仮想通貨を選ぶ際、将来大きく伸びそうな銘柄を選びたいですよね。もし悩んでいる場合は、仮想通貨ICP(インターネットコンピューター)もおすすめです。
ICPは分散型クラウドサービスの開発を通じてインターネットの世界に変革を巻き起こそうとする存在です。今注目のWeb3.0とも深く関係しているため、価格も大きく伸びていくでしょう。
本記事では、仮想通貨ICP(インターネットコンピューター)について、買い方・将来性・価格予想も含めて解説していきます。
仮想通貨ICP(インターネットコンピューター)とは?主な特徴5つ
仮想通貨ICPとは、インターネット上に分散型のクラウドサービス構築を目指すプロジェクトのことです。
プロジェクトではインターネットに新たな変革を巻き起こそうとしており、今後面白い存在となる通貨と言えるでしょう。
そして仮想通貨ICPには、以下5つの特徴があります。
- 容量無制限の分散型クラウドサービスを開発
- 高速のスマートコントラクトを行うサービス
- 独自のプログラミング言語「Mokoto」を提供
- 分散型ネットワークによるエコシステムの構築
- ウォレットやステーキングサービスも提供
容量無制限の分散型クラウドサービスを開発
仮想通貨ICPでは容量無制限の分散型クラウドサービスの開発が目標です。つまり、AmazonやGoogleなどの大手IT企業が提供するようなサービスを作り出そうとしています。
ただ今までのやり方とは別で、ブロックチェーンを用いてAmazon Web Service(AWS)のようなサービスを作る方針です。背景にはユーザーの個人情報を運営している大手企業が独占している既存サービスの問題点があります。
確かに大手企業が独占することで私たちはネット上のサービスを便利に使えているのは事実です。ただ一方でハッキング被害に遭った場合、大量に個人情報が流出するリスクがあります。
ブロックチェーンが独占することなく分散して情報を管理できる性質を活かし、次世代型のクラウドサービスを作るのがICPの目的です。同時にクラウドサービスを通じてネットの世界に変化をもたらそうとしています。
高速のスマートコントラクトを行うサービス
仮想通貨ICPは、高速のスマートコントラクトを行うサービスを提供しようとしている点も特徴です。「スマートコントラクト」では、決められた取引・契約を自動的に実行します。
取引などの内容もブロックチェーンに記録されるため、正確なデータとして残る性質です。加えて処理能力が非常に高く、取引も迅速に行われるとともに手数料が安く済みます。
また今後の展望として、私たちが普段気軽にWebサイトを見る感覚でクラウドサービスが利用できるようになる点も重要です。登録手続きなしで利用できるようになるため、より負担が軽くなる見込みになっています。
独自のプログラミング言語「Mokoto」を提供
さらに仮想通貨ICPでは、プログラミング言語「Motoko」の提供も特徴です。Motokoによりブロックチェーン上でWebサイト・アプリ・サービスなどを気軽に開発できるようになります。
ブロックチェーンで動くサービスなどの開発に適している分、生み出されるサイトやアプリなども次世代型です。開発に対する難易度もかなり低めであるため、今後多くの開発者が導入していくことが予想されます。
ブロックチェーンは仮想通貨やメタバースなどのさらなる普及とともに一般に浸透する見込みです。Motokoの値打ちも大きく上昇する分、ICPの価格上昇も大いに期待できます。
分散型ネットワークによるエコシステムの構築
仮想通貨ICPでは、すでに多くの分散型クラウドサービスが開発されている状況です。分散型掲示板・Webサイト構築プラットフォーム・検閲に強いソーシャルメディアなどが挙げられます。
もちろん今後とも分散型クラウドサービスをどんどん開発・普及させていく予定です。開発者やユーザーが増えるほどICPのエコシステムも拡大していき、仮想通貨としても重要性が増していくでしょう。
ウォレットやステーキングサービスも提供
仮想通貨ICPでは独自のウォレットも開発されているため、便利に仮想通貨取引・運用ができます。「NNS」と呼ばれるネットワーク上に構築されたウォレットです。
そしてウォレットではICPのステーキングもできるようになっています。ステーキングは特定の通貨を預け入れ、利息のトークンを得る方法です。取引で売れる量が増える上に、一定量を超えることで運営にも参画できます。
運営に参画する場合、ICPの新しいサービスの追加や今後の方針に対する投票が可能です。新サービスなどが必要な場合に意思表示ができるため、折を見て投票に参加すると良いでしょう。
仮想通貨ICP(インターネットコンピューター)の買い方・購入方法【3ステップ】
仮想通貨ICP(インターネットコンピューター)の特徴を見て、先を見越して購入したい方もいますよね。ICPを利用する場合、以下の手順で買っていくことになります。
国内の仮想通貨取引所でビットコインなどを購入
(コインチェック公式サイトより)
仮想通貨ICPを購入する際、最初に国内の仮想通貨取引所でビットコインなどを購入しましょう。ICPは日本の取引所で扱っているところがないため、買ってから上場している海外取引所に送り、交換することになります。
国内の取引所でも特におすすめなのがコインチェックです。16種類の銘柄を扱っているとともに、操作がしやすく初心者でも使いこなせたりダウンロード数が国内取引所随一だったりする点で信頼できます。
コインチェックの口座開設は、以下を参考に進めてください。
コインチェックの口座開設方法(タップで閉じます)
Coincheck(コインチェック)の口座開設を解説します。
まずは「コインチェックの公式サイト」に飛び「会員登録」をクリックします。
\ 国内ダウンロード数No.1* /
※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ 期間:2019年1月~2023年12月 データ協力:App Tweak
次に下の画面の赤枠部分を入力します。「メールアドレス」「パスワード」をそれぞれ設定し、「私はロボットではありません」の部分にチェックを入れ「会員登録」を押して進みましょう。
会員登録ボタンを押すと、先ほど入力したメールアドレスにメールが送られてきます。メール内のURLをクリックすると、下記のページに遷移します。
次に本人確認を実施します。全てWEBで完結しますので、そんなに時間はかかりません。
下記の赤枠の「本人確認書類を提出する」をクリック。
クリックすると下記画面に移行します。自身の受信できる電話番号を入力し、電話番号にSMSで送られてくるコードを入力しましょう。
認証コードが受理されれば電話番号登録は完了です。
次にまだ本人確認が終わっていないので、再度「本人確認書類を提出する」をクリックします。
クリックすると先ほどとは違うページに遷移します。次に提出するのは本人確認書類で、アプリを使って申請していきます。
上記の「アプリのQRコードを表示」を選択すればQRが表示されますので、アプリで開き、順次進めていけば登録は終了です。
なお、本人確認書類は下記の書類が該当しますので、必要なものを準備しておいて下さいね。
- 運転免許証
- パスポート・在留カード
- 特別永住者証明書
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード
- 個人番号カード
購入した仮想通貨を海外取引所に送金
(バイナンス公式サイトより)
続いて国内取引所で購入した仮想通貨を海外取引所に送ります。海外取引所で仮想通貨ICPが上場しているところは色々とありますが、バイナンスが特におすすめです。600種類以上の銘柄を扱っていて日本語にも対応しています。
送金の際は送りたい先の取引所で入金アドレスをコピーし、国内取引所のウォレットの出金画面に貼り付けましょう。送る銘柄と金額を入力し、手数料を確認してから送ります。
バイナンスでの口座開設は、以下にご紹介する方法を参考に進めてください。
BINANCE(バイナンス)の口座開設を解説します。
まずは下記ボタン・もしくは公式HPをクリックして公式サイトに飛び「電話またはメールで登録します」をクリックします。
既にAppleやGoogleのアカウントを持っている方はそのアカウントでもログインできますので、まずは好きな方法を選択して進みましょう。
「電話またはメールで登録します」をクリックすると居住国を入力する画面に移行するので、自分の住んでいる居住国を選択し「承認」をクリック。
承認を選択するとアカウント作成の画面に移行するので「個人アカウントの作成」か「エンティアカウントの作成」をクリックします。
基本的に大多数は個人アカウントで問題ないでしょう。法人で扱う場合はエンティアカウントを選択します。
次に受信できるメールアドレスとパスワードを選択します。
入力が完了したら「次へ」を押して進みましょう。
そうすると指定したメールアドレスにコードが送信されますので、下記画像の赤枠部分を確認し、メール確認コードに6桁の数字コードを入力します。
入力するとメール認証の部分は完了しますので、次に電話番号の入力に進みます。
自身の受信できる電話番号を入力しましょう。
電話番号を入力するとアカウント作成の画面に移行します。下記画面を確認し「今すぐ確認する」を押して次に進みましょう。
そうすると個人情報の入力画面に移るので、氏名とミドルネーム・誕生日を入力します。
その後追加情報で居住住所と郵便番号、住んでいる市街地を入力します。
ここまで進むと本人認証の画面に移行するので、好きな方法で認証すれば全て完了です。
基本的に選択した書類をスマホ・PCの内部カメラを使って認証する形になるので、数分で終了します。
以上全て進めれば、バイナンスの登録手続きは完了です。
海外取引所で仮想通貨ICPに交換
(バイナンス公式サイトより)
バイナンスなど海外取引所に仮想通貨が届いたら、いよいよ交換を通じてICPを入手します。基本的にはトレード画面で操作を行い、交換する銘柄と金額を入力する流れです。
なお取引所によってICPに対応している銘柄は色々と異なります。バイナンスの場合はイーサリアムやUSDTで交換可能です。対応している銘柄については送金時にチェックすると良いでしょう。
仮想通貨ICP(インターネットコンピューター)の将来性は高いのか?
仮想通貨ICP(インターネットコンピューター)を購入したり扱ったりする際、今後期待できるのか気になりますよね。以下の4点からICPへの将来性は高いです。
20年に及ぶ長期のロードマップを提示
まず仮想通貨ICPでは、今後20年にわたるロードマップが示されています。「ロードマップ」は今後のプロジェクトの予定表を指し、いつ頃に何を行うのかが書かれたものです。項目によって価格が大きく上昇する契機になります。
ICPの場合は20年分が提示されていますが、実は仮想通貨関係で20年分も示しているところは他にありません。長くても2~3年分を示しているプロジェクトばかりです。
ただ20年分のロードマップを示すということは、今後長い時間をかけてプロジェクトを育てていく意思が感じられます。仮想通貨ICP自体も長期的な成長が見込めるため、長く付き合っていく価値があるでしょう。
Web3.0・メタバースの発展とともに注目される
また仮想通貨ICPは、Web3.0やメタバースの発展に合わせて注目されることが予想されます。ICPのプロジェクトではブロックチェーンが必要不可欠な存在であるためです。
Web3.0は生まれて間もないものの、分散型の組織や分散型取引所(DEX)の本格台頭に応じて一般に浸透していくでしょう。Web3.0自体もブロックチェーンなしには発展しないため、ICPとともに発展していく存在です。
またメタバースもブロックチェーンを基礎に作られています。仮想世界ではあるものの、最近ではNFTゲームなどの形で普及してきている状況です。ビジネスチャンスも多い分、今後より多くの人が活用するようになるでしょう。
Web3.0やメタバースが今まで以上に発展・浸透し、ユーザーも増えればICPの注目度や価値も上昇することが見込まれます。
ビットコインとの接続でも注目
さらに仮想通貨ICPについては、2021年9月にビットコインとの接続が発表されて話題になりました。ビットコインにICPのスマートコントラクト機能が追加されることになり、現在開発が進んでいる状況です。
両者の接続を通じてビットコインの決済がより迅速になり、手数料が安くなることが期待されています。もしICPがビットコインの取引を改善すれば、仮想通貨の代表格の発展に貢献したことで注目を集めるでしょう。
加えてイーサリアムとの接続についても検討が行われています。ビットコインとイーサリアムの両方に接続すれば、仮想通貨業界全体に良い影響を与えるとともに業界の発展に大きく貢献するでしょう。
開発言語「Motoko」の普及も重要
他にも仮想通貨ICPと関係の深い開発言語「Motoko」の普及もICPの将来性と深く関係しています。Motokoは従来より簡単に分散型のサービスやアプリを開発できるため、開発者人口も増えていくでしょう。
Motokoを基礎にしたサービスなどがリリースされるようになったり開発者が増えたりすれば、ICPのコミュニティの発展にも繋がります。コミュニティも新手のプロジェクトに着手しやすくなる分、ICPの認知度なども高まります。
仮想通貨ICP(インターネットコンピューター)の価格推移をチャートで見ていこう
仮想通貨ICP(インターネットコンピューター)を扱っていく際、価格の移り変わりは気になりますよね。ICPの価格の今後を知るには、まず今までの価格推移を見ていくと良いでしょう。
2021年5月の上場直後に暴落
(Coin Market Capより)
仮想通貨ICPが上場したのは2021年5月10日のことです。翌日には6.3万円台にまで急騰しましたが、以降は暴落し19日には1.2万円台にまで落ち込みました。
ICPの暴落の要因としては、投資家が安いうちに買った後、急騰を受けて一気に売却したことが原因です。利益確保のために売りが殺到したことで大きく値下がりました。
暴落以後のICPの価格は緩やかに下がっています。6月には1万円を切り、7~8月には5,000円前後で推移しました。
2021年8月に回復・秋は5000円台で推移
(Coin Market Capより)
2021年8月までに5,000円前後で推移していた仮想通貨ICPの価格は、8月4日頃から再び急騰します。乱高下を繰り返しながら推移し、9月6日には9,300円台に達しました。
以降は急落したものの、10月から11月は概ね5,000円台で値が動いています。しかし12月に入ってから再び大きく下がり、年末には3,000円台となりました。
2022年は基本的に下落傾向
(Coin Market Capより)
2022年に入ると初めのうちは価格が上昇し、4,000円台を回復しています。しかし1月中旬から急激に下がり、何度か回復したことはあるものの概ね2,000円台で推移しました。
5月に入ると仮想通貨市場全体の不況の影響でさらに落ち込み、1,000円台となります。そして現在では約700円台での値動きです。ただ以前に比べるとかなり安いため、大きな買いのチャンスとも言えるでしょう。
仮想通貨ICP(インターネットコンピューター)の価格予想は?将来価格はいくら?
仮想通貨ICP(インターネットコンピューター)の価格推移を見て、改めて今後の価格予想が気になる方もいますよね。ICPの将来価格については複数のメディアが予想を立てています。
- DigitalCoinPrice:2025年に8.79~10.98ドル(約1,198~1,497円)
- CoinPriceForecast:2025年に9.16~10.19ドル(約1,198~1,497円)
- PricePrediction:2025年に30.32~35.12ドル(約4,135~4,789円)
2022年6月末時点の価格約700円から見て、いずれのメディアも上昇するという予想です。中でもPricePredictionは6~7倍もの予想とかなり強気の試算を公開しています。
いずれにしても今後価格上昇の可能性が濃厚ということであるため、今から購入しておくのがおすすめでしょう。
まとめ
仮想通貨ICP(インターネットコンピューター)の特徴や将来性などを見てきました。次世代型のクラウドサービス開発を行っており、Web3.0と深く関係があるため、価格上昇の期待が大きいです。
同時にICPによるエコシステムが拡大すれば、今後インターネットの世界を大きく変える可能性もあります。ビットコインやイーサリアムとの接続も話題に上がってきているため、今後ますます注目されていくでしょう。
今後のインターネットの世界の進展でICPのユーザーも増える見込みです。価格が下がっている今のうちに購入しておくのがおすすめと言えます。