次は「秘密のバックアップフレーズ」の保存・入力を行います。下記画像の赤枠の部分をクリックすると英単語が12種類表示されます。

これらを後で入力する必要があるので、12種類の単語と順番をコピペして保存しておきましょう。保存が完了したら「次へ」をクリックします。

注意点として、秘密のバックアップフレーズは今後バックアップを行う時に必要になりますので、パスワードと一緒に保存しておいてくださいね。

ウォレットの作成_メタマスクのバックアップフレーズを確認

秘密のバックアップフレーズを保存したら、実際にコピーした12種類の英単語を入力していきます。

ウォレットの作成_メタマスクのバックアップフレーズを入力

秘密のバックアップフレーズの入力に成功すると下記のように「おめでとうございます」という画面に移行します。

最後に「全て完了」というボタンを押せば設定完了です。

ウォレットの作成_全て完了を選択

再度言いますが、メタマスクは「パスワード」と「秘密のバックアップフレーズ」を保存しておく必要がありますので、しっかり保存しておいてくださいね。

イーサリアムを購入・ウォレットに送金

イーサリアムを購入・ウォレットに送金

ウォレットを準備したら、国内の仮想通貨取引所でイーサリアムを購入してウォレットに送金しましょう。DEXは基本的にイーサリアムブロックチェーンが使われている分、イーサリアムがあれば便利に利用しやすいです。

ウォレットに送金するまでの流れは以下を参照してください。

ウォレットに入金する方法(タップで閉じます

ここではコインチェックで暗号資産を購入し、取引所からウォレットに入金する方法を解説していきます。

ますはコインチェックのホーム画面を開き「販売所(購入)」をクリックします。

ウォレットに入金する方法_コインチェックの販売所をクリック

クリックすると販売所(購入)のページに移動します。基本的に取引所で暗号資産を購入する時はこのページに移動するので、覚えておきましょう。

今回はイーサリアム(ETH)を購入するので、「ETH」を選択し「購入する」をクリックします。

これで暗号資産の購入は完了です。次に実際に購入した通過をウォレットに送金していきます。

再度コインチェックのホーム画面を開き、下記画面の青枠の「暗号資産の送金」をクリック。

ウォレットに入金する方法_コインチェックで暗号資産の送金をクリック

クリックすると実際に送金する画面に移動します。送金リストに宛先を追加し「送金する」ボタンを押せば完了です。

送金リストの追加については下記の画像を参考にして下さい。新規ラベルには自身が分かりやすいような名前を、新規宛先には先ほど登録したメタマスクのアカウント名をコピペします。

ウォレットに入金する方法_メタマスクで新規宛先をクリック

拡張機能のメタマスクを開き、画面上部のアカウント名の部分を貼り付ければ送金先リストの作成は完了です。

これで「送金する」をクリックすれば送金は完了になります。

使いたいDEXにてウォレットを接続・取引開始

ウォレットへの送金が済んだら、いよいよ使いたいDEXに接続します。各DEXの公式サイトを開き、ウォレット関係のボタンを押しましょう。ボタンを押すとウォレットの種類を選択できるので、MetaMaskなどを選びます。

フクル

接続が完了すると、銘柄のスワップやステーキングなどの取引ができるようになる仕組みです。

まとめ

今回はDEX(分散型取引所)について、特徴・おすすめの銘柄・使い方などを見てきました。審査などなしに利用できるとともに、様々な銘柄を取引したり手数料が安かったりする強みがあります。

法律の整備が間に合っていないなどのデメリットがある一方、様々な稼ぎ方ができたり将来性が高かったりする点も特徴です。今後仮想通貨の運用を考える際、ぜひ使ってみると良いでしょう。

仮想通貨は徐々に普及してきてはいるもののDEXはまだサービスが始まったばかりです。早いうちから使いこなせるようになると、将来の資産運用の上で大変役に立ちます。

DEX(分散型取引所)のよくある質問

流動性マイニングなどDEXで稼ぐ方法について教えてください

DEXでは様々な稼ぎ方があり、うまく運用すれば仮想通貨を通じて大きく稼ぐことも可能です。代表的なものとして、以下のようなものがあります。

  • 流動性マイニング:仮想通貨を取引所側に貸し出す代わりに独自トークンをもらう
  • イールドファーミング:複数の仮想通貨ペアを専用プールに預け、利息報酬をもらう
  • ステーキング:特定の仮想通貨(独自トークン)を長期保有することで利息報酬を得る
  • レンディング:仮想通貨を一定期間貸し出し、期間後に利息付きで回収する
  • 通貨の交換

他にも取引所によっては、NFT取引やステーブルコイン投資をしたりすることなども可能です。

DEX経由で稼いだ仮想通貨で税金は発生しますか?

DEX経由で行った仮想通貨取引で利益が出た場合、税金は発生します。

利益から購入費用や手数料を差し引いた際の金額が20万円以上を超える場合、確定申告が必要です。なお申告する際の所得の種類は「雑所得」となります。

DEXの利用登録で身分証は必要ですか?

DEXの利用登録では身分証は不要です。DEXには管理者がいない分、本人確認や審査なしで利用できます。仮想通貨を入金したウォレットを各取引所に接続すれば、気軽に取引できる仕組みです。

経済力や信用力に関係なく利用できるのがDEXの強みとも言えます。

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