日本でも注目されるようになった仮想通貨で「DeFi」というワードを耳にしますよね。このワードについて詳しく知らない方は多いのではないでしょうか。
DeFiとは「分散型金融」という意味で、金利が大きく、運用の仕方次第で大きく稼げるチャンスがあります。稼げるのであれば、始め方はぜひ知っておきたいですよね。
そこで本記事では、DeFiの始め方を、稼ぎ方やおすすめの銘柄などとともに解説していきます。
この記事を読むことで、DeFiの基礎的な部分を完全に理解することができますよ。
DeFi(分散型金融)とは|基本的な特徴を解説
DeFi(ディーファイ)とは、Decentralized Financeのことで、日本語に訳すと「分散型金融」を指します。分散型金融とは仮想通貨イーサリアムに基づく、管理者がいない金融システムのことです。
特に貧困にあえいでいる場合、銀行の審査を経て投資や資産運用に参加することは難しいです。
しかしDeFi(分散型金融)では管理者がいないため、アクセスできる人であれば誰もが資産運用に参加できます。
銀行などの代わりにスマートコントラクトが運営
DeFiで管理者がいないとなると、「本当に大丈夫なのか」と心配する方もいますよね。実はDeFiでは銀行に代わり、「スマートコントラクト」と呼ばれるプログラムが運営します。
同時に社会が不安定になっても機能する分、いつでも安心して取引できます。
また処理速度も非常に速いため、スマホやパソコン上で操作すれば比較的短時間で取引が完了する点も魅力です。
セキュリティも極めて高いため、安全面でも心配はありません。
ブロックチェーンが高度な安全性を保証
スマートコントラクトによる運営と聞いて、セキュリティ面が気になる方もいますよね。DeFiではブロックチェーンの活用で高い安全性が保証されています。
人が介在しないため、不正に個人情報や取引情報を操作されることもありません。
従来の金融システムに比べてはるかに安心して取引に参加できる点も、DeFiの強みです。
利回りは非常に高い
最後にDeFiを利用した投資や資産運用では、利回りが非常に高い利点もあります。金利が低くとも数十%、高い場合で100%や200%を超えるケースさえ多いです。
利回りが高いため、DeFiでは仮想通貨購入時に発行されたトークン(預かり証)を使って再び預け入れるなどして資産を稼ぎ出せます。普通の定期預金以上に稼げる点でも利用価値は非常に高いです。
DeFiの稼ぎ方|主に稼げる4つの方法を紹介
DeFi(分散型金融)の特徴を大まかに見てきましたが、具体的に稼ぐ方法について知りたい方もいますよね。DeFiで稼げる方法は、主に以下の4つです。
DEX(分散型取引所)へのイールドファーミング
1つ目はDEX(分散型取引所)へのイールドファーミング(流動性の提供)です。「DEX(分散型取引所)」とは銀行などの管理者を経由することなく、ユーザー同士が直接取引できる取引所のことです。
手数料も安さや処理の迅速さが売りになっているため、銀行などよりもずっと早く便利に取引できます。なおDeFiはあくまでも仕組みを意味するものです。
そしてイールドファーミングとは、2種類の仮想通貨のペアを預けて報酬を得る方法です。仮想通貨のペアを預けることが取引量の増加に繋がるため、取引所から見返りをして報酬がもらえます。
年利はとても高く、100%以上になるものさえあるほどです。大きく稼げる方法であるとともに、通貨ペアによっては変動幅が大きいものもある点に注意が必要になります。
流動性マイニング
2つ目が流動性マイニングです。イールドファーミングの一種で、持っている仮想通貨を取引所側に貸し出す代わりに独自のトークン(預かり証)を得られます。
もらえるものが利息の代わりに独自トークンである点がイールドファーミングとの大きな違いです。なお独自トークンは仮想通貨と同じく価格上昇に伴って価値が高まるため、一緒に持っておくと良いでしょう。
レンディング
3つ目の方法がレンディングです。レンディングも取引所側に仮想通貨を貸し出す方法の1つになります。仕組みは定期預金と同じで、一定期間貸した後に利息が上乗せされて戻ってくるという仕組みです。
ただし定期預金と同じような仕組みであるため、途中で通貨の回収や売却はできません。移動させたい場合に備えて、一部は手元に残しておくと良いでしょう。なお金利は1~5%程度です。
ステーキング
ステーキングとは、購入した仮想通貨を長期的に保有することで報酬を得る方法です。特別な操作は必要なく、手放さないで持つだけで問題ありません。
一見詐欺のように感じられますが、実はステーキング報酬の元手になっているのはユーザーが取引の際に支払う手数料です。支払われた手数料の一部が保有者に還元される形で報酬として支払われます。
【初心者必見】DeFiの始め方・やり方を4ステップで解説
仮想通貨を始める一環でDeFiからやってみることを考える方もいますよね。ただ始め方がよく分からない方もいるでしょう。
以下の4ステップに沿って、DeFiの始め方・やり方を解説していきます。
国内の仮想通貨取引所で口座を開設
まず国内の仮想通貨取引所にアクセスし、口座を開設しましょう。口座開設の際は会員登録ボタンから入り、指示に従いつつ手続きを進めます。
日本国内の取引所でおすすめなのがコインチェックです。最低500円から取引できるとともに、扱っている通貨も国内最大級で、入金や取引時の手数料が掛からない点も強みです。
コインチェックの口座解説方法については以下のボタンをタップすると解説しています。
コインチェックの口座開設方法(タップで閉じます)
Coincheck(コインチェック)の口座開設を解説します。
まずは「コインチェックの公式サイト」に飛び「会員登録」をクリックします。
\ 国内ダウンロード数No.1* /
※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ 期間:2019年1月~2023年12月 データ協力:App Tweak
次に下の画面の赤枠部分を入力します。「メールアドレス」「パスワード」をそれぞれ設定し、「私はロボットではありません」の部分にチェックを入れ「会員登録」を押して進みましょう。
会員登録ボタンを押すと、先ほど入力したメールアドレスにメールが送られてきます。メール内のURLをクリックすると、下記のページに遷移します。
次に本人確認を実施します。全てWEBで完結しますので、そんなに時間はかかりません。
下記の赤枠の「本人確認書類を提出する」をクリック。
クリックすると下記画面に移行します。自身の受信できる電話番号を入力し、電話番号にSMSで送られてくるコードを入力しましょう。
認証コードが受理されれば電話番号登録は完了です。
次にまだ本人確認が終わっていないので、再度「本人確認書類を提出する」をクリックします。
クリックすると先ほどとは違うページに遷移します。次に提出するのは本人確認書類で、アプリを使って申請していきます。
上記の「アプリのQRコードを表示」を選択すればQRが表示されますので、アプリで開き、順次進めていけば登録は終了です。
なお、本人確認書類は下記の書類が該当しますので、必要なものを準備しておいて下さいね。
- 運転免許証
- パスポート・在留カード
- 特別永住者証明書
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード
- 個人番号カード
MetaMaskでウォレットを作成・取引所と紐付け
次に仮想通貨用のウォレットを準備しましょう。ウォレットとは仮想通貨を保管できるWeb上の財布のことで、取引所と接続していれば便利に仮想通貨の出し入れや取引ができます。
おすすめなのがMetaMaskで、世界全体で使われるウォレットの代表格です。Googleの拡張機能を入れるだけで利用できるので非常にお手軽です。
細かな設定方法は下記ボタンをタップすると解説しています。
まずはGoogleが提供しているWebブラウザの1つであるChromeを開き、メタマスクの公式HPに移動します。
下記のページに移行したら、赤枠部分の「拡張機能を追加」をクリック。
追加すると、Chromeの右上の画面からメタマスクが開けるようになります。次にメタマスクを選択し「開始(Get Started)」をクリックしましょう。
メタマスクの「開始」をクリックすると、下記画面の「MetaMaskが初めての場合」というページに移動しますので、右側の「ウォレットの作成(Create a Wallet)」をクリックします。
ウォレットの作成をクリックすると、下記のような「MetaMaskの品質向上へのご協力のお願い」というページに進みます。
ここは内容を軽く確認し「同意します(I agree)」をクリックして次に進みます。
同意を選択すると、パスワード設定に移行します。下記画像の「新しいパスワード」の部分にメタマスクで扱うパスワードを自身で考えて設定しましょう。
入力後「パスワードの確認」で同じパスワードを入力し「使用条件を読んで同意しました」にチェックして「作成」をクリックします。
パスワード設定が完了したら、次は「秘密のバックアップフレーズ」の保存・入力を行います。下記画像の赤枠の部分をクリックすると英単語が12種類表示されます。
これらを後で入力する必要があるので、12種類の単語と順番をコピペして保存しておきましょう。保存が完了したら「次へ」をクリックします。
秘密のバックアップフレーズを保存したら、実際にコピーした12種類の英単語を入力していきます。
秘密のバックアップフレーズの入力に成功すると下記のように「おめでとうございます」という画面に移行します。
最後に「全て完了」というボタンを押せば設定完了です。
再度言いますが、メタマスクは「パスワード」と「秘密のバックアップフレーズ」を保存しておく必要がありますので、しっかり保存しておいてくださいね。
イーサリアムなどを購入・ウォレットに入金
国内の取引所で口座を開設してウォレットを作成したら、早速仮想通貨を購入します。DeFiはイーサリアムのブロックチェーンで構成されているため、イーサリアムは非常に相性が良くおすすめです。
イーサリアム以外にも、ビットコインやIOST(アイオーエスティー)でも問題ありません。購入の際は各銘柄の画面から購入ボタンを押し、購入金額を入力します。
実際の購入方法・入金手順に関しても下記で解説していますので、ご参考ください。
ウォレットに入金する方法(タップで閉じます)
ここではコインチェックで暗号資産を購入し、取引所からウォレットに入金する方法を解説していきます。
ますはコインチェックのホーム画面を開き「販売所(購入)」をクリックします。
クリックすると販売所(購入)のページに移動します。基本的に取引所で暗号資産を購入する時はこのページに移動するので、覚えておきましょう。
今回はイーサリアム(ETH)を購入するので、「ETH」を選択し「購入する」をクリックします。
これで暗号資産の購入は完了です。次に実際に購入した通過をウォレットに送金していきます。
再度コインチェックのホーム画面を開き、下記画面の青枠の「暗号資産の送金」をクリック。
クリックすると実際に送金する画面に移動します。送金リストに宛先を追加し「送金する」ボタンを押せば完了です。
送金リストの追加については下記の画像を参考にして下さい。新規ラベルには自身が分かりやすいような名前を、新規宛先には先ほど登録したメタマスクのアカウント名をコピペします。
拡張機能のメタマスクを開き、画面上部のアカウント名の部分を貼り付ければ送金先リストの作成は完了です。
これで「送金する」をクリックすれば送金は完了になります。
海外取引所での口座開設や別銘柄への交換が必要なケースも
なお銘柄によっては、海外の取引所を利用するケースも多いです。海外取引所を利用する場合は口座を開設した上で、手持ちの仮想通貨を送金・交換する流れになります。
送金の際は手数料も発生するため、少しだけ手元に残すのがコツです。また取引所によっては交換前に1度USDT(アメリカドルに準拠した仮想通貨)を用意する必要もあります。
特に海外の取引所を扱う場合はバイナンスが有名どころですので、もし海外銘柄を扱いたい方は使ってみると良いでしょう。
自分が取り組みたい稼ぎ方を始める
操作が完了したら、自分のしたい稼ぎ方を始めてみます。イールドファーミングやステーキングなどで稼ぐ際は、各取引所の専用ページに移動してウォレットを繋いだまま操作する流れです。
DeFiで稼げる方法は、いずれもすぐに結果は出ません。長い目でじっくり腰を据えながら取り組むと良いでしょう。
おすすめのDeFi関連銘柄・DEX(分散型取引所)6つ
DeFiを扱う際、仮想通貨の銘柄や取引所選びで苦労する方もいますよね。おすすめの銘柄や取引所を6つご紹介します。
イーサリアム(ETH)
- アルトコインの代表通貨
- 開始予定のプロジェクトが多く、今後確実に伸びる銘柄
- 日本の取引所でも購入可
イーサリアムは仮想通貨でも代表的な存在です。アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨の総称)の筆頭格でもあり、動向に注目が集まっています。
DeFiのベース通貨であり、今後イーサリアム系のプロジェクトも続々と開始される見込みです。持っていれば確実に価格が上昇するとされているため、DeFi界隈では外せない通貨と言えます。
なお日本国内の取引所で気軽に購入できる点もメリットです。
Uniswap
- 1,500種類以上の通貨を扱う屈指の規模
- 取引時にほとんど手数料が発生しない
- 仮想通貨「UNI」も発行
「Uniswap」はDeFi関係でも指折りの取引所に数えられます。取引所で扱っている仮想通貨は1500種類以上にも及ぶため、日本国内で見つからない有望な通貨を見つけるにはうってつけです。
手数料のことを気にすることなく、様々な仮想通貨を持ってみたい方におすすめです。
Solana(SOL)
- 処理速度の迅速さや手数料の安さが魅力的
- 100ものプロジェクトと連携
- NFT関係のプロジェクトにも積極関与
「Solana(SOL)」は処理速度の速さや手数料の安さが魅力的な通貨です。2022年の時価総額ランキングでも6位を記録するほど注目されています。
また2020年3月に上場したばかりの若い通貨ながら100ものプロジェクトと連携しており、多くの人々から将来を嘱望される存在です。NFTプロジェクトにも積極的に関与している点も注目すべき点になっています。
なお「Move to Earn(体を動かして稼ぐ)」タイプのNFTゲーム「STEPN(ステップン)」では、スニーカー購入に欠かせない通貨です。
Pancake Swap(CAKE)
- 日本人ユーザーが比較的多く情報共有しやすい
- 仮想通貨やDeFi初心者でも安心して手を出せる
- 取引所の規模も世界屈指
「Pancake Swap」は日本人にもなじみの深いDeFi系の取引所として知られています。発行されている通貨「CAKE(ケーキ)」は日本人保有者も大勢いるため、情報共有もしやすいです。
同時に日本人ユーザーが多いため、仮想通貨やDeFiの初心者にとっても安心して手を出せます。取引所自体の規模が、分散型取引所でも世界屈指の規模になっている点も注目すべきポイントです。
Compound(COMP)
- レンディングサービスを提供する取引所・アプリケーション
- 金利が高いため得られる報酬の高さも期待できる
- 仮想通貨の価値が変動してもスマートコントラクトが保証
「Compound(コンパウンド)」はレンディングサービスを提供するDEX・アプリケーションです。流動性の提供によってお金を稼げる仕組みで、金利も高い傾向にあります。
ユーザー同士でお金の貸し借りもできるとともに、仮想通貨の価値が変動しても貸した元本はスマートコントラクトが回収してくれる点で安心です。預けた通貨量に応じたガバナンストークンももらえます。
Curve Finance(CRV)
- ステーブルコイン同士を交換できる取引所
- 通常の仮想通貨よりも市場変動の影響にさらされずに取引できる
- 独自トークンCRVも発行
「Curve Finance(カーブ・ファイナンス)」は、ステーブルコイン同士の交換ができる取引所です。「ステーブルコイン」は基軸通貨に連動した仮想通貨で、変動幅が少なく安定している特徴を持ちます。
ステーブルコイン取引を扱うため、市場変動の影響を受けることなく安定して利益を出せる点が強みです。また手数料の安さも魅力に数えられます。
なお流動性マイニングを通じて独自トークンCRVを得ることも可能です。
おすすめのDeFi系ゲーム3選
DeFiに慣れるには、NFTゲームを活用する方法もあります。確かに楽しいゲームをしていれば遊びながら覚えられそうですよね。
DeFiの始め方と一緒に慣れられるおすすめのゲームとして、以下の3つがあります。
DeFi Kingdoms
- DeFi・DEXの機能を持ったRPGゲーム
- 処理速度が迅速なHarmonyブロックチェーンを使用
- キャラクターデザインがドット絵風
「DeFi Kingdoms」はDeFiの要素が入ったRPGゲームです。ゲーム内で発生するクエストのクリアを通じて仮想通貨が入手できるようになっています。
ちなみにキャラクターデザインが昔懐かしいドット絵風であるため、一昔前のゲームで育った世代には懐古感さえ味わえるでしょう。
My DeFi Pet
- 育てたモンスターを売って仮想通貨が稼げる
- 独自トークンDPETを利用
- ゲームの新機能・設定などのガバナンス投票に参加できる
「My Defi Pet」はペットとなるモンスターを育成するゲームです。育てたり戦ったりして成長させたモンスターをマーケットで売ることで、仮想通貨を稼げます。
DPETトークンはゲーム内でステーキングを通じて増やしたり、新機能などのガバナンス投票に使えたりします。またミッションクリアなどで新たに入手することも可能です。
Defi Land
- 農場経営を通じて複数の仮想通貨を稼げる
- マーケットで仮想通貨の交換も可能
- LPトークンの生成機能もある
「DeFi Land」はSolanaチェーンに構築された農業シミュレーションゲームです。基本的には野菜や果物を育てて、マーケットで売れた利益を仮想通貨として手に入れられます。
また作物の組み合わせでLPトークンも作れます。農場運営と複数の仮想通貨稼ぎを同時に楽しめるゲームです。
DeFiのメリット4つ
DeFiを活用するのであれば、メリットはぜひ知っておきたいですよね。DeFiに期待できるメリットとして、以下の4つがあります。
透明性の高い取引が期待できる
まずDeFiを活用することで、透明性の高い取引が期待できる点です。DeFiは特定の管理者がいないとともに、ソースコードが公開されています。
そしてソースコードには資産の売買や移動についての情報がしっかり書き込まれている分、証拠能力も強力です。目に見える証拠が残るからこそ、透明性の高さで安心できます。
時間や場所に関係なく誰もが取引できる
またDeFiでは時間や場所に関係なく誰もが取引できるメリットも外せません。管理者がいない分、口座開設に審査がないため、銀行のような建物に行く必要もありません。
加えて審査がないため、貧困に苦しんでいる人でも気軽に使えます。途上国などに住む人も取引に参加できる分、取引所でのやり取りも活発なものになるでしょう。
金融機関経由の取引よりもコストが低い
さらに金融機関経由の取引に比べてコストが低い点もメリットです。従来の金融機関経由の取引では、口座開設や融資で人を介した審査が必要になる分、膨大な人件費が発生します。
しかしDeFiでは管理者が不在であるため、人件費も掛かりません。人件費がゼロになる分、コストや手数料を大幅に安く設定できるため、運営側・ユーザー双方が得られる恩恵は大きいです。
年利が高く莫大な収益も期待できる
最後にDeFiでは年利が高く莫大な収益を期待できます。ステーキングだけでも年利が数%にも上るため、利息も現代日本の定期預金に比べるとずっと高額です。
DeFiでできる稼ぎ方を学んだ上で、通貨の貸し出しや預け入れをうまく活用すれば一獲千金も夢ではありません。
DeFiのデメリット4つ
大金を稼げる可能性があったり全ての人が取引に参加できたりする強みがあるDeFiですが、残念ながらデメリットもあります。
DeFiを活用する際はデメリットをしっかり理解しておくことも大切です。
仕組みが難解で敷居も高い
まずDeFiは仕組みが難解で、敷居も高く感じられる点がデメリットと言えます。DeFiにはカタカナ語が多かったりIT系の専門用語も入っていたりする分、理解するのは楽ではありません。
加えて日本では仮想通貨が広まってきたとは言え、まだまだ多くの人が気軽に使っているとは言えない状況です。DeFiはただでさえ専門用語が多いため、なおさら敷居を高く感じる方も多いでしょう。
価格変動の影響を受けやすい
DeFiは大きく稼げるチャンスがある一方で、価格変動の影響を受けやすい弱点もあります。変動の幅が大きい仮想通貨で取引するシステムであるため、価格の高騰・暴落の両方があり得るためです。
特に初心者の場合はいきなり大金を投入するのではなく、少額で試すところから始めるべきでしょう。
ハッキングや詐欺のリスクもある
DeFiではハッキングや詐欺のリスクもあります。ハッキングについては先ほど見たようにソースコードが公開されているため、悪意のあるハッカーによるトラブルも十分あり得ることです。
またDeFiでは大金が動く場でもあるため、うまい儲け話を持ち掛けてくる人もいます。楽して稼げるようなことを売り文句にしてくることもあるため、十分に注意すべきです。
人為的なミスで資産を失うこともある
DeFiでは人為的なミスで資産を失うことさえあります。特に気を付けたいのが、ウォレットを作成する際に設定するパスワードと秘密鍵の保管方法です。
パスワードと秘密鍵はウォレットの中の仮想通貨の保管では絶対に欠かせません。もし自分のミスで失くしてしまうと仮想通貨の出し入れができなくなるため、事実上資産を失う羽目になります。
自分にしか分からないところで保管するとともに、自分にとっては忘れないような工夫をしながら保管するべきでしょう。
DeFiに欠かせないイーサリアムにおすすめの国内取引所4つ
DeFi自体がイーサリアムをベースに構築された金融システムであるため、イーサリアムを買っておきたい方もいますよね。できれば日本国内の取引所を利用したいでしょう。
日本国内の取引所でイーサリアムの購入に向いているところに、以下の4つがあります。
Coincheck(コインチェック)
- 日本国内で代表的な仮想通貨取引所
- 最低500円から取引できる
- アプリの操作や閲覧のしやすさもポイント
コインチェックはマネックスグループが主要株主の取引所です。扱っている仮想通貨の種類は国内最大級です。
アプリの操作性や見やすさも抜群に良い点でも、初心者に優しいサービスです。
\ 国内ダウンロード数No.1* /
※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ 期間:2019年1月~2023年12月 データ協力:App Tweak
BitFlyer(ビットフライヤー)
- コインチェックとともに国内では知名度のある取引所
- 扱う仮想通貨の幅が広い
- セキュリティが高く安心して利用できる
bitFlyer(ビットフライヤー)もコインチェックと同じく、国内を代表する仮想通貨取引所として知られています。銘柄の数も国内では多い方です。
セキュリティの高さも持ち味になっています。イーサリアムを買っておきたいが安全性が心配という方にとっても安心です。
\ 取引量が国内トップクラス /
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
- イーサリアムなどのアルトコインはレバレッジ取引が可能
- スマホで簡単に口座開設できる
- セキュリティの高さと手数料の安さでもおすすめ
DMM Bitcoinは国内大手のインターネット事業グループ・DMMグループが運営しています。ビットコイン・イーサリアムなど種類が豊富です。
スマホを使って簡単に口座を開けるため、忙しい中でイーサリアム運用したい方にとっても使い勝手が良いです。セキュリティの高さや手数料の安さでも定評があります。
GMOコイン
- 20種類もの仮想通貨の取引ができる
- 手数料が大口出金を除き無料
- 口座開設は24時間受付
GMOコインはインターネット事業大手のGMOグループ運営の取引所です。扱っている仮想通貨は20種類と多く、もちろんイーサリアムも扱っています。
口座開設も24時間受け付けており、最短10分で完了するほど便利です。アプリの操作性にも優れているため、初心者でも不自由を感じることなく使えます。
DeFiのに関する「よくある質問」
DeFiを活用した資産形成・運用を始める際、色々と疑問が湧いてくることもありますよね。最後にDeFiの始め方でよく出てくる質問を取り上げ、お答えします。
まとめ
仮想通貨の世界で注目度や将来性が増しているDeFiの始め方について、特徴や将来性などとともにご紹介しました。管理者がいない分、今まで以上に自由な金融取引ができる強みを持っています。
一方変動の幅が非常に大きいため、大きな損失が出るリスクに対する覚悟も必要です。あまり無理することなく活用すれば、DeFiを通じて着実に資産を形成していけるでしょう。