LINE Pay(ラインペイ)とは、snsで有名なラインが提供するスマホ決済サービス。2014年から提供を開始しています。
普段からラインを使っているなら、かんたんな設定だけで今すぐ利用が可能です。
でも、「他のスマホ決済と比べて何が違うんだろう?」「何か危険はないのかな…」と気になる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、LINE Payとは何かというところから使い方やメリット・デメリットなど徹底解説します!
ぜひ、利用前の参考にしてください。
結論:LINE Payは専用のクレカを発行しないと還元率0%
LINE Payは、2020年5月1日から「Visa LINE Payクレジットカード」で残高をチャージしないと還元を受けることができなくなりました。
つまり現在では、銀行口座やATMからチャージしても還元率は0%です。
そのため、LINE Payでお得に決済するならVisa LINE Payクレジットカードが必ず必要です。
ただし、Visa LINE Payクレジットカードは一般的なクレジットカードのように使う場所に応じて還元率がUPせず、2021年5月1日以降は還元率が下がる欠点があります。
そのため、還元率1.0%〜で使う場所によって更に還元率がUPするクレカの方がお得と言えます。
スマホ決済の還元率は今度下がる可能性も高いので、別のクレカを検討した方がおすすめです!
1.LINE Pay(ラインペイ)とは
ラインペイは、SNSサービスソーシャル・ネットワーキング・サービスのLINEが2014年から提供するスマホ決済のこと。
普段から、家族や友達と連絡をとるときにラインって使ってますよね?
ラインペイはLINEアプリの中に入っているので、他のスマホ決済とは違ってアプリを追加で入れる必要がないのが最大の特徴です。
まずは、基本情報をサクっと解説!
まずは、ラインペイの基本的な情報からサクッと見ていきましょう。
ラインペイ(LINE Pay)の基本情報一覧
還元率:1.0%〜3.0%(※)
必要なもの:携帯電話
チャージ限度額:1日10万円〜最大100万円
チャージ方法:銀行口座やATMなど
支払い方法:4種類
オートチャージ:○
個人間送金:○
運営会社:LINE株式会社
提供開始:2014年12月
※現金によるチャージは還元なし
表の内容について、順番にご説明していきますね。
還元率
現在、ラインペイの還元率は1.0%〜。そして利用方法に応じて最大3.0%まで上がります。
ただし、これはVisa LINE Payクレジットカードでチャージした場合のみ。それ以外の方法でチャージしても還元率は0%です。
必要なもの
利用するにあたって携帯以外、とくべつ必要なものはありません。
チャージ限度額
ラインペイのチャージ残高の上限は10万円で、本人確認をすると100万円に上がります。
チャージ方法
ラインペイは、銀行口座、セブン銀行ATM、ローソンやファミリーマートのレジ、Visa LINE Payクレジットカードからチャージが可能となっています。
支払い方法
ラインペイの支払い方法は、5種類(コードを提示or提示してもらう・ネット決済でLINE Payを選択・請求書払い・Android端末のみGoogle Pay・クレカ)となっています。
ちなみに、クレジットカードはVISA・MasterCard・JCB・アメックス・ダイナースが登録できますが還元対象になるのはVisa LINE Payクレジットカードのみ。
オートチャージ
ラインペイは、銀行口座と連携させることで残高が一定の金額になったときに自動でチャージしてくれる機能があります。
個人間送金
他のスマホ決済にも似た機能がありますが、LINE Payを使っている同士で送金ができます。
2.とりあえず実際に使ったみた!
まずは使ってみないと、なんとも言えないということで、実際にラインペイを利用することからはじめました!
最初の設定はとってもかんたん
使い方はとっても簡単で、まず、LINEアプリの「ウォレット」をクリックします。
そうすると、規約が表示されるので問題なければ同意します。これで設定完了です。
「え?これだけ?」と思いますよね。でも既にラインを入れている状態なら、あとはチャージして決済するだけなんです!
設定したらチャージをする
次に、左上にある金額のところをクリックしてチャージ方法を選びます。
あとは手順に沿って進めていき「チャージ」をクリックするだけです。
以上の流れでチャージできるはずですが、もし難しい…と感じたらLINE公式ブログの【LINE Pay】チャージ方法をご紹介!いろんな方法でチャージ可能♪を参考にしてみて下さい。
よりくわしい手順が画像付きでまとめられています。
チャージしたら、さっそく決済しよう
チャージをしたら、さっそく支払いをしてみましょう。
支払い方法については先ほど軽く触れましたが、外出先で決済するなら基本的に自分のQRコードを提示して支払うと思ってください。
このように、コード払いをクリックして店員に読み込んでもらえれば決済完了です。
ただ、逆にコードを読み込んでくださいと言われる場合もあるんです。
その際は、ウォレットの「コードリーダー」でコードを読み込んで決済すると覚えておきましょう。この2つさえ押さえておけば困ることはありません。
使ってみた感想は、こんな感じ!
実際にラインペイを使ってみた感想としては、とっても便利で良いサービスだと感じました。
チャージは簡単ですし、コンビニや近所の薬局に行くくらいならスマホだけで良いというのはすごく便利です。
何より、決済手段のためにアプリを追加で入れなくて良いのは嬉しいですね。
Visa LINE Payクレジットカード発行した感想まとめ
何度も言いますが、Visa LINE Payクレジットカード以外でチャージしても還元率0%です。
そこで、実際にVisa LINE Payクレジットカードを申し込んでみました。
年会費は1,250円ですが年1回使えば無料になる仕組みで、デザインは6種類です。
申し込んだところ、私の場合は3時間くらいで審査に通過して8日後にカードが到着しました。
そして、いざ使ってみることに。まず還元率ですが次のような仕組みになっています。
こんな感じで、LINEポイントの獲得数でランクが決まり還元率が変動する仕組みになっています。
3.実際に使ってわかった5つのメリット
次に、私がラインペイを実際に使ってみて分かったメリットをお教えします。
ラインペイのメリットは、次の5つです。
- 還元がある
- 使える場所が多い
- お得なキャンペーンがある
- 割り勘機能がある
- 追加のアプリが不要
それぞれ順番にみていきましょう。
メリット1.還元がある
ラインペイは、決済金額×1%〜3%の還元サービスを受けることができます。
還元サービスにはLINEポイントクラブ(旧:マイカラー制度)という仕組みがあり、ランクによって還元率が違います。
ランク条件は次のようになっていて、LINEポイントの獲得数でランクが決まります。
- プラチナ…5,000ポイント
- ゴールド…500ポイント
- シルバー…100ポイント
- レギュラー…0ポイント
参考に、LINE Payの決済でどれくらいポイントを貯まるのか詳しく解説しますね。まず下記の図の緑で囲んだところをご覧ください。
LINE Payは、Visa LINE Payクレジットカードでチャージ&ペイすることで決済金額×1〜3%のLINEポイントを貯めることができます。
たとえば、レギュラーランクなら決済金額×1%のポイントが貯まります。
もし、月に1万円決済すれば100ポイント獲得なので翌月はシルバーランク、つまり翌月の還元率は1.5%になるという仕組みです。
LINEポイントの貯め方は色々ある!
LINE Pay以外にも、以下の方法でLINEポイントを貯めることができます。
- ポイントクラブ
- LINE SHOPPING GO
- LINEショッピング
- LINEデリマ
- LINEポケオ
- LINE LIVE
- LINEモバイル
そのため、LINEのサービスを利用すればするほどお得になるというわけですね。
現在の還元率は、こうやって確認できる!
LINE Payの還元率が今どれくらいかは、次の手順で確認できます。
このように、ウォレットからLINE Payの残高をクリックして、少し下の方にスクロールするとランクが表示されています。
メリット2.使える場所が多い
ラインペイは、コンビニや薬局、飲食店など幅広い場所で決済できて、最近ではZOZOTOWNやUber Eatsでも使うことができます。
参考までに、ラインペイで決済ができる人気な場所をいくつか並べておきますね。
- セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマート、スタバ、ミニストップ、マクドナルド、アマゾン、吉野家、すき家、松屋、スシロー、ビックカメラ、ヤマダ電機、
そして、ちょっと便利なのが周辺で使えるお店を検索できる機能があること。
使い方は、ウォレットタブの「使える場所」をクリックすれば表示されます。
このように周辺のお店で使えるクーポンを教えてくれるので、ぜひ使ってみてください。
意外と使えるのが、請求書払い!
てかラインペイの請求書払いが本当楽‥外が悪天候、猛暑でも家で決済でけるし _(。゚⊿ 」∠)_
— チャピ🍹ビオレ❂Ridil♁ (@Chapy_SS) August 1, 2019
ラインペイには請求書を決済する機能があり、これが意外と使えるんです。
たとえば、いま公共料金を口座振替やコンビニで払ってる人は還元ってないですよね?
それをラインペイで支払えば1〜3%の還元が受けれて、コンビニに行く必要もなくなるんです。
このように、ウォレットの「請求書払い」からできるので、試してみてください。
メリット3.お得なキャンペーンがある
ラインペイは、お得なキャンペーンを常に実施しているので、とってもお得に決済ができるんです。最近では、ドラックストアで20%還元されるキャンペーンを行っていました。
こういったキャンペーンの内容は常に入れ替わるので公式ページのこちらで最新をチェックするか、以下の手順でアプリから確認してみてください。
ちなみに、他のスマホ決済と比べてもキャンペーンは充実している印象なので使って損をすることはないと言えるでしょう!
メリット4.割り勘機能がある
ラインペイには、アカウントを所有する同士で送金ができます。たとえば、仲の良い友達とランチに行く時なんかに便利です。
友達と食事するときって、1万円札しかなくてて割り勘が大変だったことってありませんか?
そんなとき、ラインペイがあれば1円単位でお金を送ることができるんです。
ラインなら基本みんなが使っているので、他のスマホ決済より魅力的と言えます。
メリット5.追加のアプリが不要
ある意味、最大のメリットと思ったのは、追加でアプリを入れる必要がないところです。
ラインペイは、LINEの中に入っている決済サービスなので、ラインが入ってさえすれば、アプリを追加で入れる必要はありません。
その一方で他のスマホ決済は、必ずアプリのインストールが必要です。
なので、スマホにアプリが増えないという点では、大きな強みと言えるでしょう。
4.比べて分かった、3つのデメリット
ここまでが実際に使ってみて分かった、ラインペイの良いところです。でも、詳しく調査すると、ここが残念…というところもありました。
次は、それを見ていきましょう。
デメリット1.還元サービスは改悪した
ラインペイは、以前と比べて還元サービスが悪くなりました。とくに残念なのはVisa LINE Payクレジットカードがないと還元を受けられなくなったところ。
このように、銀行口座やATMからチャージして決済しても還元を受けることができません。
そのため、わざわざクレカを発行するのが面倒…と感じるなら他のスマホ決済を検討した方が良いでしょう。
その代わり発行さえすれば最もお得なスマホ決済になる!
最初は面倒に感じたんですが、いざVisa LINE Payクレジットカードと組み合わせて使ってみると発行して良かったなと感じました!
なぜなら、他のスマホ決済の還元率は0.5%〜、LINE Payなら1.0%〜と高いからです。
スマホ決済 | 還元率 |
---|---|
1.0%〜(初年度は3.0%) | |
0.5%〜 | |
0.5%〜 | |
0.5%〜 | |
なし(キャンペーンによる還元はある) | |
0.5%〜 |
ご覧のように、お得と評判になっているPayPayの還元率は0.5%〜、ラインペイの還元率の方が高いのでお得に決済ができます。
なので、還元サービスが改悪したと言う声はそこまで気にする必要はないと言えます。
ただし、あくまでスマホ決済の中ではお得という話!
最初にお伝えしましたが、LINE Payの還元率は1.0%〜と高いですが、一般的なクレジットカードのように決済する場所に応じて還元率がUPしません。
たとえば、日本を代表するJCBが発行するJCB CARD Wはさまざまな特約店があります。
JCB CARD Wは年会費無料で還元率1.0%〜、さらに幅広い場所でポイントが2〜3倍にUPします。
こういった魅力はVisa LINE Payクレジットカードにはないので、スマホ決済にこだわりがないならシンプルに別のクレジットカードを選んだ方がお得に決済できます。
デメリット2.PayPayの方が使いやすい
ラインペイは171万ヵ所以上で使えますが、今もっとも使える場所が多いのはPayPayです。
参考に、他のスマホ決済が使える場所を数字でまとめました。
スマホ決済 | 使える場所 |
---|---|
171万ヵ所以上 | |
194万ヵ所以上 | |
121万ヵ所以上 | |
10万ヵ所以上 | |
170万ヵ所以上 | |
170万ヵ所以上 |
このように、LINE Payの使える場所が多いのは事実なんですが、決して1番というわけではないんです。
なので、幅広い場所で使えるスマホ決済が良いならPayPayを検討した方が良いでしょう。
デメリット3.出金手数料が高い
ラインペイは、チャージした金額を銀行口座に戻すと出金手数料が200円必要です。
しかし、PayPayなら手数料は100円、さらに銀行口座によっては手数料無料です。
スマホ決済 | 出金手数料 |
---|---|
200円 | |
100円(ジャパンネット銀行なら無料) | |
出金額の10% | |
200円 | |
200円 | |
200円(出金額が2万円以上だと1%) |
そのため、PayPayの方がちょっとだけ安心してチャージができるかもしれません。
こういった点も含めて、ラインペイを使うべきかどうか判断すると良いでしょう。
4.ラインペイを使っている人の口コミ&評判
ここまでを見て、なんとなくラインペイがどんなサービスか分かってきましたね。でも、他の利用者はどう思っているか評判も気になるはず。
そこで、Twitter上にある評判を良い・悪いに分けてまとめました。
良い口コミ&評判
ラインペイは、使いやすいし便利と感じる、お金を持ち歩かなくて良いという嬉しい評判がたくさん見つかりました。
やはり、小銭やお札を持たなくていいのは魅力的に感じているようです。
ラインペイ 、すごく便利!
最近アシスタントの支払いや細かい貸し借りすべてこれでやってる。— 古屋兎丸 (@usamarus2001) December 10, 2017
仰る通りです。
知ってる人ならラインペイ、そこまで身近では無い人とはPayPay、物と交換するならメルペイ、どれもコンビニで買い物出来るし、硬貨と質量を持ち歩かなくても良い。便利になりましたね— Akki_R @ 会社員 & coffee屋 (@akkiR100R) April 9, 2020
悪い口コミ&評判
ラインペイ改悪やべえから還元率高めなデビッド作るか……
— sada@VirtualxRえんじにゃ (@SAyanada9) May 30, 2018
10月からペイペイが改悪還元&くじがされたから微妙。ラインペイも最近パッとしない。
楽天ペイはほぼ楽天ポイント消化にしかしないから微妙。
SuicaはJREポイントの使い所が微妙。
今はd払いが20%還元中だから、d払いで様子見かな。にしても、面倒くさい時代になったもんだ。
— KAGAYAN(ATCHI YARO) (@superdakshamu) October 1, 2019
ラインペイの評判の中には、還元サービスが改悪したのが残念という評判がちらほら見つかりました。
また、他のスマホ決済の還元率も下がったことから違いが分からず、デビットカードやクレカを検討している声が見つかりました。
5.結論:ラインペイをおすすめする人
以上をまとめると、LINE Payのメリット・デメリットは次のようになりました。
ラインペイは、Visa LINE Payクレジットカードと組み合わせることで還元率1.0%〜とお得に決済できるのが最大のメリットです。
さらに、他のスマホ決済と違って追加のアプリが不要なのも魅力です。
以上をまとめると、
- LINEを使っている
- アプリを増やしたくない
- 還元率の高さにこだわりたい
このいずれかに当てはまるならラインペイを使っても後悔することはないと言えるでしょう。
ただ、基本的には別の決済手段を検討しよう!
とはいえ、ラインペイはVisa LINE Payクレジットカードを発行しないと還元率0%です。
加えて、LINE Payは2025年4月末にサービスが終了することが決定しています。
そのため、基本は他の決済方法を検討することをおすすめします。
他のキャッシュレス決済を検討したい場合は、「後払いアプリのおすすめランキング」の記事も参考にしてみてくださいね。
6.ラインペイのよくある4つの質問
最後に、ラインペイについての疑問点をQ&A方式でまとめました。
Q1.問い合わせ先はどこ?
現在、ラインペイは電話による問い合わせ対応を停止しています。
そのため、こちらからLINE公式アカウントを友達に追加して、トークルームから質問をし回答をもらう方法のみとなります。
ただ、回答には時間がかかるので、ラインのヘルプページも合わせて参考にしてみてください。
Q2.解約はどうすればできる?
LINE Payを使わなくなったので情報を削除したい…とお考えなら、以下の手順を踏んでください。
まずウォレットの残高をクリックして、下の方にある「設定」→「解約」で完了です。
もしこの手順で解約できないときは、公式ページのこちらをご覧ください。解約条件をクリアできていない可能性があります。
Q3.LINE Payって危ないの?
評判をみると、LINE Payのセキュリティについて心配する評判が見つかりました。
オカンめんどくせ〜LINE Payは危険よ!って別にLINE Pay使ってないよ〜😭
新しいもの批判ばっかでめんどいよ〜😭一生現金決済してて〜😭— メイヨーパイ (@Coruyopi) September 26, 2019
やはりスマホがお財布代わりになるというメリットがある一方で、不正利用や紛失したときのリスクが気になる人もいるようです。
まず調査した結果として、LINE Payのセキュリティが他社より劣っている根拠はありません。
念のため、以下の対策を行うと良いでしょう。
- LINE Payにパスワードロックを行う
- オートチャージは小額にしておく
- パスは分かりづらいものにする
- パスは絶対に人に教えない
- パスは定期的に変える
こういった対策方法を踏めば、ラインペイ限らず、他のスマホ決済も安心して利用できます。
Q4.「LINE Pay カード」と「Visa LINE Payクレジットカード」と違いって何?
違いを下記にまとめましたが、使うならVisa LINE Payクレジットカードがおすすめです。
なぜなら、LINE Pay カードを使っても還元を受けることができないからです。
Visa LINE Pay | LINE Pay | |
種類 | クレジット | プリペイド |
年会費 | 実質無料(※) | 無料 |
利用可能場所 | JCB加盟店 | VISA加盟店 |
審査 | あり | なし |
還元率 | 1〜3% | なし |
※年1回の決済で無料、それがないと年会費は1,250円(税抜き)
まとめ
ラインペイは、使える場所も多く、何よりアプリが余分に増えないのが最大のメリットです。
ただ、使える場所は現状PayPayの方が多いので、まずは両方使ってみて、使い心地を確かめて見ると良いかもしれません。